古典文法は覚える量が多いうえに、頑張って覚えても、「どう使って得点につなげれば良いか」を理解できていない人も多いです。
私も古典文法の勉強を始めても、なかなか問題が解けるようにならず、かなり苦労したことを覚えています。
そんな状況から「古典文法」について深く考え、正しい勉強法を分析し、早稲田大学教育学部の古文で満点を取って合格することができました。
記事と筆者の信頼性
・筆者は模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格
・国語の偏差値40から、1年で70を超える
・早稲田大学教育学部の古文で満点を獲得
・これまでに2,000人以上の受験生を指導
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古典文法は、とにかく大切!
大学受験の古文では、各大学の入試や大学入学共通テストなど、古典文法の出題がとにかくたくさん出題されます。
日東駒専・産近甲龍など基礎的な内容が多い入試問題では、特に古典文法の問題の割合がとても高いです。
早稲田大学やMARCH・関関同立・国公立大学など、難関大学であっても、暗記で攻略できる古典文法は絶対に落とせません。
暗記していれば解ける問題を落としてしまうと、一気に不利になって合格から遠ざかってしまいますからね。
入試は合格点のボーダーラインに一番多くの受験生が集まりますから、1点・2点が合否を分けることは全く珍しくないんです。
古典文法は古文を読む上でも重要です
古典文法は大学受験の古文を読むうえでも、必要不可欠な知識です。
古文文法は古文を構成する骨組みになりますから、古典文法をマスターしていないと、古文は呪文のように見えてしまうでしょう。
「古文が読めない」と悩んでいる受験生は、まずは古典文法をしっかりと勉強しましょう。
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古典文法はいつから勉強すれば良いの?
「いつから勉強すれば良いの?」というご質問を良く頂きますが、1日も早く勉強した方が良いです。
古文は後回しにしても良いという風潮がありますが、私は反対。
というのも古文を後回しにすると、ニガテ分野になってしまう可能性が高いからです。
人間は触れる回数が多ければ多いほど、ニガテ意識がなくなり、徐々に得意になっていきます。
入試の直前で一気に勉強しようとしても、短期間でつめ込むことになるので、ニガテ意識が強くなってしまうでしょう。
受験はバランスが大切!
大学受験は全ての分野をバランス良く得点できないと、合格点に達するのが難しくなります。
1つの分野で大きく他の受験生と差をつけるよりも、バランス良く勉強してニガテ分野を無くす方がずっと難易度は低いです。
早い時期からであれば、1日10分ほどの勉強で古典文法を攻略することもできます。
しかし後回しにすれば受験勉強の忙しい時期に、配点が低い古文の勉強にかなり時間をかけなければいけなくなります。
そうすると大切な英語など他の教科に時間を費やすことができず、全体の成績が落ちてしまう可能性があります。
古典文法に限らず漢文やその他の細かな勉強も、後回しにすることは避けてください。
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古典文法の攻略は意外と大変
古典文法はテキトーにやれば、数日で一通り終えられてしまいます。
しかし難関大学の古典文法でも得点できるように、完璧にマスターするのはとても大変なんです。
応用力が必要だとか、そういうことではありません。
覚える量が多いうえに、覚えた文法を使いこなせるようにしなければいけないからこそ、難しいんです。
「古典文法なんて楽勝だー」なんて思っている受験生は、甘い。
自分では暗記したと思っていても、穴だらけになっている可能性が高いでしょう。
「覚えたつもり」になってしまうケースが多い
私が現役で失敗したときも、「古典文法は覚えたぞ!」と思っていました。
しかし浪人をスタートしたときにもう一度復習してみると、助詞や助動詞の活用表が全く埋められませんでした。
「覚えたつもり」は受験生の最大の敵で、古文文法は特にその危険性があります。
絶対にうろ覚えにならないことを肝に銘じて、古文文法を暗記していきましょう。
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古典文法の勉強法と覚え方のコツ
大前提:スピーディに暗記しよう
大学受験は複数の教科を勉強しなければいけません。
国語のうちの1つの分野にすぎない古文は、入試の配点もさほど大きいわけではありません。
もちろん切り捨てることはできませんが、配点を考えると出来る限り時間をかけずに乗り切りたいところです。
では難しい古典文法を、時間をかけずに乗り切るにはどうしたらよいのでしょうか?
ステップ①まずは全体像をつかもう
今まで学校の授業や予備校で勉強した古典文法の内容は、抜けてしまっている部分もかなり多いでしょう。
いきなり丸暗記をしても、古典文法が理解できていなければ得点にはつながりません。
まずは講義の参考書で、予備校の授業を受けているような感覚で古典文法を学びましょう。
学校の教科書だとかなりお堅い感じで、なかなか理解が難しいですからね。
おススメの参考書は「古文教室」や「富井の古典文法をはじめからていねいに」など。
有名な古文の先生が、語り口調で書いてくれている参考書なので、古典文法の内容がスッと頭に入ります。
まずは必死に覚えようとせず、「古典文法とはどんなものか」を一通り勉強しましょう。
ステップ②助詞・助動詞を暗記しよう
一通り古典文法を学んだら、助詞・助動詞を暗記していきましょう。
ゴールは「活用表を自分で書けるようにする」ところです。
これは大げさではなく、まっさらな紙に自分で活用表をかける力がないと、古典文法をマスターしたとは言えません。
細かいところを突かれたら、答えられないでしょう。
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替え歌で覚えるのがおすすめ
助詞や助動詞は、力技で全部覚えようとしたら途方もない時間がかかってしまいます。
おススメは替え歌で覚えてしまうことです。
歌で覚えれば時間を短縮できるうえに、記憶にも残りやすいですよね。
先ほどもお伝えしましたが古典文法の暗記にかける時間は少しでも短くしたいので、替え歌などで覚えてしまうのが効率的。
「丸暗記は嫌だ」という受験生も多いと思いますが、きちんと理解をしたうえで、替え歌などで覚えるのは丸暗記とは言いません。
必ずしも正攻法で進めることが正解ではないですし、「試験で1点でも多く点数を取る」ことを考えて、勉強を進めていきましょう。
「富井の古典文法をはじめからていねいに」には暗記用のCDがついているので、そちらを活用してもOK。
YouTubeにある覚え歌を2つ紹介しますので、ぜひ使ってくださいね。
助詞・助動詞覚え歌 ヨドバシカメラ編
助詞・助動詞覚え歌 崖の上のポニョ編
今は色々な替え歌があって、GReeeeNのキセキや、アナ雪のメインテーマバージョンもありました。
ぜひYouTubeで検索して、自分の好きな替え歌で覚えましょう。
スキマ時間に替え歌を流すだけでも、しっかりと古典文法の勉強ができます。
少しでも勉強の効率を上げるために、電車の中や寝る前の時間など、スキマ時間に替え歌を聴いていきましょう。
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ステップ③アウトプットしよう
古典文法をインプットしたら、これで終わりではありません。
入試で問われたときに、正しい知識を引っ張り出せるようにトレーニングしましょう。
自分では覚えたと思っていても、入試の形式で問われたときに答えられなければ、得点にはつながりません。
例えば助詞や助動詞、形容詞の品詞の識別や、正しい意味や活用を選ぶ問題など。
古典文法のアウトプット用の問題集に取り組まない受験生がとても多いですが、必ず勉強してください。
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おすすめの文法の問題集
おすすめの問題集は「基礎から学べる入試古文文法」や「ステップアップノート30古典文法基礎ドリル」。
いざ取り組んでみると「あれ、覚えたはずなのに出てこない・・・」という知識が、たくさんあることが分かるでしょう。
この時に「もっとここを覚えなきゃいけなかったんだ」、「もっとこうやって覚えなきゃいけないんだ」というのが見えてきます。
ここでこれまでの覚え方を見直して、もう一度覚えなすことが大切なんです。
例えば活用表を自分で作るトレーニングをする、古典文法の理解を深める、1日10回替え歌を歌うなど。
どちらの問題集を使ってもOKですが、必ず全ての問題を完璧にマスターしましょう。
1問たりともミスしない状態にならないと、覚えたとは言えませんし、本番でのミスにもつながります。
古典文法の問題集が1冊、完璧になったら次のステップへ進んでください。
ステップ④実践的な問題に挑戦しよう
古典文法を覚えたら、入試問題で問われても答えられるように、より実践的な問題に挑戦していきます。
おススメの参考書は「古文上達基礎編読解演習45」です。
古文の文章の中で文法が問われるので、入試と同じ形式になっています。
古文上達基礎編読解演習45では易しい入試問題の中で、古典文法を実践的に演習できます。
今まで学んだ古典文法の知識をフルに活用して、問題を解いていきましょう。
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ステップ⑤古典文法を読解に活かそう
古典文法がマスター出来たら、学んだ古典文法を読解に活かせるようにしていきましょう。
古文は「暗記」で解ける問題と、「読解」が必要な問題に分かれます。
暗記問題はここまでのステップで解けるようになりますが、読解問題は「古文を読み解く」トレーニングが必要になります。
古典文法と古文単語をしっかりと暗記できたら、読解のトレーニングへと入っていきましょう。
「古文が読める」という感覚が分かるようになるはずです。
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古文読解におすすめの参考書
おススメの参考書は「古文解釈の方法」や「吉野のパワーアップ古文読解入門編」です。
「古文の読み方」を詳しく教えてくれるので、覚えた古文単語や古典文法が、読解にそのまま活かせます。
古文を読み進めることが難しいと感じるはずですが、そもそも古文は単語や文法の知識が入っていても、そう簡単には読めません。
難しいと感じながらも頑張って読み進めていくことで、徐々に古文に慣れていき、少しずつ理解度が上がっていきます。
古典文法の問題も答えられるようになり、古文も読めるようになれば、古文という分野はバッチリです。
たくさんの文章に触れて古典常識なども取り入れていくと、よりレベルが上がっていきます。
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ステップ⑥過去問演習をしよう
志望校の過去問で、古典文法の問題を演習しましょう。
「入試ではこうやって問われるのか」という傾向を知り、志望校の過去問でも得点できるようにトレーニングしましょう。
大学・学部ごとに古典の問題は傾向が変わるので、たくさん問題を解いて過去問を研究してください。
「こういう問い方をされる」「ここをもっと勉強しなければいけない」「この知識は知らなかった」など。
新しく学んだ知識は全て、復習ノートにまとめておいてください。
今まで学んだ知識に加え、さらに細かい知識を1つ1つ追加していくことで、また少しずつレベルが上がっていきます。
入試本番には、誰にも負けない古典文法の力が身に付いているでしょう。
勉強の流れまとめ
①全体像をつかむ
②歌も活用しながら暗記
③問題集でアウトプット
④実践的に文法を演習
⑤文法を読解へとつなげる
⑥過去問演習に入る
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古典文法の覚え方のコツまとめ
ここまでお伝えした通りに古典文法を勉強すれば、難関大学でも十分に戦える力が身に付いています。
しかしほとんどの受験生は、「覚えたつもり」で終わってしまうんです。
自分では覚えたつもりでも、入試本番で問われると全く答えられない。
逆にこの壁を乗り越えられれば、古典文法は間違いなくあなたの自信となり、武器となってくれます。
お伝えした勉強法はシンプルではありますが、何周も繰り返さないと古典文法は暗記できません。
自分に甘くならず、完璧に古典文法をマスターできるよう、気合を入れて頑張っていきましょう。
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筆者は現役時代、偏差値40ほどで日東駒専を含む12回の受験、全てに不合格。
原因は「英語長文が全く読めなかったこと」で、英語の大部分を失点してしまったから。
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