筑波大学の世界史の傾向と難易度
全体的な出題傾向として、時代区分は古代史〜近現代史までまんべんなく出題されています。
古代・中世・近代・現代から1問ずつの年も多く、バランスよく出題されているといえるでしょう。
地域もヨーロッパ・アジア・イスラーム世界とマイナーな地域が出ることはほとんどなく、歴史の王道と呼ばれる地域や事象が問題として出題されています。
制限時間120分で大問4問の出題となっており、問題は全て400文字の記述式です。
大問1つに対して、問題文と4〜5個の指定語句が提示されています。
指定語句は全て使用することになっています。
設問に登場する指定語句は、教科書の太文字レベルのものが多く、用語集などにも重要語句として説明されているものがほとんどです。
稀に使用に困る語句が見受けられることもありますが、基本的には連関するものが指定語句として採用されています。
オーソドックスな問題文で、分野も政治史や経済史、文化史など様々な分野から出題されています。
比較的文化史は少なめですが、政治史と経済史をセットで論じる問題など近年は複合的な問題も増えてきています。
出題される語句のレベルは、教科書にも登場するものがほとんどのため、標準レベルです。
ただし、範囲が古代〜近現代まで幅広いため、難易度は高めといえるでしょう。
何より、400文字の文章を制限時間内に、4問解かなければならず、120分の制限時間は余裕があるとはいえません。
問題内容も平易なものですが、事項の前後関係や歴史的出来事の因果関係などを全て把握しておかなければならず、問題に対する準備も必要といえるでしょう。
数世紀にわたる歴史的状況を説明しなければならないので、世界史の全体像を知っておかなければならない点では、難易度はかなり高いといわざるを得ません。
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筑波大学の世界史の対策&勉強法
対策&勉強法①首尾一貫した文章
400文字の論述問題で得点となる部分は以下の通りです。
①設問に対して400文字以内で書けているか。(最低でも8割以上書けているか)
②指定された語句を正しく説明できているか。(教科書レベルの平易な説明が書けているか)
語句と語句の因果関係を把握し、正しく年代順に使用できているか。
まず、①については、いきなり400文字もの首尾一貫した文章を書くのは難しいので、短めの論述を解くことで少しずつ慣れていきましょう。
40文字や80文字といった短い論述を繰り返して、400文字の論述のネタになるパターンをストックしていきます。
一定程度ストックができたら、400文字の論述にチャレンジしてみましょう。
過去問や類似の問題を解いたら、先生に採点をしてもらうのが最適です。
最初は時間を気にせず、じっくり取り組み、問題に慣れたら、時間内にできるかどうかタイムトライアルを実施しておくと本番で慌てずに済みます。
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対策&勉強法②指定された語句を正しく説明
②については、指定された語句は教科書に出てくる太文字部分なので、太文字部分を洗い出し、教科書の説明を合わせて覚えると良いでしょう。
覚える際は、用語集などで調べる習慣をつけ、何度も書いたり音読することで記憶に定着させます。
教科書の文章は、実は平易でコンパクトな文章表現なので、論述の際は教科書の書き方を意識すると得点につながります。
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対策&勉強法③戦争や社会情勢の変化の流れをつかむ
③については、戦争の経過や社会情勢の変化などが問われることが多いです。
資料集などの流れ図や図表などで、日頃から時代の推移などを押さえて置くようにしましょう。
例えば、イスラームの政治の変化が問われた場合、「ムハンマド」「ムアーウィヤ」「ハールーン=アッラシード」「トゥグリル=ペグ」「サラディン」と語句が指定されていた場合、
ムハンマドの時代:ムハンマド
↓
正統カリフの時代:
↓
ウマイヤ朝の時代:ムアーウィヤ(創設者)
↓
アッバース朝の時代:ハールーン=アッラシード(最盛期)
↓
セルジューク朝の時代:トゥグリル=ペグ(創設者)
↓
アイユーブ朝の時代:サラディン(創設者)
と時代区分と人名が正しく対応させられるよう、漫然と流れを押さえるだけでなく、簡易的な図を自分で書いてみると整理できます。
筑波大学の試験は、各時代別にバランスよく出題されており、他大学で近現代の出題が増えている昨今、古代史の比率が高いのが特徴です。
重点的に古代史の流れを押さえておくと得点アップにつながるでしょう。
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