記事と筆者の信頼性
・難関大学に理系受験で合格した人が記事を執筆
・早稲田大学卒の予備校講師が、さらに分かりやすく編集
・手元に黄チャートを用意して、中身を見ながらレビュー
・編集者は予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
様々なチャート式シリーズがある中で、今回紹介するのは「黄チャート」。
「黄チャートの特徴やレベル」「他のチャート式との違い」「偏差値を伸ばす使い方」の3点を詳しく解説していきます!
黄チャートってどんな参考書?
黄チャートはチャート式の中でも易しい部類に入り、解説がとても詳しい問題集です。
数学は「発想力」に頼り切るものではなく、「典型的なパターン」で解ける問題が多いです。
典型的な解法パターンや、受験に必要な定理・事実が幅広くカバーされているのが「黄チャート」です。
下の写真のように、基本事項を確認してから例題を解くという流れになっています。
黄チャートは解説が詳しい
黄チャートは下の写真のように、解説だけでもかなりのボリュームになっています。
初中級者の人は詳しい解説を読んで、深く理解しながら、楽しく数学を勉強していくことが大切です。
解説が詳しい黄チャートはニガテ意識を作りにくいので、とてもおすすめです。
解説があまり詳しくない参考書だと、消化不良な感じで勉強が進んでしまって、数学が嫌いになってしまうこともありますからね。
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「補足」で少し難しい内容も
黄チャートには下の写真のように、「補足」の項目が用意されています。
補足の項目では少し応用的な内容が解説されているので、ぜひ勉強してみてください。
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黄チャートのレベル/難易度
チャート式には様々な種類がありますが、大まかにレベル分けをすると下の図のようになります。
黄色チャートのレベルは教科書~日東駒専や産近甲龍の合格レベル。
そして共通テストを十分に解けるようになる難易度です。
MARCHや関関同立レベルの基本的な典型問題にも、ある程度は対応できるようになります。
偏差値でいえば60くらいまでは狙えるようになるでしょう。
問題数が多い分、1冊をきちんと固めれば、基礎はガッチリと固まります。
少し難しい問題集の解説を読んだ時に、「ああ、この解き方ね」と理解しながら理解できるようになるでしょう。
黄色チャートから勉強を始め、旧帝クラスに合格した人もたくさんいます。
早慶上智、東大京大東工大といった難関大学を目指す人にとっても、基礎固めに黄チャートはとても効果的です。
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取り組むうえで必要なレベル
黄チャートは基礎レベルとは言え、中学生レベルの内容はカバーされていません。
黄チャートはあくまで問題集なので、アウトプットするための前提知識が必要です。
問題を解いて解説を読んでみて難しければ、少し戻って中学生レベルから復習しましょう。
黄チャートよりも易しい問題集である、「白チャート」もおすすめなので、こちらに取り組んでみるのも良いですね。
これまで数学を勉強して、思ったように偏差値が伸びないという人にも、黄チャートや白チャートはおすすめ。
基礎が抜けている状態で応用問題に取り組んでいると、逆に遠回りになってしまって成績が伸びないケースが多いです。
まずは黄チャートや白チャートで、本当に基礎に抜けがないかを確認してみましょう。
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黄色チャートのデメリット
ここまで黄チャートのメリットをたくさん伝えてきましたが、あえてデメリットも紹介していきます。
一番のデメリットは「問題数がかなり多い」こと。
数学が苦手な人にとっては、これだけ分厚くて問題数が多い参考書を見ただけで、嫌になってしまうかもしれません。
例題だけでも完璧に固めるためには、強い根気をもって取り組んでいく必要があります。
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黄チャートの使い方&勉強法
ステップ①まずは基本事項の確認
まずは各章の冒頭の「基本事項」を確認しましょう。
問題を解いていくうえで必要な、重要な知識がまとまっています。
黄チャートで成績を伸ばすためには、「丸暗記」ではなく「深く理解する」ことがとても大切です。
その場しのぎの丸暗記では、初見の問題を解けるようにならないので、自分で理解して論理的に回答できるようにしましょう。
深く理解して覚えた「解法」を1つずつ追加していくことで、幅広い問題に対応できるようになり、応用問題にもつながっていきます。
ステップ②例題を解こう
超重要な要素が含まれている「例題」を解いていきます。
例題だけでも完璧になれば、目に見えて偏差値も伸びます。
黄チャートは問題数が多いですから、最初から手を広げるよりも、例題を徹底的に固めた方が良いです。
例題を解くうえで重要な、3つのポイントを紹介しましょう!
3つのポイント
①紙に書いて自分で回答を作る
②解説をじっくり読む
③解答を再現できるようにする
①紙に書いて自分で回答を作る
数学において大切なのは、自分でペンを動かして解答を作ってみること。
最初はペンが動かなくても、自分で考えて回答を作ることが大切です。
日ごろから回答を作るトレーニングをしていないと、入試本番では絶対に、回答を書き出すことができません。
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②解説をじっくり読む
黄チャートは下の写真のように、例題1つ1つに対する解答・解説がとても詳しいです。
例題が解けなかったとしても、解説をじっくりと読んで理解することが大切です。
自分の考え方とは違うケースもあるかもしれませんが、解答を作るうえでのポイントがたくさん詰まっています。
なぜ最初の式が立ち、次の式に変形されるのか、模範解答の論理を理解してください。
「なぜこの公式が使えるのか」、「この公式はどこから導かれたのか」を理解することが大切で、丸暗記ではいけません。
理解できない時はインターネットで調べる、先生に聞くなどして補強しましょう。
例題の解説の論理を1つ1つ理解していけば、成績は確実に伸びていきます。
初めのうちは時間がかかって大変だと思いますが、徐々にスピードも上がっていくでしょう。
逆に最初からスピードを意識して雑な理解で進んでしまうと、後から取り返しがつかなくなってしまいます。
③解答を再現できるようにする
この作業が最も大切で、自分が学んだ解答プロセスを、ノートの上で再現してください。
解答を再現する中で自分の理解を確認できますし、何より大学入試における記述試験でも、一度再現して書いた経験が活きてきます。
たとえば数IIであれば、「領域に境界線が含まれるかどうか」というようなことは多くの受験生が意識しておらず、忘れてしまいがちです。
チャート式の解答の再現を通して、ポイントを身体に覚えこませていきましょう。
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ステップ③Practiceへ進む
例題が完璧に固まったら、類題である「Practice」へとステップアップしましょう。
例題で理解した内容を駆使して、初見の類題を解く力を試していきます。
解説を理解するだけでなく、自力で問題に解けるようにならなければいけませんからね。
解けなかった場合はもう一度、例題を確認して理解を深めてください。
ステップ④Exercisesを解く
各項目の最後にある「Exercises」を解いて、総復習をしましょう。
例題や類題を解いて学んだことが、自分のものになっているかを確認していきます。
Exercisesがあまりに解けない場合は、該当の項目がニガテな可能性があります。
例題の復習はもちろんのこと、他の参考書を勉強するなどしてニガテを克服しましょう。
ステップ⑤実践問題でゴール!
最後に実践問題で、黄チャートの総復習をしましょう。
ここまでで学んだ内容を通して、実践的な問題を解けるかを確認していきます。
「問題が解ける!」という感覚がつかめると、勉強が楽しくなっていくはずです。
「これからもしっかり勉強して、解ける問題を増やそう!」というモチベーションになりますからね。
例題は何周も復習しよう
黄チャートを最後まで終えてからも、例題は何周も復習するようにしましょう。
ミスをした例題や、ニガテな例題にはチェックをつけて、重点的に復習してください。
例題は基本で超重要ですから、入試本番でも類題が出題されます。
これから応用問題へとステップアップしていくうえでも、土台になる部分ですので、絶対に頭から抜けないようにしてください。
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黄チャートの使い方&勉強法まとめ
黄チャートは受験の数学の「登竜門」となる1冊で、この参考書を1冊固められるかどうかで、結果が大きく変わります。
「数学が得意な受験生」と評価されるようになる最初のステップなので、徹底的に鍛え上げていってください。
そして「黄チャートを1冊完璧にした」という自信と成功体験をもとに、どんどんステップアップしていきましょう。
ポイント
・受験数学の基本を固められる参考書
・解説がとても詳しく、問題数も多い
・まずは例題を完璧にすることが最優先
・解答プロセスを再現できるようになろう
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