記事と筆者の信頼性
・難関大学に理系受験で合格した人が記事を執筆
・早稲田大学卒の予備校講師が、さらに分かりやすく編集
・手元に白チャートを用意して、中身を見ながらレビュー
・編集者は予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
超有名な数学の参考書「チャート式」シリーズの中で、ここでは白チャートを深堀りしていきましょう。
「白チャートの特徴とレベル」「他のチャート式との違い」「偏差値を伸ばす使い方」の3点を詳しく解説していきます!
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目次
白チャートってどんな参考書?
学校で配られるケースも多い、超有名な数学の参考書「チャート式」シリーズ。
これまで一体どれだけの人が、チャート式シリーズで成績を伸ばしてきたことでしょうか。
そんなチャート式の中でも、白チャートは白・緑・黄・青・赤という5種類の中で最も易しいレベル。
他のチャート式と比べても最も解説が詳しく、数学が苦手な受験生にも理解しやすくなっています。
下の写真のように、「Let's Start」という項目で、最初に単元を深く学べます。
青チャートなどレベルが高いチャート式は、どんどん問題を解いていけるよう、問題数が多い分、解説が少なくなっています。
白チャートはその逆で、問題数を絞って解説をより厚くしています。
数学が苦手な人には「1冊のチャート式を完璧にできた」という成功体験がポイントになるので、ぴったりですね。
コラムが充実している
Let's Startの単元の解説だけでなく、コラムもたくさんあり、数学の理解を深められます。
★ここで整理
★Lecture
★Chart&Guide
コラムも含めて初心者向けに詳しく解説してくれるのが白チャートの一番のメリットです。
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定期試験の対策にも
白チャートは学校で配られるケースも多く、下の写真のような「定期試験対策演習コーナー」が用意されています。
定期テストで出題されるような、基礎的な問題を実践的に演習できます。
もちろん定期テスト対策でなくても、これらの問題を完答できるようにすることはとても大切です。
白チャートのレベル/難易度はどれくらい?
チャート式は色々なレベルがありますが、まとめると下の図のような形になります。
白チャートは基礎からスタートして、旧センター試験/大学入学共通テストで7割を取れるレベルまで目指すことができます。
基礎だけで共通テストで7割ほど取れてしまうわけですから、大学受験において基礎がいかに大事かということがわかっていただけるでしょう。
「時期はいつから白チャートを勉強すれば良いですか?」という質問も良く頂きますが、高校1年生、高校2年生の人であっても十分に取り組めます。
基礎固めが何よりも大切
青チャートから始める受験生も多いですが、大学受験は「基礎の基礎から1つの穴もなく固めていくこと」が本当に大切です。
白チャートを飛ばした受験生の、はたして何割が白チャートで扱っている問題を全問正解できるでしょうか?
受験生の多くが、応用問題が解ける方が偏差値に直結すると思い、基礎をおろそかにしてしまいがちです。
基礎固めが重要な理由
難しい問題や出題されやすい問題を解けるようになることよりもまず、「受験生ならだれでも解けるであろう問題/解けなきゃいけない問題」を確実に抑えることが最優先。
基礎問題をしっかり完答した上で少し難しめの問題でも得点し、余裕があれば難問にもアタックすることで、他の受験生に差をつけていくのです。
ここで基礎中の基礎のような誰でも解けるべき問題をとりこぼしてしまうと、逆に差をつけられてしまい、合格が遠のいてしまいます。
だからこそ白チャートで、基礎を徹底的に固めていきましょう。
青チャートなどの難しい参考書へステップアップしていくのは、白チャートが完璧に固まってからでも遅くありません。
東大医学部や京大、早稲田慶應といった難関大学を目指す受験生であっても、まずは白チャートに取り組みましょう。
※もちろん他の参考書で白チャートレベルの基礎固めが終わっていて、「青チャートを解いてみたら全然できた!」という場合は、そのまま進めていって構いません。
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白チャートに取り組む前に
白チャートは確かに解説が詳しいですが、目的は「アウトプット」。
白チャートで数学をゼロから学ぼうとすると、かなり苦しいでしょう。
白チャートが難しい、解説を読んでもわからないという場合は「沖田の数学I・Aをはじめからていねいに」など、数学の講義をしてくれるタイプの参考書で、一通り数学を学びましょう。
講義タイプの参考書では語り口調で数学を教えてくれるので、楽しみながら学べます。
理解を深めてから白チャートでアウトプットを積み重ねていけば、回答力をが大きく伸びていきます。
もちろん学校や予備校の授業でしっかり理解しながら、白チャートでアウトプットしていくという形もOKです。
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白チャートの使い方&勉強法
おおまかなステップ
①「Let's Start」を読み、章の概要を理解
②「基礎例題」を解く(初見で解けなくてもOK)
③「模範解答」を読み、ミスした原因を分析
④「Lecture」で更に深く理解
⑤「EX」で類題に初見で解けるように挑戦
⑥「ここで整理」で章全体を総復習
まずは例題を完璧に!
各章の内容を理解し、例題を完璧にすることを一番に考えてください。
例題だけでも完璧にすることができれば、偏差値も目に見えて伸びていきます。
それから類題や総復習に取り組むことで、さらに力が磨かれていきます。
問題数はすべて合わせると800問以上になりますが、1歩1歩取り組んでいきましょう。
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ミスした問題には必ずチェックをつけよう
ミスをした問題には必ずチェックをつけて、何周も解きなおしてください。
ミスをした問題はニガテな部分なので、これでもかというくらい繰り返し復習しないと、入試本番でも同じミスをしてしまう可能性があります。
チェックをつけておかないと、2周目以降も大量の問題を解かなければいけなくなり、効率が悪くなってしまいます。
白チャートレベルの問題は入試本番で絶対に落とせないので、ニガテな問題をピンポイントで復習して、徹底的に鍛え上げてください。
模試の前などにも定期的に復習して、絶対にミスしないように定着させましょう。
苦手な分野を補強しよう
白チャートに取り組んでいてミスを繰り返した分野は、あなたのニガテな分野です。
白チャートを完璧にするのはもちろんですが、苦手な分野は他の問題集の類題も解きましょう。
基礎レベルでニガテを放置してしまうと、進んでいくにつれて取り返しがつかなくなってしまいます。
スタートの時点で全ての分野のバランスを整えられるよう、ニガテな分野の補強が大切です。
「基礎を押さえられていないからわからない」だけなのを「自分にはこの分野の問題はニガテなんだ」と思い込んでしまうのは、とてももったいないですからね。
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白チャートが終わったら次は?
白チャートが終わってすぐに上のレベルに行くのではなく、センター試験の過去問を解いておきましょう。
3年分ほど解いてみて、どの分野がニガテなのか、そして白チャートの勉強で甘さは無いか分析していきます。
ここで見つけたニガテや反省をもとに、もう一度白チャートを復習して、完璧に固めましょう。
センター試験で6割~7割ほど取れるようになったら、次のステップへ進んでいきます。
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復習はずっと続ける
白チャートが完璧になって先へ進んでいっても、定期的に必ず復習するようにしてください。
特にミスをしてチェックがついている問題は、入試本番まで確認するようにしましょう。
受験は基礎が本当に大切なので、とにかく基礎が抜けないように気を付けて、さらに力を伸ばすようにしてください。
基礎の土台が固まったまま、どんどん難しい内容が追加されていけば、自然と成績は伸びていきます。
次におすすめの参考書
緑チャート
共通テストの本格的な対策をするのであれば、緑チャートがおすすめ。
共通テストレベルの問題や、共通テストを想定した類題をたくさん解くことができます。
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青チャート
一般入試に向けた対策をするのであれば、青チャートがおすすめ。
白チャートよりも難易度が上がりますので、ついていけない人もいるかもしれません。
難しいと感じた場合は、ワンランク上の講義形式の参考書で、数学の理解を深めましょう。
必要な知識をインプットしてから取り組めば、青チャートも怖くありません。
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過去問演習も大切
白チャートの内容で過去問が解けるようであれば、過去問にも積極的に取り組んでいきましょう。
まだ実力が足りないと感じたら、青チャートなどの別の参考書で力を鍛えてください。
スタートは白チャートだったとしても、最終的に志望校の過去問で合格点を取ることを目指しましょう!
白チャートの使い方&勉強法まとめ
ここまでお伝えした内容を最後に、箇条書きで復習しましょう!
ポイント
・解説が詳しい、初心者向けのチャート式
・大学受験は基礎の基礎が、本当に大切
・全ての問題に、根拠を持って答えられるようになろう
・ミスした問題はチェックをつけて、何周も復習
・先へ進んでも、定期的に白チャートを復習しよう
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