戦後史・現代史は、ヨーロッパやアメリカだけでなく全世界の国が登場し、幅広い視野を必要とする分野となっています。
同時に、一部の学校では授業で戦後史・現代史が扱われないということもあり、受験生にとっては学習が難しい範囲でもあります。
今回は受験生にとって手薄になりがちな戦後史・現代史を効率よく勉強する方法について説明していきます。
ノートにまとめるのがオススメ
戦後史・現代史どちらも、非常にたくさんの国が登場し、混乱しやすくなっています。
特に、教科書や参考書ではできるだけ時系列順になるようにまとめられているため、国ごとの歴史を追っていこうとするとページが飛び飛びになってしまい、学習しづらくなっています。
そのため、ノートやルーズリーフを用いてコンパクトに必要事項をまとめていくことが大切になります。
戦後史の最大のテーマは冷戦
戦後史は基本的に、冷戦が軸となっています。
登場する組織名・同盟、さらには中東やアジア・アフリカでの出来事も全て、冷戦と密接に関係しています。
そのため、まずは冷戦の時系列を理解し、そこに新たな知識を加えていくのが理想的な勉強方法になります。
冷戦を理解するノートのまとめ方
まとめ方①西側・東側で出来事を分ける
冷戦時代は基本的には西側(アメリカ)・東側(ソ連)の二極構造で出来ています。
いきなり覚えようとせずに、まずは教科書を読み、西側・東側が睨み合いながら別個に活動を進めていく流れをつかみましょう。
まとめ方②ノートを左右に分けてまとめる
まず、ノートのページの真ん中にまっすぐ線を引き、線の左側を西側諸国、右側を東側諸国というように分けましょう。
次に、「NATO結成」「ワルシャワ条約機構が成立」など、西側と東側での出来事をそれぞれ個別に、時系列順に書き並べていきます。
これで、冷戦に関する大まかな出来事は全て整理でき、「何が」、「いつ」、「東側・西側どちらの手によって」起きたのかが分かるようになります。
まとめ方③朝鮮戦争・ベトナム戦争をまとめる
冷戦の出来事の中でも例外的に、朝鮮戦争・ベトナム戦争は覚えることが多く、比較的複雑な内容になっています。
そのため、②で用いたページとは別のページに、教科書の内容を時系列順にまとめていきましょう。
まとめ方④その他の地域の動きをまとめる
最後に、「第三世界」と呼ばれるアジア・アフリカの動きを時系列順にまとめます。
この時人物名よりも、似た名称が出やすい組織名・会議名をできるだけはっきり書くようにしましょう。
また、第三世界の動きが、冷戦におけるどのような出来事と関わりがあるのかも注目します。
例えば、東南アジアでの出来事はどれもベトナム戦争の影響を直接的に受けています。
冷戦との関わりは論述で最も問われやすい部分なので、必ずノートにメモしておくようにしましょう。
現代史は国ごとに勉強していく
現代史は、現在研究の途中であるということもあり、はっきりとした大きなテーマはありません。
国際的な出来事を学ぶというよりかは、各地域・各国の出来事をただバラバラに勉強していく分野になります。
その分現代史を題材とした難しい論述問題が出されることはないため、単純な丸暗記が中心となります。
取りこぼしがないよう広く浅く覚えておくことが大切になります。
現代史を理解するノートのまとめ方
まとめ方①大まかな地域ごとに分類する
「ヨーロッパ」「東南アジア」など、地域ごとにノートのページを分けていきます。
センター試験などでは、「カンボジアとタイ」、「イランとイラク」など、地域的に近い国の内容をごちゃ混ぜにした正誤問題が数多く出題されています。
地域ごとにまとめることで、こうした国々の違いをはっきりさせることができます。
まとめ方②各国の出来事を並べる
ノートに「ドイツ」「ベトナム」などの具体的な国名を書き、教科書を参考にして国ごとの出来事・指導者の名前を時系列順に並べていきます。
資料集や参考書はかなり深い内容に踏み込んでいるので、現代史をまとめる際には使わなくても構いません。
また、現代史では非常に短い期間の歴史を扱うため、歴史的出来事には必ず年号を記入しておくようにしましょう。
実際にセンター試験では、出来事が起きた時期を答えさせる問題が現代史から頻繁に出題されています。
ノートがまとめられたら、あとは繰り返し読んだり、赤ペンや赤シートを用いて繰り返し暗記しましょう。
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