東京外国語大学のリスニングの概要
東京外国語大学の二次試験の英語の配点は、300点です。
そのうちの半分、150点を占めるのが、リスニング問題です。
昨年の国際社会学部合格者の前期試験の二次試験の最低点が200点ちょうどなので、難易度が高いといわれる外大英語の中でも、リスニングを制するならば、ぐんと合格が近くなることがわかるでしょう。
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東京外国語大学のリスニングの傾向
まず、ここ数年の出題傾向の変化を1問ずつ追ってみましょう。
過去5年間の英語の二次試験では、大問が6つ出題されています。
その中で、後半の大問4から6までの3題が、リスニング問題です。
まず、大問4と大問5では、出題に関連した正しい文章を選ぶ、三択問題が2013年から2016年まで出されていました。
極端な話をすると、内容がよくわからなくても、記号を選べば3分の1の確率で正解できたということです。
ところが、2017年になって、大問4と5の出題形式に大きな変化がありました。
大問4はリスニングの出題内容をもとに作成された問題文の空欄に、正しい英単語や数字を自分で書いて埋めるという方式に変わったのです。
これはつまり、単語を聞き取ることができなければ、解答もできず、さらにスペルミスでの失点の可能性が増えたということです。
さらに、大問5では、一題につき一つの文章が用意され、空欄に当てはまる単語を三択の中から選ぶ形になりました。
今までよりも、さらに語彙力が試されるようになったといえるでしょう。
大問6は、一番英語力が試される問題です。
問題数は2問で、1問目は、150字から200字での要約問題、2問目はリスニング問題のテーマに関係した課題が設定され、それについての自分の意見を200字から250字で述べる問題です。
大問6においては、過去5年間、問題の形式に変化は見られません。
大問4の配点は30点、大問5の配点は40点、大問6の配点は80点となっています。
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東京外国語大学のリスニングの注意すべきこと
外大英語のリスニングは、難易度ばかりに目が向きがちです。
もちろん、簡単ではないことは確かでしょう。
しかし、外大英語、とくにリスニングにおいて、一番受験生をてこずらせるのは、「本番の英語は、あまりにも聞き取りにくい」ということです。
本番の会場のスピーカー設備の影響なのか、作問の仕方に問題があるのかわかりませんが、当日聞こえてくるリスニングの音声はあまりにも小さいので、まったく聞き取れないという人が、毎年続出します。
中には、ラジオ番組として出題されたリスニング問題のBGMが大きすぎて、英語が全然耳に入ってこなかったという声も耳にします。
本番、極度の緊張状態に置かれているうえに、音声が小さくてリスニングを聞き取れないと、パニックになって解けるはずの問題も解けなくなるのではないでしょうか。
東京外国語大学リスニングの対策&勉強法
対策&勉強法①あえて雑音の中で英語を聞く
その対策として効果的なのが、街の雑踏が聞こえるところなどうるさい場所で、あえて小さい音で英語を聞くということです。
ほかの音をシャットアウトし集中力を高め、本番どのような音声が流れてきても、聞き取れる力をつけるのです。
最初は、耳に入ってくるほかの音に気を散らされて、思いがさまよっていくかもしれません。
でも、電車の中や塾からの帰り道など、スキマ時間で英語をまいにち聞き続けるならば、必ず成果がみられるはずです。
すべて聞き取れなくてもよいのです。
対策&勉強法②流れてくる英語からキーワードを掴む
目標は、「自分の言葉でまとめられるようになるレベルまでの内容理解」です。
聞き取れるようになったら、今度はそれに対する自分の意見を200字の英語でまとめてみましょう。
これは、大問6の対策へとつながっていきます。
さらに、自分の言葉でまとめるためには、これは何が言いたいのか、と流れてくる英文からキーワードを掴まなければならないわけですから、大問4の対策にもなるでしょう。
キーワードだとわかっても、その英単語の意味が分からなければ、ぜひ辞書を引いて調べてください。
その少しの手間により、正しいスペルを覚え、語彙力を確実に伸ばすことができます。
これは、大問5の対策です。
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対策&勉強法③日常的に耳を慣らす
外大英語のレベルを考えるならば、英検準一級のリスニング問題、BBCのニュース番組、専門的なテーマをプレゼンテーション形式で扱うTEDという番組などがおすすめです。
月曜日はBBC、火曜日は英検の問題、など、曜日によってリスニング音源を変えても楽しいかもしれません。
大切なのは、「うるさい場所で」「小さな音で」「自分の言葉で要約できるレベルまで」「毎日」リスニングを欠かさないことです。
小さく見えることでも、あきらめずに積み重ねていってください。
そして、「キーワード」となる言葉で、自分が理解できない言葉があれば辞書を引く。
この、他人の目には見えない一手間を惜しまないことが、外大リスニングを制するカギだといえるでしょう。
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