記事と筆者の信頼性
・筆者は模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格
・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
・東北大学の過去問を実際に解きながら解説
目次
東北大学の英語の傾向
東北大学の英語は英語長文、会話、和文英訳(英作文)がメインで出題されています。
会話文はとても文章が長く、過去問を解いて慣れておかなければいけません。
和文英訳問題は、訳しにくく長い日本語の文を英文で訳すという特徴的な問題で、対策が必要です。
全体的に記述問題の割合がとても多く、「自分で考える力」が求められています。
たくさんの学部がありますが、二次試験の英語はどの学部も問題は共通です。
東北大学の英語のレベル/難易度
制限時間は100分なのですごく厳しいということはなく、時間にはいくらか余裕があるでしょう。
全体的に「ただ英語が読める、英語の知識が頭に入っている」というだけでは、対応できない問題が多いです。
深く理解し、考えて答えなければいけないので、国公立大学の中でもレベルは高くなっています。
高い英語力はもちろんのこと、英語を深く理解したうえで、自分の意見を英語で発信できるように鍛えてください。
東北大学の英語長文の対策法
東北大学の英語長文を攻略するためには、1文1文をしっかりと精読しつつ、文章全体を論理的に理解していかなければいけません。
そうすれば和訳問題と、内容の理解を問う設問の両方に答えられるようになります。
精読力をつける方法
1文1文を正しく読み取るためには、文の構造を理解して、ルールに沿って英文を読まなければいけません。
「なんとなく」左から右へ、単語を拾いながら英文を読んでいるうちは、東北大学レベルの難しい長文は理解できません。
まずは英文法が理解できていることが大前提なので、講義形式の参考書をしっかりと勉強しましょう。
その上で「英文解釈の技術シリーズ」などを使って、精読のトレーニングをしていきます。
短い英語の文章を訳す中で、正しく英文を読む力を磨いていきます。
下の写真のように1文1文の構文の解説が詳しいので、ルールに沿って訳せるようになります。
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「英語長文ハイパートレーニング」、「英語長文ポラリス」などは、長文の解説がとても詳しいです。
長文を解いてから英文の精読のトレーニングができるので、とてもおすすめです。
短い英語の文章の精読力を鍛えてから、長文へとステップアップしましょう。
論理的に長文を読む方法
精読力が身についたら、今度は文章全体を論理的に理解していく力を身につけましょう。
東北大学の英語長文は文章量が多いので、1つパラグラフを読むごとに簡単な要点をメモしておくと、文章の内容を整理しながら読めるようになります。
下の図のようなイメージで、「序盤」「中盤」「終盤」の3つに分けて、全体像をつかんでください。
1文1文をただ訳していくのではなく、文と文のつながりを意識し、冒頭から最後まで1本のストーリーを追っていくことが大切です。
また指示語を問う問題も頻出なので、「これ」「あれ」と訳すのではなく、何を示しているかを明確にしながら読んでいきましょう。
その中で「筆者の主張」や「文章の要点」を理解して、重要なポイントを頭に入れながら読み進めていきます。
東北大学の設問では文章に関する質問を、自分で記述していかなければいけないので、このようにして文章を深く理解しなければいけません。
和訳問題の解き方とコツ
和訳問題は下線部の前後だけで考えようとせずに、文章の流れを十分に理解して解いていきましょう。
やや訳しにくい部分に下線が引かれていることが多いので、文脈をヒントにしながら訳していきます。
訳せる部分を先に訳し、分からない部分は「推測」して自力で訳を書いていきます。
機械的な翻訳はNG
訳を書く際には機械が訳したような、違和感のある日本語を書かないように意識してください。
「ただ英語を日本語に訳す」のではなく、「読みやすい日本語に訳す」ことが大切です。
採点者が見た時にすんなりと読めるような、文脈に合った自然な訳を書けるように、日ごろからトレーニングをしましょう。
東北大学の会話問題の対策法
東北大学の英語では、かなりボリュームがある会話文が出題されます。
ボリュームが多い分だけ配点も高く、重要な大問です。
会話文そのものの難易度はさほど高くなく、必要以上に会話文の対策をする必要はありません。
大切なのは、「文章量の多い会話文に慣れておく」こと。
文章量が多い会話文は流れをしっかりと追っていき、そして内容を整理しなければいけません。
長い会話文を読むポイント
「会話を実際に隣で聴いているようなイメージで読む」と、内容が頭に入りやすくなります。
「どこで、誰が、どんな雰囲気で」話しているのかを、リアルに想像して、楽しみながら読むクセをつけてください。
この意識を持って過去問や問題集などで、たくさん会話問題を解いていきましょう。
設問の解き方とコツ
会話問題の最後で英作文が出題されることが多いですが、文を読み始める前に必ず設問をチェックしましょう。
先に「英作文で何を問われるか」を頭に入れてから文章を読んでいくことで、英作文にかかる時間を短縮するためです。
内容一致問題は、たくさんの選択肢が用意されています。
細かい部分を示している選択肢も多いので、会話文を読み終わってから解こうとすると、また何度も読み直しをしなければいけなくなってしまうでしょう。
そうならないように、会話文を大まかに3等分して、3分の1読むごとに選択肢に目を通してください。
その際に正解・不正解が分かる選択肢にはチェックをつけておけば、読み終わったころには何個かしか選択肢が残っていないはずです。
正答率も上がりますし、時間の短縮にもなりますよ。
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東北大学の和文英訳/英作文の対策法
東北大学では日本語で書かれた文章の一部を、英語に訳させる問題が出題されることが多いです。
英語に訳すためにはまず、日本語の文章の意味を完全に理解しなければいけません。
下線部の前後だけを読むのではなく、最初に日本語の文をすべて読んで内容を理解してください。
そして下線部を自分で書ける単語や構文に置き換えてから、英文に訳しましょう。
日本語特有の表現をそのまま英語に訳そうとすると、とても難易度が高いので、最初にかみ砕くことが大切です。
英作文のトレーニング方法
英作文のトレーニング方法は3ステップ。
3ステップ
①基本的な語彙はスペルを書けるようにする
②重要な例文をたくさん例文を覚える
③英作文の問題をたくさん解く
①スペルを書けるようにする
英作文ではもちろん、スペルミスをしてしまうと減点の対象になります。
日ごろから単語や熟語を覚える際には、スペルまで覚えておかないと、英作文には対応できません。
難しい語彙のスペルを問われることはあまりないので、基本的な語彙だけ勉強しておけば良いでしょう。
全ての語彙のスペルを覚えようとしていたら、キリがなくなってしまいます。
②例文を暗記しよう
英作文の対策としては、例文の暗記がとても大切。
英作文では重要な英文法のルールが狙われるケースが多いです。
例えば「仮定法を使った英文を自分で書く」など。
仮定法を知っているだけでは、仮定法を使った英文を書くことはできないので、例文を丸ごと暗記してしまうのがおすすめ。
英文法の参考書に載っている例文は、超重要な英文なので、音声も活用しながら音読して覚えていきましょう。
型をたくさんつめ込んでおけば、それを少し変えて色々な英文を書けるようになります。
音声を使う事で、スピーキングやライティングにも効果的です。
③英作文をたくさん書こう
千葉大学や名古屋大学では、東北大学と同じ形式の英訳問題が出題されています。
良い練習になるので、ぜひ解いてみてください。
「英作文ハイパートレーニング 和文英訳編」はとても解説が詳しいですし、多くの英訳問題を解けるのでおすすめの参考書です。
英作文の書き方をゼロから学べるので、ニガテな人にもおすすめ。
英作文は数日で攻略できるものではなく、日ごろの勉強の積み重ねで鍛えられていくものです。
配点が高い問題でもあるので、常に英作文を書けるようにすることを目標にして、勉強に取り組んでいきましょう。
東北大学の4技能試験(民間外部試験)の利用
東北大学では生徒間での不公平が無いよう、TEAPや英検、IELTSなど民間試験の利用は導入されていません。
ただ大学側では4技能をバランス良く鍛えておくことは重要だと発信しており、試験に直接の影響はありませんが、その点は理解しておいた方が良いでしょう。
高1、高2など余裕がある人は4技能試験の対策もしておき、英語力を幅広く鍛えておくと、東北大学の試験にも活きてくるはずです。
また今後の入試制度の変更があっても、対応できるように準備ができます。
東北大学の英語の対策&勉強法まとめ
東北大学の英語は英語を正しく理解し、なおかつ自分で考える力が必要になります。
点数を稼ぐための勉強ではなく、英語力と思考力を鍛えていくことが大切です。
鍛え上げた力は、受験が終わってからも大きな武器になりますよ。
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