高校生物の暗記量は膨大
大学受験で生物を使用する場合、求められる暗記量は膨大で、理系科目の中では間違いなくトップクラス。
その暗記量は世界史や日本史に匹敵します。
こういった側面から生物は暗記科目とみなされがちで語呂合わせやアプリが多くありますよね。
しかし、近年の入試では知識をベースとした推理力、考察力を問う実験の考察問題が多く出題されています。
この手の問題はただの丸暗記では乗り越えられません。
どの知識がどのように使われているのか、何のためにこの反応が起きているのかを意識した暗記が重要。
ここでは生物を学ぶ上で効率的な暗記法について紹介していきます。
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知識同士の連結を意識しよう
大学入試を意識した高校生物の勉強では、「生物は暗記科目」という認識は危険。
知識の暗記を前提とした実験考察問題に対応できるような形でインプットをしていくべきです。
そうでなくても、生物は範囲がDNAなどのミクロな世界から生態系などのマクロまで幅広いので、一問一答的な暗記の仕方では限界があるでしょう。
ここではある程度の量の知識をパッケージ化して流れの中で覚えていく方法を紹介します。
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生物の具体的な暗記方法
分野ごとのおおまかな分類をする:まずは森を見る
具体的に代謝という分野を取り上げて考えてみます。
従来であれば同化と異化、呼吸に発酵、光合成に化学合成などを別個に覚えていたかもしれません。
そうではなくて“代謝は生命活動に必要なエネルギーを獲得したり貯蓄するためのエネルギー収支の総称であり、エネルギー獲得には酸素が必要な呼吸と不要な発酵があり、一方エネルギーの貯蓄には光合成や化学合成があるのか。
これらの違いは太陽光の光エネルギーを利用するのか化学反応で生じた化学エネルギーを利用するのかなんだな。
これが高校生物という樹木の一つの大きな枝になっているのだな。
”のようにそれぞれの知識を結び付けて代謝という分野の大まかな分類をしていきます。
まずは森を見る、ということです。
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細かい反応を覚える:森から俯瞰して個々の木を見る
こうした分類をした後に、呼吸の解糖系だとかクエン酸回路といった細かい反応を覚えていくことになります。
つまり先に森を空から俯瞰した後に個々の木をみていくイメージですね。
解糖系とクエン酸回路にでてくる反応群の名前は語呂合わせやアプリで覚えてしまって構いません。
ですが、物質名を先に覚えた後はそれぞれの繋がりを意識していくことが重要。
例を挙げると、呼吸では単糖であるグルコースを出発点として
ピルビン酸→アセチルCoA→クエン酸→αケトグルタル酸→オキサロ酢酸のように
順番そのものは(少し物質名を省略しています)
語呂合わせやアプリを使って覚えたとしても“これらの反応は結局何のためにあるのか?”ということを意識することが大切。
考えてみると、呼吸でエネルギーがより多く生成されるのは最後のミトコンドリア内膜で起こる電子伝達系において、ATP合成酵素を膜間の水素イオン濃度が勾配に従って移動したときです。
この点だけに注目すれば、クエン酸回路の反応は無意味に見えます。
しかしATP合成にはまず膜間に水素イオンの濃度の勾配をつくる必要があり、そのための代金、つまりエネルギー源がNADなど持つ脱水素酵素群に捕らえられた水素イオンです。
家の建築に例えるなら、電子伝達系は水素イオンの濃度勾配やATPを作る大工で、建設に必要なレンガや木材といった材料が水素イオンになります。
クエン酸回路の反応はこの材料を取り出すための反応であるわけですね。
従って、クエン酸回路はこれらの還元型脱水素酵素をたくさん作るための反応ということになります。
またATP合成酵素を通る水素イオンの酸化剤として酸素が必要であることもポイントです。
裏を返せば酸素がなければ電子伝達系の反応がストップすることもわかります。
ここで酸素を消費するから“呼吸には酸素が必要”ということになります。
このような、複数の知識を結んでいく作業が今回紹介する「知識を有機的に結び付ける」暗記法です。
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高校生物の暗記法まとめ
今回は生物の知識を互いに有機的に結び付きながら覚える暗記法を紹介しました。
適宜、語呂合わせなども利用して知識同士のつながりを意識して暗記してみると暗記の定着度がグンと良くなります。
ぜひ試してみてくださいね。
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