英語の偏差値の上げ方。上がらない人必見!偏差値30/40/50からでも60/70。おすすめの参考書/問題集


英語の偏差値の上げ方。上がらない人

記事と筆者の信頼性

・筆者は模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格

・現役時は偏差値40だったが、浪人して偏差値70&A判定に

・これまでに2,000人以上の受験生を指導

大学受験の勉強で最も話題に上がるのは「偏差値」ではないでしょうか。

模試の偏差値が良ければ嬉しいですし、悪ければものすごく落ち込んでしまいますよね。

周りの友達やライバルが、どれくらいの偏差値なのかも気になってしまいますよね。

 

私が受験生の時も模試は何度も受けて、その偏差値に喜んだり悲しんだり。

現役の時は英語の偏差値が40~45ほどで、悪い数字しか見たことがありませんでした。

「何で偏差値が上がらないんだ・・・」と落ち込み、なかなか勉強へのやる気も出ない日々。

その結果、日東駒専とMARCHを全落ちしてしまい、浪人をすることになってしまいました。

 

そこから「英語の偏差値の上げ方」をとにかく研究し、独学でも偏差値は70を超えるようになりました。

早大プレなどの模試の成績優秀者にも掲載され、最終的に早稲田大学にも合格できました。

そんな私が「英語の偏差値の上げ方」を、偏差値が上がらないと悩んでいる方に向けてお伝えしていきます!

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大学受験の偏差値は落ちやすい

私が受験生の時も感じたのですが、中学生の時の自分の英語の偏差値に比べて、偏差値が落ちたと感じる方は多いのではないでしょうか。

私も中学生の時の偏差値と比べてどの教科も、平均で10くらいは偏差値が落ちていたように感じます。

高校受験は中学生の大部分が経験しますが、大学受験をしない高校生はたくさんいます。

推薦で進学する方もいれば、高卒で働く方、短大に進学する方、専門学校を選ぶ方など色々な道がありますからね。

そうなると「大学受験を本気で頑張ろう」という方々のみが模試を受験することになるので、受験者の学力の基準が高くなります。

結果として、自分の学力が上がっていないと、自然と偏差値が落ちてしまうんです。

偏差値65など高い偏差値を目指すとなると、相当な勉強量、学力が必要になります。

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有名大学の英語の偏差値について

日東駒専・MARCH・早慶上智の偏差値

早慶上智、難関国公立大学の偏差値は65~70ほど。

関関同立・GMARCHは57~65ほど。

日東駒専・産近甲龍の偏差値は50~55ほどとなっています。

 

日東駒専・産近甲龍の50~55というのは簡単に見えるかもしれませんが、先ほどお伝えした通り大学受験はそもそもの受験者の学力が高いので、さほど簡単ではありません。

絞られた大学受験生の層の中で、平均以上に位置するというのは、想像している以上に難しいことです。

私も「日東駒専くらいならいけるだろう」と考えていましたが、現役で日東駒専に合格することはできませんでした。

 

大学受験の英語の偏差値が上がらない理由

私の現役時代を振り返ってみて、多くの受験生の英語の偏差値が伸びない理由が分かりました!
筆者

理由は大きく分けて4つ。

高校受験まではなんとなく学校や塾の授業を受けていれば何とかなる英語ですが、大学入試になるとたくさんのハードルが出てきます。

英語の偏差値が上がらない原因を知り、そしてその対処法を考えていきましょう。

4つの理由

①基礎が固まっていない

②英語長文の対策不足

③努力が足りない

④知識が定着していない

 

理由①基礎が固まっていない

私が現役の受験生の時はGMARCHを目指していましたが、少しでも早く偏差値を伸ばすために、応用的な内容に手を出していました。

基礎が出来ていないうちに、背伸びをして難しい参考書や問題集に取り組んでしまっていたんですね。

自分では「この参考書をやればマーチにいけるだろう!」と考えるのですが、思ったよりも偏差値は伸びていきません。

 

今になればわかることですが、大学入試の問題は基礎~標準レベルからの出題がとても多いんです。

配点の大部分を占めるからこそ、基礎を完璧に固めれば、それだけで偏差値は大きく伸びます。

基礎が固まってから応用へ進んでいけば、両方をカバーできるので、さらに65、70といった高い偏差値も目指せるようになるでしょう。

 

一方で現役の時の私のように、いきなり応用問題に取り組んでも「わかったつもり」になってしまい、偏差値には現れません。

基礎が固まっていない状態で応用に手を出しても、深く理解できないですし、そもそも出題の割合が小さいので、結果につながりにくいんです。

浪人してからは中学生レベルの基礎から固めたことが、偏差値が70を超えた大きな要因になりました。

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理由②英語長文の対策不足

大学入試の英語は、英語長文の配点がとても高く、なおかつ対策が難しいです。

日東駒専、MARCH、関関同立、早稲田慶應上智・・・・。

どの大学の入試問題も、英語長文の配点がとても高いので、合否を分ける最も大切な分野になっています。

しかし「単語や文法をやってから長文に進もう」など、英語長文の対策を後回しにしてしまう受験生がとても多いんです。

 

英語長文を正しく鍛えていこう

後は現役の時の私のように、「英語長文の読み方」「トレーニング方法」を知らずに、ひたすら長文に取り組み続ける方も少なくありません。

今思えば長文を解いて丸付けをして、解説を読むだけではほとんど意味がなかったなと、改めて思います。

英語長文は「読める」ことが大前提ですから、解いた問題の解説を読んだとことで、長文を読む力がなければまた同じミスをしてしまうんです。

ですから早いうちから「正しい読み方・トレーニング方法」を学び、英語長文をスピーディかつ正確に読めるように、勉強を進めていきましょう。

 

私が早稲田大学の英語を攻略できたのも、偏差値が70を超えたのも、英語長文の勉強を頑張ったおかげです。

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筆者

 

理由③努力が足りない

受験生の時は「すごく頑張ってる」と自分なりに感じていたのですが、今思えば全く努力が足りていませんでした。

高校3年生の夏ごろから勉強をスタートした私は、その時点で周りから大きく遅れてしまっています。

ですから英語の偏差値を大きく伸ばすのであれば、他の受験生の倍くらいは勉強しないといけないんですね。

しかし勉強することに慣れていなかった私は、「すごく頑張っているぞ!」と自分の視点から見た努力量で満足していたので、偏差値は伸びませんでした。

 

誰よりも努力すれば、成績は伸びる

12回の受験の全落ちを経験して初めて、「周りはもっと勉強していたんだなぁ」と痛感。

やっと勉強を本気で頑張るようになってからは、偏差値も比べ物にならないほど上がりました。

大学入試は周りも同じように本当に頑張りますから、少し頑張っている程度では現状維持か、後退しかありません。

周りを追い抜くためには、周りの2倍、3倍勉強するくらいの気持ちが必要なんですね。
筆者

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理由④知識が定着していない

英単語にしても英文法にしても、現役の時は一通り勉強しました。

自分の中では「これだけ暗記したんだから、偏差値も伸びるだろう」という手ごたえもありました。

しかし英語の偏差値は40そこそこで、全然上がっていきません。

 

浪人してから初めて気づいたのは、覚えたと思っていた知識のほとんどが「うろ覚え」になってたということ。

私の兄に英単語帳からランダムに出してテストをしてもらったときに、「覚えたはずなのになぁ」とほとんどの単語の訳が出てこないんです。

これは英単語に限らず、英文法や熟語などどれも同じ。

自分が思っている以上に、知識を記憶に定着させるのは難しいということ。

 

自分の暗記方法を確立しよう

浪人してからはこの意識を強く持ち、暗記法を徹底的に見直し、長期記憶に定着させる方法を研究しました。

その結果、勉強した知識はすべてうろ覚えになることなく定着させ、その知識は今でも記憶に残っています。

「ニガテなものをあぶり出して、何周も徹底的に復習する」ことで、長期記憶に定着させていきましょう。

「この暗記法なら、どんどん覚えられるぞ!」という、カッコたる暗記法を確立させて、その軸に沿って勉強を進めることが大切です。

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模試の偏差値が上がらないとやる気が出ない

「英語の偏差値を伸ばすぞ!」と意気込んで勉強して、模試を受ける。

その結果が悪いと「頑張っても無駄じゃん。もう勉強やめようかな・・・」などと落ち込んでしまいます。

そして日ごろの勉強にもなかなか集中できず、周りとはどんどん差を付けられてしまいました。

偏差値が上がらないと自信もやる気も出てこないので、成績が上がらないという悪循環に入ってしまいます。

 

成績が伸びればやる気も上がる

おかしな話に聞こえるかもしれませんが、「偏差値を伸ばす一番のコツは、偏差値を上げてやる気を出すこと」なのです。

偏差値が上がれば「もっと偏差値を上げるぞ!」と気合も入って、勉強がどんどん楽しくなります。

ですからここまでお伝えした「偏差値が上がらない理由」と「偏差値の上げ方」をもう一度読んでいただき、英語の偏差値を伸ばしてください。

周りを追い抜くためには、周りの2倍、3倍勉強するくらいの気持ちが必要なんですね。

一度伸び始めれば、後はその波に乗っていくだけなので、スムーズに進んでいけるでしょう!
筆者

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英語の勉強でやるべきことは3つだけ

「英語の勉強はそもそも何をやれば良いの」と迷ってしまい、手を付けられない方も多いと思います。

私が現役の受験生の時も、「何をしたら良いんだろう」と考える時間の方が、実際に勉強している時間よりも多かったかもしれません。

そして結果として勉強時間が減ってしまいましたし、考えれば考えるほどドツボにハマってしまいました。

 

難しく考える必要はありません。

英語でやるべきことは「語彙」「文法」「読解」の3つだけ。

これらを基礎からキッチリと固めていけば、英語の偏差値は自然と伸びていきます。

あれこれ考えると勉強をする時間が減ってしまい、集中力も落ちてしまいますから、シンプルに考えて勉強を進めていきましょう。

補足

英検やTEAPなど4技能試験や共通テストを受ける人は、「リスニングやスピーキング、ライティングができるようにする」ための工夫も取り入れてください。

例えば語彙を覚えるときは音声とセットで覚え、スペルまで書けるようにして、長文は音声を聴きながら音読するなど。

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英語の偏差値30/40から50への上げ方

英語の偏差値が50以下の方は、中学生レベルの基礎から抜けてしまっている可能性が高いです。

そこに受験の内容がポツポツと、まだらな状態でインプットされていて、少し得点が取れているという状態。

ここからまずは最低の基準である「偏差値50」まで伸ばすためには、中学生レベル~高校1,2年生くらいまでの基礎を固めましょう。

基礎の基礎が固まれば、偏差値は十分に50を超えるようになります。

偏差値が50を超えるようになれば、大東亜帝国(大東文化大学・東海大学・亜細亜大学・帝京大学・国士舘大学)あたりは合格も見えてくるでしょう。

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おすすめの参考書・問題集

最初の1冊としておすすめの参考書は、「中学英単語ターゲット」「中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。」、「英語長文レベル別問題集1~3」など中学生レベルの内容を勉強できるもの。

そこから高校基礎レベルのものへとステップアップしていき、偏差値を上げていきましょう。

中学生レベルの参考書を勉強するのはプライドを捨てなければいけませんし、偏差値が伸びる気がしないので辛いかもしれません。

しかしここを固めていかないと先へは進めないので、今日からでも取り組んでください。

 

英語の偏差値50から60への上げ方

英語の偏差値が60を超えると日東駒専・産近甲龍あたりは合格できるでしょうし、成成明学(成城大学・成蹊大学・明治学院大学)も合格点が取れるかもしれません。

マーチや関関同立も少しずつ、見えてくるでしょう。

大学受験を考えている受験生の中でも、「頭が良い」と見られる部類に入ってくるでしょう。

偏差値60というとかなり高く感じるかもしれませんが、高校で習う内容が完璧になっていれば十分に偏差値60は狙えるようになります。

まだ基礎の勉強かと嫌になるかもしれませんが、大学入試は本当に基礎が大切だということ、忘れてはいけません。

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おすすめの参考書・問題集

「NextStage」「Vintage」「スクランブル」

おすすめの問題集は「NextStage」「Vintage」「スクランブル」など、受験レベルの英文法を固められるもの。

どれでも1冊で良いので、完璧に固めていけば、英語の偏差値は大きく上がります。

「深めて解ける英文法INPUT」など、講義形式の参考書も1冊勉強して、理解を深めることもおススメ。

また「英語長文ハイパートレーニングレベル2」、「英語長文レベル別問題集5」あたりが偏差値60ほどの英語長文の問題集なので、このあたりも勉強しておきましょう。

 

英語の偏差値60から70への上げ方

私が現役の受験生の時は「偏差値70なんて不可能」だと思っていました。

しかし本気で英語の勉強に取り組んでみると、偏差値70を超えることも多くなり、「偏差値70は頑張れば意外と取れる」レベルであることが分かりました。

偏差値80となると運の要素も出てきますし、少し現実味がありませんが、偏差値70までなら努力で何とかなるはずです。

 

英語の偏差値を70まで伸ばすためには、「基礎・基本」を完璧に固めることが大前提。

その上で難しい問題にもたくさん取り組んでいき、「知識の幅を広げる」とともに「初見での対応力」を伸ばすことが大切。

問題をたくさん解いていけばその分、応用的な知識もインプットされていきます。

そして初見で難しい問題にぶつかった時に、「どうすればこれを解けるだろう」とあきらめずに考えて、答えを導き出せるようになるでしょう。

難しい問題を解きにくいと感じるのは当然のことで、その中でなんとか答えをひねり出すことが重要なんです。

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おすすめの参考書・問題集

「英語長文ハイパートレーニング3」「英語長文ポラリス3」

おすすめの英単語帳は「速読英単語上級編」。

大学入試でいえば最上級レベルの英単語を勉強できるので、難しい問題にも対応しやすくなりますし、英語長文も読みやすくなります。

長文は「英語長文ハイパートレーニング3」「英語長文ポラリス3」あたりが、偏差値65~70ほどのレベルの問題を扱っています。

記述模試などでは配点が高い英作文の対策も必要になるので、「英作文ハイパートレーニング」なども勉強しておきましょう。

並び替え問題も配点が高く、落としたくないので「英語整序問題精選600」もおすすめ。

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英語の偏差値が上がらない理由と上げ方まとめ

ここまでお伝えした通り、英語の偏差値を伸ばすためには「基礎固め」「英語長文の攻略」の2つがキーになります。

そして参考書や単語帳をコロコロ変えたりせずに、うろ覚えにしないで1冊覚え切ること。

こういった当たり前に大切なことをちゃんと取り組んでいけば、英語の偏差値は伸びていきます。

 

偏差値が伸びれば今よりもっと勉強は楽しくなって、どんどん前向きに勉強を進められます。

なので1ヶ月で良いですから、「誰よりも本気で勉強した」といえるくらい、「基礎固め」と「英語長文の攻略」に集中してみてください。

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