私は受験生の時、早稲田大学の社会の試験で9割の点数を獲得したものです!
この記事では「日本史Bレベル別問題集」について、問題集の特徴や難易度、使い方などを徹底的に解説していきます。
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日本史Bレベル別問題集とは?
▪︎概要:6段階のレベルに分けて実力に合わせた学習ができる通史問題集
▪︎著者(出版社):金谷俊一郎(東進ブックス)
▪︎レベル、偏差値:中学レベル〜旧帝大・難関私大合格レベル(偏差値65〜)
▪︎構成:1題は4ページ完結で初めの見開きで問題、次の見開きで解答・解説
▪︎範囲:通史全範囲
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日本史Bレベル別問題集の難易度
本書は「今の自分のレベルから無理なく始めて、志望校のレベルまで最短距離で実力を引き上げる」というコンセプトのもと作成されたそうです。
通史という膨大な学習範囲を時代で区切って分冊されているのではなく、扱う内容のレベルが6段階で区切られており、それぞれ通史全範囲にわたって学ぶことができます。
「レベル1超基礎編」:中学レベル
レベル1では中学レベルの用語の総復習です。
問題は基本的にオリジナルの文章穴埋め問題で基礎用語を定着させるとともに、大まかな歴史の流れを理解することができます。
高校の日本史は中学校の社会科の知識が前提となっています。
つまり知ってて当たり前、要は問題ではあまり聞かれません。
しかし、歴史の流れの重要な大枠でもあるので、覚えていないと高校の内容が頭に入ってきませんし、莫大な日本史の用語の波に飲まれて脳がパンクしてしまいます!
まずはここから!ということです。
「レベル2基礎編」:高校日本史の基礎固め
中学レベルをインプットしたら、次は高校日本史のレベルに突入します。
レベル2では、高校日本史の基礎固め、内容のレベルとしては定期テスト突破レベルです。
こちらのレベルもオリジナルの文章穴埋め問題が基本となっており、本格的な実践演習に入る前の基礎固めをすることができます!
定期試験で点数をとるためには、基本的な内容の定着が欠かせません。
しかし、私も経験しましたが、高校の社会科の暗記量は基礎レベルでも中学と比較するとやはり圧倒的で、初めはかなり驚かされて、勉強する気力を失いかけます。
でも安心してください!
ここまできたあなたは、すでに日本史の全範囲をレベル1で学習しているわけです。
通史の大枠が頭に入っているわけですから、スムーズに高校レベルの内容に入っていけるでしょう。
ただ、レベル1からレベル2にかけてどうしても難しさに差はあるようで、「ナメてかかると、ハナをへし折られる」という口コミも見受けられましたので、しっかりとレベル1の内容を定着させた上で、レベル2に取り組みましょう!
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「レベル3標準編」:共通テスト高得点レベル
次はいよいよ実践的なレベルに入っていきます。
レベル3は共通テストで高得点をとることを目指すレベルです。
定期試験で高得点がとれるというのは、共通テストで高得点をとるためには必要なことではあります。
しかし、定期試験で高得点がとれるからといって、共通テストで点数がとれるというわけではありません。
この両者には一つ、大きな壁があるように思います。
共通テスト以上のレベルでは、覚えた知識を活用する必要があるということです。
私も受験生時代、このレベルに達成するために演習を繰り返した記憶があります。
本レベルの問題はセンター試験(現共通テスト)から良問が厳選して収録されていて、入試実践力を鍛えるのと同時に、歴史事項の意味理解・時期把握の再確認ができます!
「レベル4中級編」:中堅私大合格・共通テスト制覇
レベル4では、日東駒専などの中堅私大合格のための内容を演習することができます。
やはり、共通テストと比較して知識が細かいのが私立大学です。
全体の大きな流れを前提に、少しずつ、細かい事象にまで目を向けていく必要があります!
本書の問題は主に中堅私大の過去問から良問が厳選されています。
もちろん、通史全範囲を網羅しているため、基本的な知識を再確認した上で、その知識を活用して入試問題が解ける力を養うことができるわけです!
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「レベル5上級編」:有名私大・国公立大合格レベル
レベル5では、MARCHや国公立大学の合格を目指すことができるレベルです。
問題は主にMARCHをはじめとした有名私大、国公立大学の過去問から良問が厳選されています。
正直、このレベルになってくると根気強さが今まで以上に必要になってきます。
中堅私大以上に細かい知識が問われますので、暗記量を増やすことはもちろんのこと、「考える力」も養っていかなければなりません。
レベル4の難しさとレベル5の難しさには大きな差があるといえるでしょう。
ただ、一度このレベルに到達してしまえば、レベル4までは難なくクリアできるくらいの知識の定着度になりますので、粘り強く頑張りましょう!
本レベルで、正誤判定問題や史料問題などに触れながら入試の実践力をさらに高め、日本史を得点源にすることができるはずです!
「レベル6難関編」:難関私大・旧帝大合格レベル
さて、いよいよラスボスの登場です。
レベル6は早慶上智などの難関私大・旧帝大(北海道大・東北大・東京大・名古屋大・大阪大・京都大・九州大)の過去問から厳選された問題が収録されています。
もし、レベル1から取り組んだ場合、通史全範囲の学習はこのレベルで6週目になります。
自信を持って立ち向かっていきましょう!
ただ、早稲田大学や慶應義塾大学や旧帝大の2次試験の問題は本当に難しいです。
自分が受験生の時も何度も「まじかよ…」と呟きながら勉強していました。
細かい知識をさらに暗記することはもちろんですが、知っている知識を総動員して考えていく力がどうしても必要になってきます。
このレベルを乗り越えれば、見慣れない史料問題など、どのような問題が出題されても自分の実力をフルに発揮できる真の応用力が身につくでしょう!
このように、「日本史Bレベル別問題集」は各レベルで、そのレベルに必要な問題・解説のみが収録されています。
個人のレベルに応じたきめの細かい学習をすることで、効率的に目標のレベルに到達することができるわけですね!
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日本史Bレベル別問題集の使い方・勉強法
①自分のレベルから目標のレベルまで引き上げていく
自分自身のレベルは定期試験や模擬試験等で確認できると思いますから、まずは自分のレベルにあったレベルの問題集から取り組み、そのレベルを定着させた後に次のレベルへと進みます。
これを自分の目標レベルまで繰り返す、という方法です。
インプットとアウトプットの両方をレベル別問題集だけでこなしちゃおう!というわけです。
あまり時間がない受験生などにおすすめの使い方といえるでしょう!
②過去問演習前・入試前の総復習
教科書や講義系参考書、一問一答の問題集、その他の問題集を使用して、ある程度目標の大学レベルのインプット・アウトプットを完了させた状態で使用する使い方です。
レベル別問題集は「入試前にもう一度通史全範囲を復習したいけど、今持っている問題集は何周もやってしまったから新しい問題集に取り組もう!」と思ったときに最適なんです!
通史全範囲を収録した問題集は基本的に分量が多いのですが、レベル別問題集は通史全範囲について、そのレベルの問題のみを収録しているため非常にコンパクトです。
入試直前は時間がありません。
下手に分厚い問題集に手を出してしまうと、中途半端になってしまいます!
そこで、自分のレベルにあったレベル別問題集に取り組むことで効率よく総復習ができ、安心して過去問演習や入試に臨めるようになります!
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学習の流れ
さて、次はレベル別問題集を使った学習の流れです。
①〜③の手順で1周目に取り組み、2周目以降は④に意識して取り組んでみてください。
①何も見ないで解いてみる。
やはりまずは自力で問題を解いてみることが大切です。
ただ、「悩みすぎない」ことを意識してください!
考える要素があるにしても、日本史は暗記の比重が大きい科目です。
覚えていないことは考えても出てきません。
わからない問題はチェックをして潔く飛ばし、サクサクと進めていきましょう!
②わからなかった問題について調べてみる
教科書や使っている講義系の参考書などを活用してわからない内容について少し調べてみましょう!
また、調べて解いた問題はわかるように印をつけておいてください。
ここで解答・解説を見て丸つけをしてもいいのですが、この工程を挟むことで、知識が定着しやすくなります!
面倒臭いかもしれませんが、この段階が意外と重要です。
ただ、「インプットしやすくなる」というだけですので、時間がない方や逆に何周もする余裕がある方は、割愛してもいいでしょう!
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③丸つけ・復習をする
自分の解答を丸つけして、まずはじっくり解説を読み込んで復習しましょう。
1周目は知識が定着していないことも多いかもしれません。
ですので、1周目は解説の内容のみの確認でOKです!
私も、赤字で書いた用語が多すぎて、悲しくなっていた記憶があります・・・
ただ、その分解説だけの知識量でも十分学力アップにつながります!
そして、余裕があれば教科書や愛用してきた参考書を使って、解説で学んだ内容をチェックするといいでしょう。
知識の裏付けをするイメージですね。
こうすることで、「自分で得た情報」という意識が解説を読んだだけよりも強くなり、定着しやすくなるはずです!
④周辺知識を付け足す
①〜③の流れで問題集を一周したら、2周目に進みましょう!
2周目も基本的には同じ流れなのですが、もし可能であれば教科書などを活用して追加の情報のインプットもしてみてください。
私が受験生の時は、付箋を活用して、自分だけのオリジナル参考書にすることでより幅広い知識を身につけることができました。
ひとまずこの参考書を完成させることを目指すのであれば、2周目も1周目と同じように完了させ、まだ不十分だと感じたら、3周目に入ってください。
ただ、多くても3周でしょう。
3周以内に定着させ、次の学習に進みましょう!
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一緒に使いたい参考書
レベル別問題集はインプット・アウトプット両方に使える問題集ではありますが、「問題集」ですので、どちらかというとアウトプットに適しているといえます。
やはりインプット用の参考書と合わせて使用したいものです。
インプットにおいて有用なのが講義系の参考書と一問一答問題集です。
ここではまず、講義系として『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』シリーズ(金谷俊一郎・東進ブックス)、一問一答として『日本史B一問一答完全版』(金谷俊一郎・東進ブックス)をオススメしておきます!
両方とも、日本史学習者の多くが手に取る、非常に評価の高い有名な参考書です。
さらに、解説してきたレベル別問題集と著者が同じなんです!
予備校講師として評判のいい先生ですし、同じ著者が書いた参考書なので、解説のズレもなく学習しやすいはずです。
また、『日本史B一問一答完全版』はレベル別問題集と目次項目が共通しています!
他に、早慶や旧帝大を目指す人におすすめの講義系の参考書としては『石川晶康日本史B講義の実況中継』シリーズ(石川晶康・語学春秋社)があります。
こちらも講義口調でおもしろく解説されており、難関大レベルの深い内容でありながらスラスラと読み進めることのできる評価の高い参考書になっています!
まずは講義系の参考書で通史の全体像を掴み、一問一答と併用しながらレベル別問題集に取り組んでいき、時折講義系の参考書で再度理解を図るというような学習方法も非常におすすめですので、ぜひやってみてください!
とにかく、インプットとアウトプットの往復が重要です。
粘り強く頑張りましょう!
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日本史Bレベル別問題集が終わったら次は?
自分の目標レベルのレベル別問題集が終わったら、次はいよいよ過去問演習に取り組んでいきましょう!
ここまでくれば、知識のインプットはある程度目標レベルに達しているはずです。
大学ごとに出題の特徴があります。
それをつかむ意味でも過去問演習は非常に重要です。
また、わからない問題があっても落ち込む必要はありません!
膨大な分量の日本史の学習内容の中で、自分がまだ覚えていない知識を発見できたことは非常にラッキーだと思って、前向きに取り組んでいきましょう!
私も過去問で目標点数に到達できなかったときは、かなり落ち込みましたが、諦めずに覚えていない知識を補強していくことで、社会科を武器にすることができました!
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