早稲田大学商学部の世界史で合格点を取る対策&勉強法
早稲田大学商学部の世界史の傾向
問題構成については大問4題、小問が50題です。
試験時間は60分ですので、1題あたり約1分強という計算になります。
とは言え、論述問題には相応の時間が必要ですので、それ以外の49題は1分弱で解答しなければなりません。
問題形式は次の通りです。
100字の論述問題が1題、語句記述が13題となっていいます。
残りは正誤問題が20題、記号選択問題が13題で例年安定しています。
選択問題のうち、年代整序が1~3ほどで必出です。
出題される地域は、欧米に比重がかかっています。
さらにアメリカ史が頻出するのが特徴です。
ただし、大問で中国史が頻出で、小問では欧米と中国以外の地域も幅広く出題されますので注意してください。
時代については古代から現代まで幅広く出題されますが、大問で現代史、それも直近の出来事まで出題されることがあります。
分野別では学部の性格上、経済史が多く出題されます。
難易度としては、教科書レベルを超えた難問が散見されます。
ただし大半は教科書内容の応用レベルで、全体として難易度は高めです。
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早稲田大学商学部世界史の対策&勉強法
対策&勉強法①通史を何度も繰り返してから実力の確認をする
商学部は、同じ早稲田でも政治経済学部、法学部に次いで世界史の難易度が高い学部です。
基本的には通史を何度も繰り返し、まんべんなく覚えていくことが重要になります。
通史の因果関係を確認した後で各語句の確認をしていきましょう。
通史の実力を確認するには、早稲田大学の過去問の中でも文学部と文化構想学部が最適です。
文学部と文化構想学部は商学部よりも難易度が低く、論述問題はありません。
さらに出題範囲があまり偏っておらず、古代~現代まで全地域から出されています。
7~8割の得点を目指して通史をある程度完成させておきましょう。
ここで同時に早稲田大学の出題の癖にも慣れておくことができます。
それが済んだら具体的な商学部の対策に移行しましょう。
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対策&勉強法②論述問題は現代史と経済史に注意
事項・事柄の内容説明や歴史的意義を問う設問が多いですが、時事問題をからめた問題が出題されることがあります。
上記のように、アメリカ史が出題されることもしばしばです。
たとえば、2017年度大問4下線部14「1970年代の世界的な経済危機」がそうです。
現代史もアメリカ史も学習が手薄になりがちなので注意しましょう。
続いて経済史です。
商学部だけに経済史がよく出題されますが、これは意識して対策をする必要があります。
教科書レベルの問題がほとんどであっても、経済史のみを抜粋されると解きにくいものです。
特に早稲田では同時代別地域や同地域別時代と関連付けて問題が出されることが多いので、経済史に特化した関連付けと整理をしておかなければならないからです。
論述問題対策としては、まず通史を現代まで学習を終わらせることです。
古代からじっくりと学ぶあまり現代がおろそかになってはいけません。
近現代は早稲田の他の学部でも重要なのでしっかりおさえるようにしましょう。
基本は教科書ですので本文をよく読むのはもちろんですが、側注または脚注、写真や地図・図版のキャプションにも目を通しておいてください。
資料集に載っているような地図や写真は大きなヒントになります。
そのとき、図の年代や関連史実・人物も一緒に覚えておきましょう。
次いで簡潔に要点をまとめて100字以内で収める訓練をすることです。
そのために100字程度の論述問題を数多くこなしましょう。
100字のボリュームに慣れておくことが大切です。
とくに字数超過には気をつけてください。0点にされるかもしれません。
100字は意外と短いもので、だらだらと書いているとすぐに制限がかかってしまいます。
文字数短縮のための言い回しはもちろん、テーマごとに書かなければならない重要事項は決まっていますので、そこを押さえられるように練習しましょう。
100字問題は理解度がもろに現れてきます。
かつ、他の受験生と差が付きやすいポイントです。
対策をすればコンスタントにとれるようになりますので、1日1題は解くようにしましょう。
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対策&勉強法③正誤問題・語句記述はきめ細かな学習を
上述しましたように、正誤問題は全50題中20題と比率が高く、そのうえ難問が出題されることがあります。
とくに文化史では難問が出題されます。
たとえば、2017年大問2問K「スコットランドを代表する学問や技術」を問う設問、大問3問F「カリフォルニアに関する説明」がそうです。
文化史も学習が手薄になりがちですので、学習を怠らないようにしましょう。
作品名と作者を覚えるだけでなく、どの時代のどの出来事に結び付いているのか、同時代のほかの地域では何があったか等も整理しておくと良いです。
語句記述問題についても、やや詳細な設問が出題されることがあります。
たとえば、2017年大問4空欄2「カント」・空欄3「クーデンホフ=カレルギー」がそうです。
とは言え、大半は教科書レベルの出題ですので、それを取りこぼさないようにしましょう。
こちらも本文だけではなく、側注または脚注、写真・図版のキャプションもきちんと読み込んでおかなければなりません。
特に細かい事項が出題される文化史については写真や図は問題の前提だけでなく、大きなヒントにもなります。
資料集を読み込んでおくと強いでしょう。
また、語句を間違って覚えないように、何より本番では間違って書かないように、日頃から訓練しておいてください。
漢字の書き間違いは即×ですので注意しましょう。
中国史は特に「漢字」が鍵です。
教科書や参考書を読むだけでなく、実際に書いて漢字に慣れておくことをオススメします。
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対策&勉強法④整序に慣れておこう
年代整序は、解くのにどうしても時間がかかります。
2013年度に3題出題されましたので要注意です。
年号は覚えなければなりませんが、出来事がどのように起こったかという流れをまず把握しておきましょう。
歴史はストーリーです。
何か重大な出来事が起こる時には必ず理由があります。
その因果関係は、試験問題でも問われやすいところです。
事項を学習するとき、語句の丸暗記ではなく、前後関係もおさえておくことです。
関連がわからなくなったらすぐに教科書に立ち返って確認しましょう。
手間はかかりますが論述にも役立ちますので、やってみてください。
対策&勉強法⑤時事問題に目配りしておこう
2017年度大問4のように、直前2016年のイギリスのEU離脱を受けたと思われる出題がなされることがあります。
ただし、EU自体は2002年度と2014年度にも出題されていますので、テーマとしては頻出です。
また、2017年度大問3問L「カリフォルニア州に本拠を置いていない会社」のように、一般教養の問題では、というような設問が出されることもあります。
日頃から、新聞やニュース番組に触れておくようにしましょう。
その年に話題になったこと自体は出題されずとも、その国や地域、出来事に関連する内容がテーマにされることもあります。
大きな出来事だけでもいいので、頭に入れておいて損はないでしょう。
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対策&勉強法⑥苦手分野をつくらないようにしましょう
上記しましたように、欧米史に比重のかかった出題傾向にあります。
とはいえ、中国史は必出ですし、2017年度は出題がなかったもののイスラーム史や東南アジア史が出題されることもありますので、抜けのない学習が必要です。
繰り返しますが、現代史と文化史は後回しになりがちです。
しかし、ここの比重が大きい年もありますので手薄にならないよう注意です。
通史は早めに終わらせるなど、計画的に学習するように心がけてください。
過去問を解くことがとても重要です。
勉強の筋道を立てるにも、その問題傾向をつかまなければなりません。
戦う前には敵をよく知っておきましょう。
上記のEUもそうですが、2016年度大問3問F「アメリカ連合規約」の設問は2013年度大問3問Fにほとんど同じでした。
さらに、商学部はもちろんのこと他学部の過去問もできる限り解くようにすると良いでしょう。
多少難易度に差はありますが、早稲田は問題の出し方が似通っています。
世界史の問題に関しては政治経済学部や法学部はやや難易度が高めですので、余裕があれば挑戦してみると良いでしょう。
また直前の対策として、商学部以前に試験が実施された学部の問題を入手して解くことも有効です。
似たような問題が出題されることがあります。
本年度は商部の試験日が2/21ですから、文化構想学部(2/12)と国際教養学部(2/13)、法学部(2/15)、文学部(2/17)、人間科学部(2/18)、教育学部(2/19)、政治経済学部(2/20)の問題を解くことが可能です。
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