早稲田大学の受験生は、都市伝説のごとく「得点調整」、「成績標準化」の噂を耳にすると思います。
・早稲田は得点調整があるから、本当の合格点は全然高いらしい
・成績標準化で、点数を一気に落とされるらしい
そんな恐ろしい噂を耳にして、不安になってしまう人も多いでしょう。
私も受験生の時はとても不安で、得点調整に関する情報を徹底的に調べました。
そしてたくさんの人の得点開示データと平均点から、「得点調整の計算式」を分析しました!
記事と筆者の信頼性
・筆者は模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格
・開示されている様々なデータをもとに、得点調整を分析
・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
不安にならないために、一番大切なのは「正しい情報を知る」ことです。
どのような計算方法で得点を調整しているのかを知ることで、噂に流されて不安になることもなくなるでしょう。
ここで早稲田大学の得点調整の正しい知識を知り、不安なく、勉強に集中していきましょう。
>>偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら!
目次
そもそも早稲田大学の得点調整・成績標準化って何?
成績標準化というのは本来、選択科目ごとの難易度のバラツキを調整し、不公平をなくすために行われています。
例えば日本史の平均点が20点で、政治経済の平均点が10点だったとします。
この場合、日本史の方が問題が簡単で、政治経済の問題の方が難しかったという事になりますよね。
それなのに日本史の得点と、政治経済の得点を同じように計算してしまったら、政治経済の受験生は不利になってしまいますよね。
そんな不公平をなくすために、問題の難易度を考慮し、計算してくれるのが「得点調整・点数標準化」なのです。
「得点調整・点数標準化」はあなたの敵ではなく、公平に実力を測定してくれる、サポート役なんですね。
>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
早稲田大学の得点調整・成績標準化の計算式
では早稲田大学の、「得点調整・成績標準化」の計算方法を見てみましょう。
もちろん計算方法は大学の重要な秘密情報ですから、明らかにはなっていません。
しかし受験生の得点開示データをもとに、何度も計算し、公式を出しました。
過去に受験生の試験結果を見て、「この難易度と、この点数だと調整も考えておそらく補欠だろう」と予測し、本当に当たったこともあります。
多くのデータをもとにしているので、ぜひ参考にしてくださいね。
得点調整の式
(素点-平均点)×0.25+(素点-平均点)+満点の半分の点数=標準化後の点数
これが私が予備校講師として長年かけて編み出した、早稲田大学の、「得点調整・成績標準化」の計算式です。
ケース①
例えば50点満点で、30点も取れた!
それでも平均も30点だった場合。
実際は受験生の中で、ちょうど真ん中の得点になりますよね。
ですから得点調整を行うと
(30-30)×0.25+(30-30)+25=25
50点満点中25点で、ぴったり真ん中になるんです。
ケース②
50点満点で、平均が15点だった場合。
数学の難易度が高かった時に、平均点がこれくらい低いケースがあります。
半分の25点しか取れなくても、平均が15点であれば、
(25-15)×0.25+(25-15)+25=37.5
8割近くも得点できたことになります。
問題の難易度が高く、平均点が低ければ、調整後の点数も上がりやすくなります。
また平均点から、得点が大きく離れている場合、さらに調整が入っているというデータもあります。
例えば平均点よりずっと高い点数を取っていれば、上記の計算式より、数点ボーナス点が入っていたり。
平均点を大きく下回ってしまうと、さらに点数を引かれてしまったり。
これはおそらく「突出した能力のある受験生を取りたい」という一方で、「1つの教科が致命的に出来ていない場合、合格基準に満たない」という大学側の考えがあるのだと思います。
>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
なぜ調整後に点数が下がると言われるのか
先ほどお伝えした計算式ですと、「平均点が50%を超えていた場合、点数が下がりやすい」「平均点が50%を下回っていた場合、点数が上がりやすい」ということになります。
例えば50点満点で平均点が30点ですと、30点を取った場合に「ちょうど平均」ですから、25点になります。
この場合は5点引かれてしまっていますから、平均点が高いと得点調整後に点数が落ちてしまうことが分かります。
これを踏まえて、調整後に点数が下がる理由は「早稲田大学の平均点は5割強~7割ほどであるケースが多い」からです。
基本的には平均点が50%を上回ることが多いので、調整後に点数が落ちてしまうケースも多くなります。
ですから「早稲田を受験すると、調整で点数が落とされる」という解釈は、間違いではありません。
早稲田の平均点と合格最低点を見る方法
早稲田大学の合格最低点は、赤本やインターネットでも公開されています。
平均点については、早稲田大学の公式ホームページに記載されています。
早稲田大学から出ているデータですから、間違いなく正しいデータです。
英語長文が読めないと合格は絶望的
平均点を大きく下回ってしまうと、かなり不利になってしまう事が分かっていただけたでしょう。
英語長文は配点が高いうえに、長文が読めないと関連する設問がほとんどわからないと言うケースがあります。
つまり早稲田の難しい英語長文をしっかりと読めないと、英語の平均点を大きく下回ってしまい、不合格になってしまう可能性が高いんです。
特に文系の受験生は、英語の配点が高いケースが多いですから、英語長文が合否を左右するといっても過言ではありません。
早稲田大学に合格するためには、配点が高く差がつきやすい英語長文に力を入れて勉強するよう心がけてください。
私が研究した「英語長文の読み方」を下のリンクで公開しているので、ぜひご覧ください。
>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら!
早稲田大学の得点調整・成績標準化まとめ
早稲田大学の得点調整・成績標準化について理解が深まり、不安も無くなったと思います。
ここまでデータからわかるように、得点調整・成績標準化というのは必ずしもあなたの点数を落とすわけではないのです。
一方で「赤本の合格最低点を取っても合格できないケースも多い」ということは、忘れてはいけません。
日ごろから得点調整のことは頭に入れたうえで、合格点を取れるように対策していきましょう。
ポイント
・早稲田大学の得点調整・成績標準化は、選択科目の不公平をなくすためのもの
・式は(得点-平均点)×0.25+(得点-平均点)+満点の半分の点数=標準化後の点数
・平均点から大きく離れると、さらに得点が足されたり、引かれたりすることがある
・平均点が高い分、基本的には点数が落とされることが多い
・平均点が低い場合は、調整後に点数が大きく上がるケースもある
⇒1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
⇒【1カ月で】早慶・国公立の英語長文がスラスラ読める勉強法はこちら
⇒【速読】英語長文を読むスピードを速く、試験時間を5分余らせる方法はこちら
現役の時に偏差値40ほど、日東駒専に全落ちした私。
しかし浪人して1ヶ月で「英語長文」を徹底的に攻略して、英語の偏差値が70を越え、早稲田大学に合格できました!
私の英語長文の読み方をぜひ「マネ」してみてください!
・1ヶ月で一気に英語の偏差値を伸ばしてみたい
・英語長文をスラスラ読めるようになりたい
・無料で勉強法を教わりたい
こんな思いがある人は、下のラインアカウントを追加してください!
筆者は現役時代、偏差値40ほどで日東駒専を含む12回の受験、全てに不合格。
原因は「英語長文が全く読めなかったこと」で、英語の大部分を失点してしまったから。
浪人をして英語長文の読み方を研究すると、1ヶ月で偏差値は70を超え、最終的に早稲田大学に合格。
「1ヶ月で英語長文がスラスラ読める方法」を指導中。
⇒【秘密のワザ】1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた方法はこちら
⇒【1カ月で】早慶・国公立の英語長文がスラスラ読める勉強法はこちら
⇒【速読】英語長文を読むスピードを速く、試験時間を5分余らせる方法はこちら