大学入学共通テストへの移行後、物理基礎・物理の出題傾向や難易度はどのように変化したか、そしてどのように対策していけば良いかをお伝えしていきます!
センター試験と大学入学共通テストの出題のされ方の違い
センター試験と大学入学共通テストの出題形式の違いについて、見ていきましょう。
大きく異なる点は以下の4点。
(1)図表およびグラフを用いた問題が多くなる
大学入学共通テストでは、図表およびグラフを用いた問題が、センター試験と比べて多くなっています。
(2)日常的な現象について考察する問題が多くなる
大学入学共通テストでは、私たちが生活している中で見かける現象や、私たちが普段つかっている道具や機器について考察する問題が多く見受けられます。
(3)選択問題の形式が変わる
センター試験において、選択問題は正解の数が明記されています。
「~であるものを1つ選べ」というような問題文になります。
一方、大学入学共通テストでは、選択問題において、正解の数が明記されてません。
「~であるものをすべて選べ」という形で出題されます。
(4)数値を答える問題の解答形式が変更される
センター試験では、数値を答える問題は、与えられた選択肢の中から正しいものを選ぶという形式でした。
「①1.0(A) ②1.5(A) ③2.0(A) ④2.5(A)」のような選択肢の中から正解を選ぶという形式です。
一方、大学入学共通テストでは、正解を選択肢から選ぶのではなく、数学の問題のように具体的な数値を答えさせる形式も採用されています。
つまり、「[①②]×10^[③]」のような解答形式です。
このような変更が見受けられたのは今のところは物理のみですが、今後、物理基礎についても同様の変更がなされる可能性があります。
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大学入学共通テストの物理&物理基礎の難易度
大学入学共通テストの難易度は、センター試験と比べて難しくなっていると言えるでしょう。
具体的にどのように難しくなったのか、お伝えしていきます!
(1)図表およびグラフを適切に読み取る能力が求められる
先ほど述べたように、大学入学共通テストでは、図表およびグラフを用いた問題が多くなります。
図表やグラフの中から、問題を解くために必要なデータを選び抜かなければなりません。
限られた試験時間の中で、適切にデータの取捨選択ができるかが重要になります。
(2)物事や現象を一般化する能力が求められる
大学入学共通テストでは、日常的な現象について考察する問題が多くなります。
このような問題では、日常的な現象に、様々な物理の法則を適応させる能力が求められます。
つまり、様々な事象から、普遍的な物理法則の領域へと落とし込む能力が必要です。
(3)物理法則を本質的に理解する必要がある
正解がいくつあるかわからない問題や具体的な数値を答えさせる問題では、あいまいな知識では答えられません。
だからこそ付け焼き刃の知識ではなく、物理法則の本質的な理解が求められるのです。
知識を無理やりつめ込むのではなく、物理そのものを深く理解しなければいけないということですね。
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大学入学共通テストの物理の対策法&勉強法
大学入学共通テストの物理を攻略するための、対策法を紹介していきます!
STEP①教科書を読んで理解する
物理の勉強を本格的にはじめていない場合や物理が苦手だと感じている場合は、まず教科書を読みましょう。
この段階では、特に物理法則と公式に焦点をあてて、教科書を読みましょう。
物理法則や公式を丸覚えするのではなく、理解することが大切です。
STEP②基礎~標準レベルの問題集を勉強する
教科書を読んだら、基礎~標準レベルの問題集を勉強しましょう。
学校で配布される問題集がちょうどよい難易度かもしれません。
このあたりまでがしっかりと固まれば、大学入学共通テストと戦う基礎は十分に出来上がります。
STEP③図表およびグラフを用いた問題の対策をする
図表やグラフを用いた問題は、平成31年度以前のセンター試験でも、いくらかは見られます。
まずはセンター試験の過去問を解いて、この形式に慣れておくと良いでしょう。
大学入学共通テストでは頻出の形式なので、とにかくたくさん触れておくことが大切です。
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STEP④日常的な現象について考察する問題の対策をする
日常的な現象について考察する問題で扱われる内容は、意外にもワンパターンなので、よく扱われるテーマにはあらかじめ調べておくのがおすすめです。
以下にそのようなテーマをまとめます。
[物理基礎の範囲]
・動く乗り物の中から見た雨粒の落下方向
・スケートリンク上で二人が押し合いとするとどうなるか(作用反作用)
・空気抵抗がある状態での物体の落下
・滑車の原理
・なぜ、氷は水に浮かぶのか(物質の膨張)
・ヒートポンプについて
・管楽器における気柱の振動
・弦楽器における弦の振動
・地震波について
・発電機の仕組み
[物理の範囲]
・乗り物がカーブを曲がるときに転倒しない条件
・スケートリンク上で二人が押し合いとするとどうなるか(運動量保存則)
・メトロノームの仕組み
・気球はなぜ浮かぶのか
・熱機関について
・水中にある物体が水の外からどう見えるのか(光の屈折)
・救急車の音の聞こえ方(ドップラー効果)
・虹はなぜできるのか
・虫メガネの仕組み
・変圧器の仕組み
・ラジオの受信
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STEP⑤大学入学共通テストの問題・模試の問題を解く
実際に大学入学共通テストの問題や模試に挑戦してみましょう。
ここまでで蓄えた知識を、試験の形式でアウトプットできるように鍛えていきます。
新しいテストであるため解ける問題の量はあまり多くないので、模試はたくさん受けて問題に慣れていってください。
大学入学共通テストの物理の傾向と対策まとめ
大学入学共通テストはセンター試験と比べて難易度も高くなり、対策すべき内容も多くなります。
特に、図表やグラフが含まれる問題などの対策が、多くの受験生にとって厄介なものになることでしょう。
だからこそ早く対策をしていくことで、他の受験生と差をつけるチャンスにもなります。
過去問も少なく不安に思うことも多いかと思いますが、目をそらさずに対策していきましょう。
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