ウィーン体制とは?
ウィーン体制とは、1816年から1848年ころまで続いたヨーロッパの国際秩序。
この時期は19世紀世界史を攻略する上で最も大事な時期です。
新たな国側成立したり、大きな革命が起きたり、沢山の登場人物が出てきて本当に勉強に行き詰まる場所です。
今回はこの難しい時期をどのように勉強していけばいいのか、お伝えしていきましょう!
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ウィーン体制を学習する前に
ウィーン体制を学習する前には、してほしい作業があります。
それはこの時期の少し前に起こったフランス革命とナポレオン戦争をきっちりと学習してほしいのです。
ウィーン体制を簡単に説明すると、フランス革命とナポレオン戦争で揺らいだヨーロッパの王家の権利をフランス革命以前に戻してもう一度輝かせよう。
という体制。
フランス革命やナポレオン戦争でヨーロッパがどのように変化したのか。
これをしっかりと理解しないと、先へは進めません。
ではフランス革命やナポレオン戦争でヨーロッパはどのように変わったか。
これを簡単に説明すると、王家に支配されていた市民が権利を主張し立ち上がった。
そして王家を打倒したフランス革命。
ヨーロッパに「国民」という概念を植え付けたナポレオン戦争と言ったところです。
この2つの概念をぶち壊し、再び王家の支配を復活させようとししたのが、ウィーン体制です。
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ウィーン体制の対策&勉強法
対策&勉強法①各国の王家が取った行動をおさえる
ではこの複雑怪奇なウィーン体制どのように勉強していけばよいのでしょうか。
まずは上記の通り、フランス革命からナポレオン戦争を学習しましょう。
その過程で、どの国にどの王家があり、どのような行動を取ったか、これをしっかり把握してください。
具体例を上げれば、フランスのブルボン家はフランス革命で一体滅んでしまいました。
ではロシアは?オーストリアは?といった風に覚えてください。
次に、ウィーン体制の方針を決めたウィーン会議の概要をしっかり抑えましょう。
これも簡単に説明すると、「王家を復活させ民族自決を防ぐ」こと。
もっと噛み砕いて言うと、「王様が支配するよ。国民だけで国をやっていくなんてまだ早い。
国作ろうとしたら邪魔するからね」これがウィーン会議の方針です。
必ず覚えましょう。
このウィーン会議の中心にいた人物、それがオーストリア宰相のメッテルニヒです。
ウィーン体制はこのウィーン会議が開かれた1815年から彼が失脚する1848年までの体制です。
彼はミスターウィーン体制と呼ぶに相応しい人物です。
さらに受験生諸君が覚えるべきウィーン会議に出席した人物はもう一人います。
正統主義を唱えたフランス外相タレーランです。
正統主義とはまさに上で説明した王家が人々を支配する体制ですね。
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対策&勉強法②ウイーン会議で具体的に決まった事を確認
さて、人物を覚えたら次にやることはウィーン会議で具体的になにが決まったかを見ていくことです。
一番重要なのはどの地域がどの国の領土になったかを地図を使って確認していくことです。
具体例を上げると、現在はイタリアの大きな都市であるナポリはブルボン家の領土、つまりフランス領です。
このように細かい部分までしっかり確認しておきましょう。
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対策&勉強法③ウイーン体制下で起きた出来事を確認
最後にウィーン体制下で起きた出来事を覚えていきましょう。
あまり細かいことまで書きすぎると長くなってしまうので、概要だけ。
まずこの時期のイギリス、フランス、ドイツ、オーストリア、ロシアで何が起きたかをしっかり把握しておきましょう。
5国は五国同盟を結成し、ウィーン体制の理念を追求していく中心メンバーです。
5国に何が起きたのかしっかり確認をお願いします。
次にウィーン体制下で起きた6つの民族自決を目標とした反乱を覚えましょう。
その内2つは成功4つは失敗と覚えるのです。
具体例はギリシャの独立です。
先程から使用している民族自決という言葉はその国民が自ら国を作り政治を行うことです。
現代では当たり前のこの概要、実はナポレオン戦争までは、スタンダードでは無かったのです。
ヨーロッパ人々はナポレオンに支配されることにより、俺たちはフランス語を使うフランス人ではない、○○国民だ!と自覚するわけです。
そして上記の通りウィーン体制ではこの概要潰そうとするわけですが、ギリシャ国民が当時支配されていた王家オスマン帝国から独立し、ギリシャ国民の国を作ろうとする動き、これを止めることには失敗しているのです。
このギリシャのように王家の支配から独立し、国を作ろうとした地域が6つあります。
どこが失敗してどこが成功したか、しっかりと抑えましょう。
ウィーン体制の勉強法のまとめ
ウィーン体制を勉強する上で抑えるべきところを説明してきましたが、まとめると
フランス革命が起こり王家から自由を市民が手に入れる
ナポレオン戦争が起こり、民族自決風潮が生まれる
上の二つを否定するための体制を決める
その会議ウィーン会議であり、その後の体制をウィーン体制と呼ぶ
この流れしっかりと覚えて、最終的にウィーン体制どのように終焉を迎えたのか、ここまでの知識をしっかり頭に入れれば、確実な得点源となってくれるでしょう。
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