数学重要問題集の難易度/レベルと使い方&勉強法!文系はA問題だけ?評価/評判も


数学重要問題集

受験数学の問題集の定番「数学重要問題集」について詳しく解説していきます!
筆者

記事と筆者の信頼性

・難関大学に理系受験で合格した人が記事を執筆

・早稲田大学卒の予備校講師が、さらに分かりやすく編集

・手元に数学重要問題集を用意して、中身を見ながらレビュー

・編集者は予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導

重要問題集シリーズは、数学だけでなく物理・化学・生物など、理系教科を幅広くカバーしています。

周りの友達を見てみると、重要問題集を勉強している人は多いのではないでしょうか。

他の教科と比べると数学向けの「重要問題集」は発売が新しいのですが、既に受験数学の定番の参考書として愛用されています。

そんな数学重要問題集の「特徴やレベル」「偏差値が伸びる使い方」の2点を、詳しく解説していきます!
筆者

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数学重要問題集とは?

化学重要問題集の特徴まとめ表

数学重要問題集は名前の通り「入試において重要な問題」が、幅広く収録されている問題集。

何よりその特徴は、名前の通り重要な問題がほどよいバランスで網羅されている点。

各章の冒頭には「要点のまとめ」などがある問題集が多いですが、数学重要問題集にはありません。

とにかく問題を解いていくことにフォーカスされています。

 

解説がとても詳しい

数学重要問題集は、各問題の解説がとても詳しいです。

下の写真のように問題の冊子に対して、解説の冊子は数倍の分厚さがあります。

数学重要問題集の問題冊子と解説冊子

300問の問題数に対して、これだけの分厚さがあるわけですから、解説は十分な量が網羅されています。

ミスしてしまった問題も解説を読むことで深く理解して、弱点を補強できるでしょう。

 

A問題とB問題に分かれている

数学重要問題集はA問題とB問題に分かれていて、A問題は基礎・基本の問題がメイン。

まずはA問題を徹底的に固めることで、受験と戦える土台がガッチリと固まります。

それからB問題へとステップアップできるようになっているので、着実に力を磨けます。

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数学重要問題集と青チャートの違い

青チャートと緑チャート

数学重要問題集は「実践的な問題集」で、青チャートは「問題集+参考書」という位置づけ。

青チャートや黄チャートは解法を頭に入れて、それを定着させるためにとても効果的。

一方で数学重要問題集は解法がすでに頭に入っている人が、入試の実践的な問題を解くのにおすすめ。

解法をインプットしたうえで、「どの解法を使うかを見極める」能力を磨くことができます。

それぞれ用途やレイアウトが異なるので、書店に足を運んで中身を見てから、購入すると良いでしょう。

 

数学重要問題集のレベル/難易度

数学重要問題集は問題をガンガン解く形式なので、解法が頭に入っていて、基本的な問題を解けることが大前提。

1冊きちんと取り組んでいけば、偏差値でいえば60ほどまで狙えるようになります。

共通テストや日東駒専・産近甲龍、MARCHや関関同立レベルとも、戦えるようになるでしょう。

 

難問には対応できない

一方で早慶や東大・京大・東工大といった、難関大学の難しい問題には対応できない部分も出てきます。

難関大学を目指す人は、数学重要問題集を完璧に固めてから、さらにステップアップしていきましょう。

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数学重要問題集の使い方&勉強法

以下のポイントを意識して、取り組みましょう。

ポイント①苦手な分野の克服

数学重要問題集に取り組むうえで、まずはニガテ分野から取り組むことをおすすめします。

基礎固めの段階で「ニガテだ」と感じた分野は、自分で積極的に克服していくことが大切です。

最初にニガテ分野から解いていくことで、自然と触れる回数も多くなり、ニガテ意識が薄れていきます。

A問題だけでもなんとか完璧にすることができれば、受験の問題とも戦えるようになっていきます。

そこから志望校で頻出の分野に進むなどと優先順位を決めて、最終的には全分野を終えましょう。

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ポイント②書いて「回答力」を鍛える

数学重要問題集を解く際には、「自分で白紙に回答を書き上げる」ことがとても大切。

うまく書けない部分は図で表しても良いので、とにかくペンを動かして書いていきましょう。

入試でマーク式の問題しか出題されない場合も、回答を書く力を養うことで、より深く理解できるようになります。

回答をしっかりと作ったら、解説へと進んでいきましょう。

 

解説を見る際のポイント

自分が書いた回答をもとに、じっくりと解説を読んでいきます。

例えばベクトルなら「一次独立」への言及を忘れていませんか?

本当にその関数は微分が可能ですか?

自分で書いた解答と照らし合わせて、何が必要で何が不必要なのかを見極める力を磨いていってください。

解説では重要な記述は赤文字で強調されていますから、特にその点の記述が欠けていないか注意して見ましょう。

学校や予備校の先生に回答を見てもらえれば、なお良いですね。

 

解説を深く理解しよう

解説をパラパラとめくると「この式がこういう形だから、こんな変形を目指す」「二次式なので、最大最小は平方完成をすればわかりやすい」というような補足説明が書かれています。

「なぜ正答がこのように導かれているのか」をしっかり理解することで、自分の力として吸収していきましょう。

理解を深めれば簡潔な回答が書けるようになりますし、応用力にもつながっていきます。

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数学重要問題集が終わったら次は

やさしい理系数学

早稲田や慶應などの難関私立大学、国公立大学を目指す人は、数学重要問題集では不十分。

さらに上のレベルにステップアップする場合は、「やさしい理系数学」などに取り組むのがおすすめ。

B問題までしっかりと取り組んでいれば、やさしい理系数学の難しい問題とも、戦えるようになっているでしょう。

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数学重要問題集のレビューまとめ

ポイント

・入試において重要な問題が演習できる問題集

・解法は頭に入れてから取り組もう

・苦手分野のA問題をまずは攻略

・回答は自分で紙に書き出すことが大切


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