慶應義塾大学理工学部の化学の傾向と難易度
慶應義塾大学理工学部の化学の試験問題は大問3問の構成です。
制限時間は物理と合わせて2科目で120分です。
第一問は理論化学、第二問は無機理論融合問題、第三問は有機化学の問題というのが例年の出題です。
計算問題の計算量が多いのが特徴です。
難易度については、理論化学の問題に関しては、標準レベルの問題が大部分です。
無機化学も標準的な問題が多いですが、理論化学の計算問題と絡めた問題が頻出なので、対策をしておく必要があります。
有機化学については、難易度が高いものが多く、深い知識を要する問題が多いです。
時間制限も厳しく、合格点を取るための難易度は高いと言えるでしょう。
そのため正しい対策と勉強法を徹底的に学んでおきましょう。
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慶應義塾大学理工学部の化学の対策&勉強法
対策&勉強法①理解に基づく暗記を
原理や法則の意味・成り立ちをしっかりと理解する。
特に理論化学の分野において思考力・応用力が問われる問題が出題されることがあるので、基礎力を確立した上で、普段から物事を深く考え思考力・応用力を磨きましょう。
ただ、基礎力を確実にした時点で、慶應義塾大学理工学部の合格最低ラインには乗るでしょう。
実際に慶應義塾では、単に知識を知っているだけでなく、理由とともに深く理解している学生を求めていると考えられる問題も出題されます。
例えば、2016年度にはダニエル電池にとって素焼き板が果たす役割を問われる問題が出題されました。
「ダニエル電池には素焼き板を入れる」という事項を暗記しているだけの人には解けません。
そこから一歩踏み込んで、「なぜ?」と考える、疑問を持つという習慣が日常学習の段階からあった人には解答できた問題でしょう。
そこで重要になってくるのが、「理解に基づく暗記」となってきます。
しっかりと理論立ててものごとを考えることで暗記という作業を経ることなく、すんなりと頭の中に入ってきます。
無機分野の暗記事項であったとしても、その他の理論分野とも有機的につながっており、化学としての実力が向上します。
「理解に基づく暗記」が最も有効なのは、無機化学分野です。
無機化学分野と理論化学分野をしっかりと結びつけて、どちらもレベルアップすることを常日頃から心がけながら勉強を進めていきましょう。
傾向的には、あまり特徴的な出題はないと言って良いでしょう。
慶應特有の対策というよりは、化学という学問をしっかり理解するということを念頭において学習するべきです。
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対策&勉強法②慶應の化学の出題傾向を知る
実際の出題においては、第一問が理論化学、第II問が無機理論融合問題となっているように、理論化学からの出題の割合が高くなっています。
しかし、理論化学は無機化学、有機化学の暗記がものをいう分野ではありません。
世間の合格者は、まずは無機化学、有機化学で点数を落とさず、理論化学で頭の良さを競って合格者が決まるという構図です。
よって、受験勉強を始める際にはまずは無機化学・有機化学をしっかりと頭に叩き込み、8割程度の点数はいつでも取れるような状態にすべきです。
慶應義塾大学を目指す生徒は、学校等の勉強で理論化学はある程度学習しているでしょう。
無機化学・有機化学を学習するぶんには定期テスト対策をしていた、というレベルの理論化学の達成度で十分です。
無機化学、有機化学の勉強を一通り終えたあとに、本格的な受験レベルの理論化学の学習を進めていきましょう。
気体の法則や蒸気圧、結晶格子、希薄溶液の性質、酸塩基反応、酸化還元反応といった分野の出題率が高くなっているので、これらの分野を中心に、理論分野全体をしっかり理解、定着させましょう。
理論分野は計算が煩雑で、普通に計算をすると計算が大変です。
しかし、それぞれの分野において、楽をする計算方法があります。
各分野においてそれを習得することは、同時に本当に理論的に理解したことに等しいといえます。
それでも煩雑な計算は多いので、計算力を要する問題が大部分を占めるので、しっかりと計算力を磨く訓練も行いましょう。
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対策&勉強法③まずは基礎的な問題の対策を徹底的に
まずは基本事項を確実に身につけ、それを実際の問題に対して適切に応用できるようにしておく必要があります。
そのために、基本事項を単に丸暗記するのではなく、その意味を考えながら、理解して頭に入れておく必要があります。
常日頃から「なぜ?」という疑問を大事にし、その疑問に対して深く考える、調べる、などして正確な深い理解と共に知識を記憶するように心がけましょう。
基本事項の定着には学校配布の教科書傍用問題集などで演習を積むのが良いでしょう。
基礎ができてから標準以上の問題の対策へ。
対策&勉強法④問題集の選び方
基本事項がある程度定着したら、標準的なレベルの問題集でさらに演習を積みましょう。
この標準的なレベルの問題集をマスターすれば、合格最低ラインには乗ります。
他教科の足を引っ張ることはありません。
問題数が多く、典型的な問題を網羅した問題集を選ぶべきでしょう。
また、理論化学・無機化学・有機化学ではそれぞれ自分にあった参考書・問題集を選ぶのも一つの手です。
市販されている問題集は、数え切れないほどの問題集がありますが、全ての分野に強い問題集というのは、残念ながらほとんどありません。
特に、有機化学については、有機化学特化した問題集を一冊もっておくことは非常に有益であると考えます。
標準的な問題集を終え、得意な人向け
標準的なレベルの問題集ができるようになったときは、他教科の勉強をする方がよいでしょう。
他教科もほとんど標準レベルは終えている、化学を得点源にしたいという人は次のステップに進むべきです。
その際には、最高難易を謳っている問題集に手をだしてもいいでしょう。
問題集は、解説が詳しくのっているものを中心に選ぶと良いです。
また、東京大学・京都大学の過去問は多くの方に研究されているので、非常に演習価値が高い問題が多いです。
東京大学・京都大学が近年問題に出した範囲は、翌年以降同じ出題背景でこぞっていろんな大学が真似し出します。
特に、京都大学の有機化学の出題は難易度が高いですが、悪問ではなく演習価値が高く、真価が問われる問題が多いです。
問題集が飽きたという人はぜひ試してみてください。
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慶應義塾大学理工学部化学の対策&勉強法まとめ
慶應の化学は特徴的な傾向はあまりなく、化学としての実力を重視して学習を進めるべきです。
無機化学・有機化学は合格者は必ず8割以上とる分野ですので、受験勉強にシフトした際にはまずは仕上げることが重要です。
理論分野では、それぞれの分野における計算法を、理解に基づいて会得しましょう。
化学は楽できる内容がかなり多いので、慣れてきたら楽する練習もしていきましょう。
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