日本史を勉強している人が必ずぶち当たる壁、それが「史料問題」。
一口に「史料問題」と言っても様々ありますが、詳説日本史史料問題集は文献史料のみの問題集です。
絵画や彫刻、建築など写真で見るようなものは収録されていません。
ちなみにですが、「史料」はあくまで文献のこと、「資料」は写真で見るようなものも含めたもの、という分け方をされていることもあります。
実際、他にも「日本史史料」と書いてある参考書や問題集でしたら、それは文献史料のみを扱っていることが多いです。
詳説日本史史料問題集は、問題数は超豊富という訳ではないのですが、何よりも良い点として「掲載史料が多いこと」と「出題傾向・ポイントが書いてあること」があります。
特に掲載史料の多さでいえば、史料問題集界ナンバーワンのレベルなのではないでしょうか。
山川のあのオレンジの教科書には載っていないようなニッチな史料も、詳説日本史史料問題集ならば載っています。
掲載史料が多いということはつまり、あらゆるレベルに対応できる問題集であるということ。
日本史の出題レベルとしては最難関と言われる早稲田大学の問題も、この1冊でかなりカバーできます。
史料ごとに☆マークで頻出度も書いてあるので(☆☆☆が最頻出)、「掲載史料が多すぎて何が頻出かわからない」ということもありません。
史料問題は、センター試験は勿論殆どの大学で毎年のように出題されています。
しかし一問一答などに集中してしまい、なかなか史料問題まで手が回らず結局満足に対策できないまま入試本番を迎えてしまう…といった人も少なくありません。
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詳説日本史史料問題集の勉強法
該当範囲の教科書知識を入れたらすぐに取り掛かってOK
史料問題まで手が回らなくなってしまう理由として、「教科書知識がないまま史料を読んでも全くわからないから」ということが挙げられます。
それは確かにその通りです。また、史料問題といえども、「史料名称を書け」「空欄を埋めろ」といった史料ならではの問題だけでなく、一問一答的な問題も問われることがあります。
まずは教科書を読み、一問一答等である程度演習をして基礎知識を身に着けてから取り掛かるべきです。
ただ、それにかまけすぎてもよくありません。
「教科書を読む→一問一答→詳説日本史史料問題集」を1セットで行うとよいでしょう。
教科書にもある程度史料は載っているので、教科書を読む際は文章だけでなく史料にもしっかり注目することが大事です。
史料の良いところとして、「教科書で太字になっている書物や、その時代に書かれた書物の本文が読めること」が挙げられます。
名称だけ知っている書物でも、内容がわかることでイメージが具体的になります。
史料問題に早めに手を付けておくことで、結果的に時代背景の理解がスムーズになるという効果もあるのです。
また、詳説日本史史料問題集には各問に「ポイント」が書いてあります。
この史料で理解すべき事柄が簡潔に書いてあるため、問題を解く前に当該史料と「ポイント」を読むだけでもかなりの学習効果が期待できます。
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まずは☆☆☆だけでも十分対策になる
上述の通り、詳説日本史史料問題集は☆の数で頻度が分けられています。
最頻出のものは☆☆☆、次が☆☆、ニッチなものは☆です。
☆☆☆は教科書に載っている史料です。
センター試験は教科書の内容から出題されるので、教科書の内容を全て完璧に理解して覚えていれば、理論上100点が取れます。
ということはつまり、詳説日本史史料問題集の☆☆☆さえおさえていればセンター試験では十分対策になるのです。
国公立大学は勿論のこと、近年では私立大学でもセンター利用入試を取り入れる大学が増えてきており、センター試験の重要度はどんどん増してきています。
センター試験を受け、尚且つ高得点を取っておくことは合格への近道です。
逆に、☆☆と☆はセンター試験で出題される可能性が低いです。
特に史料問題対策が初めての人は、まず☆☆☆だけ手をつけるだけでもかなりの効果があると言えますし、何より効率的です。
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上位大学を目指すならば☆☆、難関大学を目指すなら☆も
先程「☆☆☆だけでもセンター試験対策になる」と書きましたが、センター試験だけでなく、実はある程度のレベルまでの大学でしたら☆☆☆だけでも十分対策にはなります。
ただ、上位大学や難関大学を目指すとなると話は別です。
所謂MARCHレベルの大学だと☆☆、早慶レベルの大学だと☆も平気で出題される可能性があります。
そういった大学を目指す人は、☆☆☆だけという訳にはいきません。
ただその場合でも、☆☆☆をマスターすることが最優先です。
なぜなら、そういった大学を受験する人の多くは☆☆☆の問題ならば簡単に解けてしまうためです。
☆☆や☆に気をとられ、基礎レベルのことを忘れてしまっては本末転倒です。
☆☆や☆の問題はあくまでも「差がつく」問題であり、全員が解けるものとしては出題されないのです。
たとえ上位大学、難関大学の受験であっても、最も大切なことは基礎内容を落とさないこと。
☆☆☆を安定して解けるようになってから、☆☆や☆に手を付けましょう。
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詳説日本史史料問題集の使い方&勉強法まとめ
・教科書→一問一答→詳説日本史史料問題集は1セット、早めに手を付けてもOK
・「ポイント」に注目
・どのレベルを目指していても☆☆☆は必ず最優先でおさえる
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