関西圏の中で人気度が高い「産近甲龍」という大学グループ。
「産近甲龍には合格して、大学受験を終えたい!」と思っている人も多いでしょう。
ここでは「産近甲龍に最速で合格するための、英語の対策法」を詳しく解説していきます。
記事と筆者の信頼性
・筆者は現役で日東駒専落ちから、浪人で早稲田合格
・模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格
・産近甲龍はもちろん、各大学の過去問を常に研究
・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
目次
産近甲龍とは
産近甲龍とは「京都産業大学」「近畿大学」「甲南大学」「龍谷大学」の4つの大学から構成されるグループ。
どの大学も関西圏に位置していて、偏差値は50前後。
関東圏の日東駒専と同じ位置づけですね。
ネームバリューが強いことから、就職活動をする際にも、後押ししてくれることが多いでしょう。
産近甲龍の英語のレベル/難易度
産近甲龍の偏差値は、下の表の通り。
大学名 | 偏差値 |
京都産業大学 | 51 |
近畿大学 | 52 |
甲南大学 | 52 |
龍谷大学 | 49 |
(大学偏差値.bizを参照)
どの大学も偏差値は50ほどとなっていて、「平均的な学力の大学」と見て間違いありません。
日東駒専と比較すると、少しだけ易しいという位置づけになります。
ですから英語の試験も「基礎・基本」が身に付いていれば、8割以上取れるようになります。
一方で背伸びをして難しい勉強に飛びついてしまう人が多く、不合格になってしまうケースがとても多いです。
例えば下の英単語は、どれも基礎単語ですが、瞬時に訳を答えられるでしょうか。
基礎単語テスト
・substitute
・transmit
・starve
・scatter
こういった基礎的な内容が、産近甲龍ではたくさん出題されます。
産近甲龍の英語を難しい順にランキング化
産近甲龍の難易度
(難)
甲南大学
京都産業大学
近畿大学
龍谷大学
(易)
英語の試験そのものの難易度を見ると、上記のようなイメージ。
どの大学も英語長文の文章量が少なく、読みやすい形式になっています。
マーク式の問題が大半を占めている中、甲南大学の文型の受験生のみ、50ワードほどの英作文が課されています。
やはり全体的に見れば、関関同立よりも難易度はかなり易しく、基礎・基本で解ける問題ばかりです。
関関同立を目指す人も「まずは産近甲龍の英語で合格点を取る」という目標を設定すると、勉強が進めやすいでしょう。
産近甲龍の英語の傾向
甲南大学の英語の傾向
甲南大学の英語は、産近甲龍の中では最もレベルが高いです。
「英語の文章を読ませる問題」がほとんどを占めていて、英語長文が読めない状態では得点が全く稼げません。
また最後に50ワードほどで、イラストを解説する自由英作文も出題されています。
配点がかなり高いことが予想されるので、必ず対策をしておきましょう。
日ごろから英語で文章を書くことに慣れておき、考えたことを英語で発信する力が必要です。
京都産業大学の英語の傾向
京都産業大学の英語は、産近甲龍の中で最もクセがある問題が多く出題されます。
早い時期から過去問をチェックして、出題形式に慣れておきましょう。
基礎がガッチリと固まっていれば答えられる問題ばかりなので、気にしすぎる必要はありません。
特別に何か対策しておかなければいけない問題は、出題されていないです。
近畿大学の英語の傾向
近畿大学の英語は大問の数が多く、様々な問題が出題されています。
どれも形式はオーソドックスなので、解きにくさを感じることはないでしょう。
問題数が多いので、1問1問をスピーディに解いて、確実に正解していくことが大切です。
龍谷大学の英語の傾向
龍谷大学の英語は産近甲龍の中では、最も解きやすいです。
英語長文、会話、並び替え問題の3つがメインで、ほとんどの設問が日本語で書かれています。
対策すべきことが少なく、ゴールを明確にしたうえで勉強を進められるでしょう。
産近甲龍におススメの参考書
システム英単語Basic
シスタンBasic1冊で、産近甲龍に合格するために必要な英単語はばっちりカバーできます。
産近甲龍を目指しているのに、ターゲット1900など難しい単語帳しか持っていない人を見かけますが、これはかなり危険。
産近甲龍レベルの基礎単語を徹底的に固めていかないと、どんなに勉強しても合格点には到達しません。
何冊もの英単語帳に取り組むとうろ覚えになる可能性があるので、システム英単語Basicだけを1冊、完璧に固めていくのも良いでしょう。
多義語の章も付いていて、こちらも入試では頻出なので得点を稼げるようになります。
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合格英熟語300
産近甲龍では関関同立ほどではないものの、英熟語は出題されています。
速読英熟語や英熟語ターゲットなどが有名ですが、これらは1000語ほどの英熟語が収録されていて、覚えるのがかなり大変。
産近甲龍レベルではオーバーワークになってしまう可能性があり、重要な英熟語がうろ覚えになる危険性もあります。
そこでおすすめなのが合格英熟語300。
重要な基礎熟語だけをピックアップしてくれているので、必要な英熟語を短時間でインプットできます。
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アップグレード
産近甲龍では文法・語法の問題がかなり多いので、十分に対策しておきましょう。
おすすめの問題集は「アップグレード」。
有名なスクランブルやVintageと比べて、基礎的な問題が多く収録されています。
全ての問題を完璧に固めることができれば、産近甲龍の英文法でかなり得点を稼げるようになります。
色々な問題集に手を出す必要は無いので、1冊の問題集を徹底的にやりこみましょう。
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大岩のいちばんはじめの英文法
問題集を解く前に、講義形式の参考書で英文法を深く理解しましょう。
英文法が理解できていない状態で問題をどんどん解いても、答えや解説の丸暗記になってしまいます。
「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」は中学生~産近甲龍レベルの文法を、予備校の講義のようなイメージで、詳しく解説してくれます。
英文法がニガテだと感じる人は、ここから復習してください。
ハイトレ2&ポラリス1
英語長文ハイパートレーニングと英語長文ポラリスは、とにかく解説が詳しい問題集。
1文1文の構文の解説まで書かれているので、英文を読む力を大きく伸ばせます。
ハイパートレーニング2やポラリス1は、共通テストよりも1ランク難しいレベル。
このレベルの長文をしっかりと読めるようになれば、産近甲龍の英語長文で得点を稼げるようになります。
長文は配点が高いので、日ごろから時間をかけてトレーニングを重ねておきましょう。
産近甲龍の英語の4技能外部試験利用
産近甲龍を受験するのであれば基本的には、必ずしもTEAPや英検などの4技能の外部試験を受ける必要はありません。
リスニングやスピーキング、ライティングも勉強しなければいけない分、4技能試験は産近甲龍の一般入試と比べて負担がかなり大きくなります。
産近甲龍の英語は基礎を固めれば合格点が取れますから、時間がない受験生は一般入試に特化して対策に取り組んでください。
一方でTEAPや英検のスコアを提出すると、得点をもらえたり、英語の試験が免除になったりするケースもあります。
高1、高2など受験まである程度の期間がある場合は、4技能外部試験を受験した方が良いですね。
>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら!
産近甲龍の共通テスト利用
共通テスト利用を考える人が多いですが、一般入試よりも難易度は大きく上がります。
滑り止めで利用する人が多いので、レベルとしては関関同立に合格する水準よりも少し低い程度。
一般入試の方が難易度は低いですし、受験のチャンスは大学・学部・日程の数だけたくさんあります。
国公立大学との併願など、特別な理由がない限りは、共通テスト利用は考えすぎない方が良いですね。
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産近甲龍の英語のレベルと対策まとめ
ポイント
・産近甲龍の英語は基礎的な問題が大半
・甲南大学のみ、自由英作文が出題されている
・過去問を分析して、傾向を確認してから勉強しよう
・難しく考えず、基礎を固めて一般入試で合格を目指そう
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現役の時に偏差値40ほど、日東駒専に全落ちした私。
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筆者は現役時代、偏差値40ほどで日東駒専を含む12回の受験、全てに不合格。
原因は「英語長文が全く読めなかったこと」で、英語の大部分を失点してしまったから。
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