筑波大学理工学群の数学の傾向と難易度
文系理系含む全ての学群に共通した出題として大問6もしくは7問で構成されており、学群に応じて各問の必須/選択が定められています。
数学IAを除く全分野からの出題ですが、文系の学群についてはⅢCの内容が課されることはないため、ⅡBまでの学習で十分です。
理系の学群についてはⅢCの内容がほぼ必須です。
(数学IAの分野であるが、「この範囲に限定された出題はない」というのみで、学習しなくてよいという意味ではありません。
例えば因数分解などは分野を問わず必要となってくる基礎的な学習要素です。)
出題傾向としては、毎年必ずと言って良いほどに最も頻出するのが微分法・積分法(数Ⅲ)の証明問題(全体の20%程度)で、小問のいくつかで誘導し完結するタイプのものです。
それから大問1でしばしば出題される「二次関数」(約10%)、「式と証明」(約10%)が続き、同程度の出題率(5%前後)という傾向で「図形と計量」「図形と方程式」「三角関数」「微分法・積分法(数Ⅱ)」「数列」となっています。
まれに行列が出題されます、多くの受験生にとって手薄になりがちである分野であるところとても平易な問題が多いため、得点を狙うことができます。
難関大とされている筑波大学のイメージとは裏腹に問題の難易度としてはとても標準的で簡単な部類に入るため、この2次試験での得点差はあまり付かないと言われており、センター試験での得点も重視する必要があります。
選択を含めて120分で4~5問の回答で7割以上の正答率で合格レベルとされています。
しかし、標準的な問題であるもののとても計算量が多いという傾向があるため、日頃から計算途中でミスを出さずに最後まで解ききるという鍛錬が必要です。
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筑波大学理工学群の数学の対策&勉強法
対策&勉強法①基本的な問題集を3周する
基本的な問題を反復することが最短ルートです。
問題集としては、模範解答と解説の丁寧なものを自分なりに選択する必要がありますが、所属している高校・予備校で配布されるものを、地道に3周を目安に解くということで十分です。
「解法の暗記では意味が無い」という考え方もありますが、大学受験の次元で出題されるのは個別の解法の組み合わせで正答に至るという形にいわば「逆算して設計」された親切な問題が大半です。
問題集を3周解く中で、似た問題や特定のパターンといったものが記憶され、新しい問題が出てきてもそれを「既に知っている」パターンや解法に分解して処理していく、ということができるようになります。
ⅡBまでの範囲について、夏までに上記の問題集を使って2周を完了させます。
そして3周目を秋から行って完璧にします。
ⅢCの範囲については、夏休み前までには教科書レベルの知識と問題をマスターし、夏から問題集を使った演習に入ります。
まとめると、夏まではⅡBの演習に重点を置き、ⅢCについては基礎定着に徹します。
逆に秋からはⅢCに重点を置きます。
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対策&勉強法②選択眼を養う
筑波大学の数学の問題では、大問のそれぞれの小問でかなり丁寧な誘導をしてくれるため、「手が付けられない」ということに陥ることはありませんが、これが逆に選択問題の場合に「どの問題も最初の問題は解ける」ということになり最も得点の取れるはずの問題を選び損ねるということになりかねません。
選択問題の各大問の配点は同じですので、各自の得意・不得意で即座に解くべき問題を判断する選択眼も養っておきたいところです。
完答できずとも、途中式などの記述に対して付与される部分点がかなりあるため、到達できた場所までを明確に示すために丁寧な記述を心掛けて下さい。
筑波大学については解説付きの過去問題集が、教学社の赤本シリーズ(最新の問題から過去4年分を収録)のみのため、独学の場合にはこれを活用して11月を目処に演習を開始します。
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