高校2年生、3年生になると選択科目をどれにするか考えますよね。
早い方だと高校1年生から、選択科目を決定している方もいるようです。
文系だった私も高校3年生の時に、選択科目を選ぶのにとても迷いました。
ここでは文系の受験生に向けて、それぞれの選択科目の特徴を詳しく解説していきます。
・どの科目を選べばよいんだろう
・選択科目はどれがおすすめ?
・それぞれの科目の特徴やメリット、デメリットが知りたい
こんな方はぜひ、ここからの内容を読んでください!
私が受験生の時の体験談も交えて、とことん詳しくお伝えしていきます。
私も科目選びは迷いましたが、正しい選択ができたからこそ、早稲田大学に合格できました。
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目次
文系の選択科目一覧
・日本史
・世界史
・政治経済
・地理
・倫理、政治経済(倫政)
・数学
私立文型で見れば割合としては日本史が最も多く、その次に世界史。
国公立大学の受験生を含めれば地理選択の方もかなり多くなりますが、私立専願であれば地理選択の方は少なめ。
政治経済は私立専願の方がメインで選択する教科になり、なおかつ日本史や世界史と比べて人気は落ちるので、選択者はかなり少なくなります。
国公立大学を受験する方は倫理・政治経済を選択する方もいます。
私立大学では倫理・政治経済を採用している大学・学部はかなり少ないです。
文系でありながら数学が得意な受験生は、数学選択をするケースもあります。
理系の国公立受験生が、数学を得意科目にして私立大学を滑り止めにするというケースも多いようです。
私立大学をメインで考えている場合は、「日本史」「世界史」「政治経済」「地理」「数学」の5つのどれかになるでしょう。
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日本史選択のメリット・デメリット
最も多くの割合の方が選択しているのが日本史であり、王道。
友達にも日本史選択の方は多いでしょうから、情報の共有や相談が簡単にできます。
またインターネットでも日本史に関する情報はたくさん出てきますし、参考書や問題集も豊富にあります。
そして日本史で受験できない大学・学部はほぼありませんから、選択肢は最大限まで広げられます。
日本史は暗記量が選択科目の中で最も多いといわれていて、負担も大きいのがデメリット。
私の兄も日本史選択でしたが、暗記量が多すぎて英語に回せる時間が少なくなるといっていました。
好き嫌いも大きく分かれますし、私も日本史がどうしてもニガテで選択はしませんでした。
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世界史選択のメリット・デメリット
私立文系であれば日本史に次いで選択者の割合が多い教科なので、受験できる大学・学部にはほとんど制限がありません。
参考書や問題集が豊富にあることや、インターネットで調べたらたくさん情報が出てくるのも、日本史と同様。
世界史はハマればハマるほど面白く、世界史に興味を持つことができれば、どんどん偏差値を伸ばせます。
私の友達でも英国は大のニガテだったのに、世界史だけは偏差値が70ほどあった人もいました。
デメリットとしては暗記量が多いことはもちろん、カタカナの用語がとても多く、暗記をし辛いと感じる人もいること。
馴染みが無い用語や人名をたくさん覚えなければいけないので、好みが大きく分かれます。
苦手な人にはとことん苦手で、私の友達には英語と国語の偏差値と比べて世界史が大きく足を引っ張って、実力よりも2ランクほど下の大学に進学した人もいました。
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政治経済選択のメリット・デメリット
私も選択した政治経済ですが、こちらのメリットは「日本史や世界史と比べて、勉強量が少ない」という点。
実際に政治経済を勉強してみて、勉強量が多いとか、大変だとか思ったことは一度もありませんでした。
英語や国語に多くの時間を回すことができたので、全体の偏差値も伸びやすかったです。
また政治経済で学んだ内容は一般常識として、受験が終わった後の生活にも役立ちました。
最も実際の生活と身近に接したことを学べる教科なので、楽しみながら勉強できるでしょう。
一方で最大のデメリットは、「受験できる大学・学部が大きく狭まる」こと。
政経受験ができない大学一覧
・慶應義塾大学
・早稲田大学の文学部/文化構想学部/政治経済学部/国際教養学部
・上智大学
・津田塾大学
・関西学院大学
・甲南大学
上記の大学・学部では政治経済での受験ができません。
これらの大学を志望している場合は、政治経済を選択するという選択肢がまずなくなってしまいます。
また受験者数もかなり少ないので、参考書や問題集の種類もあまりなく、情報収集も難しいです。
私が受験生の時も政経選択の友達はほとんどおらず、不安になることもありました。
そして時事問題の対策もかなりやっかい。
市販の参考書を勉強する、ニュースを見る、新聞を読むといった大雑把な対策では太刀打ちできません。
それでいて早稲田大学など難関大学では頻出で、対策しているかどうかで大きく差が開くので超重要。
私は冬の2週間程だけ予備校と契約し、単科の時事対策講座を受けました。(費用は2万円ほど)
地理選択のメリット・デメリット
私立文系では、地理の選択者の割合は少ないです。
地理も一般的には世界史や日本史と比べて、暗記量が少ないといわれています。
地理を勉強することで気候などについて勉強できるので、世界史にも良い影響があります。
国公立大学の受験生では地理を選択される方も多いので、参考書や問題集の数も少なくありません。
一方でデメリットとしては私立大学ですと、地理選択ができない大学・学部もかなり多いです。
その辺りの情報の収集は、自分で積極的に進めていかなければいけません。
数学選択のメリット・デメリット
数学を得意な人はとことん得意で、周りの受験生と大きく差を付けられるチャンスがあります。
また理系の方でも最低限の国語を勉強しておけば、文系として私立大学を受験できるので、選択科目で差をつけることもできるでしょう。
デメリットとしては「想像以上に文系数学も難しい」ということ。
よく「文系は数学ができない人が多いから、数学選択がかなり有利」という話を耳にします。
しかし実際はそんなに単純なものではなく、文系で数学を選択しただけで有利になるということはありません。
私の友達でも数学選択に変更したけれど、思ったほど数学の成績が伸びず、遠回りになってしまったという人もいました。
選択科目のおすすめの選び方
科目を選ぶ際には、「周りが選択しているから取りあえずこれ」という決め方をしないように注意してください。
例えば私は日本史が大のニガテだったので政治経済を選択しましたが、周りに合わせて日本史を選択していたら、早稲田大学には合格できなかったかもしれません。
人には得意・不得意や好き嫌いがありますから、自分の特性に合った科目を選ぶのがとても大切です。
学校の成績を見比べて、成績が最も良い科目を選ぶというのも1つの手でしょう。
初見で旧センター試験や大学入学共通テストの問題を解いてみて、どの科目が得点がとりやすいかを見極めるのも良いですね。
また自分が志望する大学・学部で使える科目は必ずチェックしてください。
科目によっては受験できないケースもありますので、後からそれを知ったのでは対応できなくなってしまいます。
選択科目はいつまでに決める?
選択科目を決めるのは勇気がいりますし、迷うこともあるかもしれません。
しかし受験勉強は蓄積ですから、高1や高2など早い段階から決めるに越したことはありません。
本格的な勉強をする期間が長ければ、それだけ結果も現れやすくなりますからね。
早く決断すればもし成績が伸びなかったり、自分に合わなかったりしたときに、選択科目を変更することもできます。
いつまでにという明確な期限はありませんが、可能な限り早く決断することをおすすめします。
選択科目の勉強を後回しにしてはいけない
良く「まずは英語から勉強するべき」などと言われることもあるかもしれませんが、私はこれをおススメしていません。
というのも受験する教科をバランス良く得点することが入試では本当に大切で、1つの教科を後回しにしてしまうと、ニガテ科目になってしまう可能性が高いからです。
後回しにすればするほど、後でスケジュールを調整することも難しくなります。
例えば「英語6」「国語2」「社会2」などバランスは英語に比重を置いても良いですが、必ず全ての教科を並行で勉強していってください。
選択科目の割合と選び方まとめ
私の場合は英語が苦手だったので、「少しでも選択科目にかける時間を減らす」ことを考えて、政治経済を選択しました。
上智大学や慶應義塾大学、立教大学が受験することは諦めるというのは、勇気のいる決断でしたが、全く後悔はありません。
その結果もあってか、ニガテだった英語も偏差値70を超えるようになり、早稲田大学にも合格できました。
あなたも自分に合った選択科目を落ち着いて分析して、決断をしてください。
ポイント
・各教科にメリット、デメリットがある
・科目によっては受験できない大学、学部もあるので注意
・自分に向き、不向きかで決めていくのがベスト
・早めに決めた方が勉強時間を増やせる
・全教科をバランス良く勉強していこう
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