記事と筆者の信頼性
・難関大学に地理受験で合格した人が記事を執筆
・早稲田大学卒の予備校講師が、さらに分かりやすく編集
・編集者は予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
造山帯とは何?
造山帯というのは読んで字のごとく、「山」が「造られる」場所のことを指します。
そしてこれらの構造を「地体構造」といいます。
造山帯は大きく3つに分けられます。
造山帯の種類
・新期造山帯
・古期造山帯
・安定陸塊
安定陸塊には楯状地(たてじょうち)と卓状地(たくじょうち)があり、問題にも出やすいのでチェックしておきましょう。
>>1ヶ月で早稲田慶應・難関国公立の英語長文がスラスラ読めるようになる方法はこちら
造山帯とプレートテクトニクス
ドイツ人の気象学者・ウェゲナーは昔、地面は「プレート」というものに乗って移動していることを提唱し、のちにいくつかの証拠によって、この説が支持されるようになりました。
その中でプレート同士がぶつかったり、離れたり、すれ違ったりする場所があることが明らかになりました。
これは中学校の理科や高校の地学の授業で習った方も多いはずです。
造山帯というのはこれらと深い関係があります。
>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
新期造山帯
新期造山帯というのは、今まさに造山運動が起こっている場所で、プレートの境界に位置します。
新期造山帯は、環太平洋造山帯とアルプス・ヒマラヤ造山帯の2つが存在します。
この周囲では高い山々が存在し、地震や火山の噴火が発生することがあります。
主な場所は、「環太平洋造山帯」はインドネシアや日本列島、カムチャツカ半島、ロッキー山脈、アンデス山脈。
「アルプス・ヒマラヤ造山帯」はヒマラヤ山脈やアルプス山脈が挙げられます。
ここからでる鉱物資源は石油・銅・銀が有名です。
またヒマラヤ山脈の山の頂上付近では、海底に生息していた生物の化石が見つかることがあり、この山脈が海底から隆起した証拠となっています。
>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
古期造山帯
古期造山帯は、古生代(約5億9000万年前~約2億5000万年前)に地殻変動があった造山帯の事です。
古生代にはこれらの造山帯は、新期造山帯であったと言い換えられますね。
有名な山脈としては、アパラチア山脈やロシアのウラル山脈(ヨーロッパとアジアの境界)が挙げられます。
古生代には、石炭紀という時代があるように、古期造山帯では石炭が多く産出されます。
また造山運動がとまったのが昔であるため、新期造山帯に比べて、低くてなだらかな山脈が多いのも特徴です。
>>偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
安定陸塊
安定陸塊とは、先カンブリア時代(約5億9000万年前より以前)に造山運動があった場所や1度も造山運動を受けていない陸地になります。
安定陸塊は平坦な土地が広がっています。
ロシア卓状地、シベリア卓状地、カナダ楯状地、ゴンドワナランド(昔のゴンドワナ大陸が分裂した名残です。)などが安定陸塊の代表です。
このような安定陸塊では浸食平野が発達しやすく、楯状地には準平原が広がり、卓状地には構造平野が広がります。
卓状地と楯状地の違い
卓状地は昔、海底に存在した時期があり、その上に海底において堆積した平坦な地層があります。
これに対して楯状地は、「盾」を「伏せた」ような地形で、海底になったことがなく、先カンブリア時代の地層がそのままむき出しになっている土地です。
そのため土壌が貧弱で、植物が育ちにくいので、カナダ楯状地では、トナカイの放牧がおこなわれています。
安定陸塊では、豊富な鉄鉱石、金、ダイヤモンドなどが存在します。
ハワイやアイスランドは成因がやや特殊なので、どこにも属しません。
>>偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
地理の造山帯の解説と覚え方のコツ
新期造山帯
新期造山帯で頻出の島、山脈は以下の通りです。
・ニュージーランド
・パプアニューギニア
・インドネシア
・フィリピン
・日本列島
・千島列島
・カムチャツカ半島
・コルディエラ造山帯(アラスカおよびアメリカ西海岸、ロッキー山脈)
・アンデス造山帯(アンデス山脈)
・ヒマラヤ山脈
・アルプス山脈
地震の震源の分布、プレートの位置と動き、石油、非鉄金属の鉱山の分布と照らし合わせて覚えておきましょう。
>>偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
古期造山帯で頻出の山脈
古期造山帯のほうが少ないので、西ガーツ山脈ならびにハマーズリー山脈と古期造山帯に属する山脈以外は新期造山帯にあると思っていいでしょう。
・グレートディヴァイディング山脈
・ペニン山脈
・スカンジナビア山脈
・ウラル山脈
・ドラケンスバーグ山脈
・アパラチア山脈
・アルタイ山脈
・クンルン山脈
・テンシャン山脈(古期造山帯なのに再隆起したため、標高が高いのでひっかけ問題で頻出です。)
古期造山帯では石炭に関する問題が頻出なので、炭鉱の位置と関連性を頭に入れておきましょう。
安定陸塊(卓状地、楯状地)
・シベリア卓状地
・ロシア卓状地
・カナダ楯状地
・ギアナ楯状地
・ブラジル楯状地
・アフリカ楯状地
・アラブ楯状地
・西ガーツ山脈(山脈ですが、鉄鉱石がとれるので安定陸塊。インドの気候に影響。)
・ハマーズリー山脈(鉄鉱石が良く取れるので安定陸塊。)
安定陸塊のポイントは「卓状地と楯状地の違いについて簡単に説明できる」こと。
そして卓状地と楯状地における農業との関連、土壌、鉄鉱石、金、ダイヤモンドの鉱山の分布に着目して覚えておくといいでしょう。
>>偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
地理の造山帯の問題の解き方のコツ
問題の傾向として、よく出てくるのが、地域と標高の問題です。
「ヨーロッパでは安定陸塊が多いため、標高が低く、新期造山帯が多いアジアでは標高が高くなる傾向がある。」という点を覚えておきましょう。
造山帯を覚えるうえで最も重要なポイントは、「それぞれの造山帯でどのような鉱物資源がとれるか」ということ。
造山帯を理解すると、資源の分布について説明できるのです。
基本的な覚え方としては、古期造山帯に属する山脈を覚え、次に新期造山帯の位置を確認、最後に安定陸塊の特徴と山脈の位置を暗記するという流れ。
この流れで攻略していけば、鉱物資源について上手く説明ができるでしょう。
⇒1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
⇒【1カ月で】早慶・国公立の英語長文がスラスラ読める勉強法はこちら
⇒【速読】英語長文を読むスピードを速く、試験時間を5分余らせる方法はこちら
現役の時に偏差値40ほど、日東駒専に全落ちした私。
しかし浪人して1ヶ月で「英語長文」を徹底的に攻略して、英語の偏差値が70を越え、早稲田大学に合格できました!
私の英語長文の読み方をぜひ「マネ」してみてください!
・1ヶ月で一気に英語の偏差値を伸ばしてみたい
・英語長文をスラスラ読めるようになりたい
・無料で勉強法を教わりたい
こんな思いがある人は、下のラインアカウントを追加してください!
筆者は現役時代、偏差値40ほどで日東駒専を含む12回の受験、全てに不合格。
原因は「英語長文が全く読めなかったこと」で、英語の大部分を失点してしまったから。
浪人をして英語長文の読み方を研究すると、1ヶ月で偏差値は70を超え、最終的に早稲田大学に合格。
「1ヶ月で英語長文がスラスラ読める方法」を指導中。
⇒【秘密のワザ】1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた方法はこちら
⇒【1カ月で】早慶・国公立の英語長文がスラスラ読める勉強法はこちら
⇒【速読】英語長文を読むスピードを速く、試験時間を5分余らせる方法はこちら