大学受験の漢字の勉強法&覚え方のコツまとめ!問題集&参考書は必要?いらない?【共通テスト/早稲田】


大学受験の漢字の勉強法&覚え方のコツ

大学受験で頻出の「漢字」の攻略法を詳しく解説していきます!
筆者

記事と筆者の信頼性

・筆者は模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格

・「早稲田」という漢字が書けないところから、勉強をスタート

・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導

大学入学共通テスト(旧センター試験)を含め、大学受験の入試問題で漢字が出題されるケースは多いです。

それなのに、漢字の勉強をおろそかにしている人が多すぎます!

「漢字は配点が小さいから、あんまり勉強しなくていいや」という人が多いですが、かなり危険です。

 

漢字が出題されることは分かってはいるけれど、なんとなく対策を後回しにしてしまっている人は多いのではないでしょうか。

私が受験生の時も漢字をいつやるか、どう勉強するかはとても悩みました。

だからこそ大学受験の漢字の勉強法は、皆さんにちゃんと伝えていきたい!

私は「早稲田」という漢字が書けないところから勉強をスタートし、漢字も攻略して早稲田大学に合格しました。

そんな私が、漢字を最速かつ正確に攻略する、正しい勉強法を伝授しましょう!

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漢字の勉強の重要性について

受験生
大学受験をするうえで、漢字の勉強は必ず必要なのでしょうか?

 

赤本をチェックしよう

受験する大学・学部によっては、漢字が出題されないケースも少なくありません。

漢字が志望校で出題されないのに、漢字の勉強をするのは、「時間の無駄」になってしまうかもしれないですね。

自分が受験するであろう大学・学部の過去問には必ず目を通し、漢字が出題されるかを確認してください。

 

時間がある場合は漢字の対策はマスト

受験までまだ時間がある場合は、必ず漢字を勉強しましょう。

なぜならこれから志望校や滑り止め校を変更する可能性もありますし、入試問題の傾向が変わることも十分考えられるからです。

漢字を勉強しておかないと、こうしたときに対応できなくなってしまいますよね。

また一般常識としても、漢字は勉強しておいた方が良いです。

社会人になってからも受験で勉強したレベルの漢字は覚えていないと、恥ずかしい思いをすることもあります。
筆者

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漢字を捨てるという発想はNG

大学受験の漢字を捨てるのはNG

受験生
漢字は配点が低いですが、切り捨ててはいけないのでしょうか?他の勉強に時間をまわしたいです。

受験生は「漢字は配点が高いから捨てて、他の部分の勉強に時間をまわす」と考えている人も多いです。

しかし大学受験は合格点の前後数点のところに、最も多くの受験生が集中します。

1点や2点が合否を分けるという状況は、全く珍しいことではありません。

特にMARCHや関関同立、日東駒専・産近甲龍など有名大学を目指すのであれば、上位の人しか合格できませんから、覚えれば取れる漢字を捨てて挑む人が、そう簡単に通過できるものではありません。

どうしても時間がない場合は捨てても良いというより、捨てるしかないかもしれませんが、特別な事情が無い限りは絶対に漢字の対策はしてください。

 

特に記述式の漢字の問題は配点が小さくないですから、合否に直接かかわってくる可能性も高いです。

漢字に限ったことではなく、出題されることが分かっている問題を対策せずに捨てるという選択肢は、ほとんどの場合でマイナスの影響しかないので注意してください。

後はあくまでメンタル面の問題ですが、漢字は「覚えておけば書けたのに・・・」という精神的なダメージが大きく、入試問題を解いている時の心理状態にも影響してきます。

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大学受験の漢字は書けるようにするべき?

受験生
私の志望校はマーク式の問題のみの出題ですが、漢字は書けるようにした方が良いですか?

どんな受験生であっても漢字は基本的に、書けるようにしましょう。

「書けなくても、選べればいいや」という心の中でちょっとした甘えがあると、暗記の精度はガクッと落ちます。

目で見ただけで自分の中では覚えたつもりでも、うろ覚えになってしまうケースがとても多いです。

私は現役の受験生の時に12回の受験で全落ちしてしまいましたが、まさにこの甘さがありました。

入試本番では「覚えたはずなのに・・・」というど忘れを連発して、小さな失点を重ねてしまいました。

 

暗記をする際に楽をしようと考えると、複雑な漢字の選択問題が出された時に、結局あと一歩のところで得点できないというケースが多くなります。

効率良く勉強するために暗記のスピードを上げても、得点が取れずに漢字を勉強したのにムダになってしまったら本末転倒です。

漢字を書けるようにするところまで、気を引き締めて頑張りましょう。

途中で志望校を変更したくなった時、出題傾向が変わった時、滑り止めの大学に対応するためにも、漢字を書けるようにするに越したことはありません。

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漢字の勉強はいつから始めればいいの?

受験生
漢字はあまり重要度が高くないと思いますが、直前からの対策でも良いでしょうか?
漢字の勉強は、今すぐにでも始めてください!
筆者

漢字の勉強を後回しにしてしまうと、受験直前の大切な時期に、漢字の勉強に時間を取られることになります。

受験直前は漢字ではなく、自分の苦手分野の穴埋めと、過去問演習に時間をかけなければいけないですよね。

どうせ暗記しなければいけないのですから、早い時期から計画的に勉強を進めていきましょう。

 

早くから始めれば負担が小さい!

例えば1年かけて漢字を勉強するとすれば、1日の勉強にかける時間は長くても20分ほどになるでしょう。

しかし受験前の2ヶ月で勉強するとなると、1日に2時間も勉強しなければいけない計算になります。

長い期間をかけて少しずつ勉強していけば、スキマ時間でも十分に勉強できますし、負担も小さくできます。

 

長い期間かけて覚えると、記憶に定着しやすい!

暗記は短期間で覚えるよりも、少しずつ、長い期間をかけて覚えた方が定着するんです。

一気につめ込むと短期記憶に入りますが、長い期間をかけて触れる回数を増やしていけば、長期記憶に定着していきます。

長期記憶に定着した漢字は緊張する入試本番でもしっかりと思い出せるので、得点を稼げます。

1日20個でも良いので、高1でも高2でも、今からすぐに漢字の勉強をしましょう。

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効率的に大学受験の漢字を攻略する勉強法

 

前提:漢字の参考書は1冊でOK

入試漢字マスター1800+

漢字は配点が大きく無いからこそ、1冊の漢字帳みを完璧に暗記し、勉強時間を最小限に抑えてください。

漢字博士になっても、受験は合格できませんからね。

漢字を勉強するテキストとして、おすすめは「入試漢字マスター1800+ (河合塾シリーズ)」です。

私はこの1冊のみで、早稲田大学の漢字は満点を取れました。

漢字の書き取り、読み、センター試験対策、四字熟語など、受験漢字に必要な知識が網羅されています。

「大学入試受かる漢字・用語パピルス1467」「金の漢字・銀の漢字」「生きる漢字・語彙力」など有名で評価が高いものであれば、どれを使っても問題ありません。

どの参考書を使うかよりも、掲載されている内容をしっかりと記憶に定着させることが大切です。

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ステップ①わからない漢字をあぶりだす

漢字の参考書を開いてみると分かりますが、すでに覚えている漢字も少なくありません。

これらを何度も覚えなおすのは、時間がもったいないですよね。

何度見ても覚えられないような漢字を、時間をかけて覚えていきましょう。

 

ニガテな漢字にチェックをつけよう

最初の1周は、全ての漢字を赤シートなどで隠して、テストしてください。

10秒で出てこなかった漢字は、全てチェックです。

テキストにバツ印を書き込んでください。

そして2周目以降は、バツ印がついている漢字のみを暗記していきましょう。

そうすれば苦手な漢字にのみ、時間をかけられますよね。

 

2周目、3周目と勉強する中で、繰り返しミスした漢字にはさらに印をつけてください。

特に苦手な漢字が目立つようになるので、重点的に暗記できます。

漢字の参考書を何周もしているけれど、全てをまんべんなく勉強してしまっているから、ニガテな漢字がずっと覚えられていないというケースがとても多いので注意しましょう。

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ステップ②書いて覚える

先ほどもお伝えしましたが、漢字は必ず書いて覚えましょう。

どうしても面倒になってしまい、目で見て覚えようとしてしまいがちです。

人間は苦労した分だけ、頭に残ります。

大学入学共通テスト(旧センター試験)でしか漢字を使わない受験生も、極力書いて覚えましょう。

 

1回で覚えようとしない

暗記の際には、1回で完璧に覚えようとしないでください。

人間は1回頑張って暗記しても、何日かすると忘れてしまいます。

人間は覚えたものの70%以上を、次の日には忘れてしまうと言われているくらいですからね。

それなのに1回目の暗記に時間を取られすぎてしまうと、非常に効率が悪いです。

 

ステップ③短時間で復習する

人間は1回暗記してもすぐに忘れてしまうので、「何度も繰り返し触れる」ことが重要です。

30分かけて1つの単語を暗記しても、30日後には忘れてしまうかもしれません。

しかし1分の暗記を、30日繰り返せば、それは長期記憶に定着して忘れなくなります。

 

1周目は3ヵ月かかったとしたら、2周目は1.5ヵ月、3周目は1ヵ月と、かかる時間はどんどん短くなります。

このサイクルを加速させ、何度も何度も繰り返し復習を行えば、一生忘れないほど頑丈な知識として定着します。

特に自分がニガテな漢字は力を入れて、何周も復習するようにしましょう!
筆者

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ステップ④テストをする

1章終わったらなどと区切りを決めて、必ず確認テストをするようにしましょう。

出来ればノートや暗記カードなど別の紙を使って、そこまで覚えた漢字が本当に覚えられているかを確認していきます。

テストをしないと「覚えたつもり」で止まってしまい、入試本番で漢字が出てこないという良くあるパターンに陥ってしまいます。

テストをした際にミスをしてしまった漢字は、入試本番でもミスしてしまう可能性が高いです。

スマホのメモに入れておくなど工夫をして、スキマ時間などにいつでも見れるようにしておきましょう。

ほんの少しの作業であっても、入試本番まで繰り返していけば、長期記憶に定着していきます。

 

ステップ⑤過去問や模試で出てきた漢字を吸収

過去問や模試で漢字が出題された際、分からないこともあるかと思います。

その際には必ず、自分が持っている漢字帳やノートに書き足してください。

過去問や模試で出題された漢字は、入試本番でも出題される可能性があります。

使っている漢字の参考書に載っている漢字であれば、大きくバツ印をつけ、苦手な漢字であることをわかるようにしてください。

漢字の参考書に載っているのにミスをしてしまった場合は、非常にニガテの漢字なので、徹底的に復習しなければいけません。

漢字帳に載っていない漢字も、1つ1つ追加していくことで、回答できる幅が広がっていきます。

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大学受験の漢字の勉強法まとめ

ここまでお伝えした通り、漢字の勉強は大学受験においてとても大切です。

そして暗記する作業もなんとなくではなく、根拠を持って効率的に進めていかなければいけません。

今回学んだことを意識して「早い時期から」「うろ覚えにならないように」漢字の勉強に取り組んでいってください!

ポイント

・志望校の過去問を先に見て、出題傾向を知ろう

・漢字は書けるようにして、やっと点数が取れる

・漢字の勉強は、今すぐにでも始めよう

・模試や過去問で出てきた漢字は、必ずチェック

・苦手な漢字を重点的に覚えられるよう、漢字帳にバツ印をつけよう

・漢字の参考書は1冊でOK!その1冊を、しっかりと暗記しよう

・1回で覚えきろうとせず、何度も繰り返し復習しよう


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