【関西学院大学/関学の英語】対策&英語長文の勉強法!レベル/難易度と入試過去問の傾向


予備校講師である私が、実際に関西学院大学の英語の過去問を解いて、対策法を解説していきます!
筆者

記事と筆者の信頼性

・筆者は模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格

・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導

・関西学院大学の過去問を実際に解きながら解説

関西学院大学は、関関同立の一角を担う有名大学。

関東地方でももちろんですが、特に関西方面での就職はかなり強いと言われています。

ここでは関西学院大学の英語で、8割を超える対策法を伝授します。

関西学院大学に合格したい受験生は、必ず最後まで読んでくださいね!
筆者

>>関西学院大学の英語長文がスラスラ読めるようになる方法はこちら

 

関西学院大学の英語の傾向

関西学院大学には色々な学部がありますが、問題形式はほとんど変わりません。

個別日程と全学部日程の問題形式も変わらないので、どちらも受けることをおススメします。

1つの問題形式を対策すれば、どちらも対応できますからね。

 

関学の英語は、「英語長文」「語彙・文法」「会話」が出題されています。

特に英語長文の配点が高いので、最も優先して勉強を進めていかなければいけません。

90分の中で長文を3題ほど解き、その上で会話や文法の問題も解かなければいけないので、時間の制限は厳しめ。

日ごろから常に「スピード」を意識して、問題を解いていきましょう。

 

関西学院大学の英語のレベル/難易度

問題の難易度そのものはさほど高くなく、基本的な内容がほとんど。

関西学院大学の合格のカギは「基本をガッチリ固めて、素早く正確に解いていく」こと。

基本的な内容は即答できるように鍛えつつ、時間配分を調整しながら何度も過去問演習を繰り返しましょう。

関関同立の中でも難易度は、易しい部類に入るといえるでしょう。

 

関西学院大学の赤本などに掲載されている合格最低点は、63%~69%ほど。

これは独自の採点システムを利用していて、実際の素点は公開されていません。

ある程度の調整が入っていることが予想されるので、余裕を持って75%を合格ラインと考えて対策していくと良いでしょう。

>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら

 

関西学院大学の英語 単語・熟語の対策

関学の英語は、とにかく基本的な語彙力が問われます。

基本的な英単語・英熟語は瞬時に訳を言えるようにしておきましょう。

文法は深く理解したうえで、共通テストレベルの基礎・基本の問題は安定して9割ほど取れる力を身につけましょう。

そうすれば関学の英語は、かなり攻略しやすくなります。

 

英単語の対策法

システム英単語

英単語に関しては、中学生レベルの単語帳からスタートして、MARCH・関関同立レベルのところまでカバーしましょう。

システム英単語Basicであれば、1冊で基礎から関学レベルまでカバーできます。

 

関学の英語では、語彙の意味を直接問う問題がとても多いです。

確実に得点できるよう、英単語を覚える際には、1語1訳だけではなく複数の訳を覚えてください。

1語に対して重要な訳を2~3個覚えておくことで、より得点力が上がりますよ。

システム英単語は1語に対して複数の重要な訳が掲載されていますし、多義語の章も用意されているのでおすすめです。

 

英熟語の対策法

英熟語帳

関学の英語では、英熟語を直接問う問題もかなり出題されます。

英熟語の勉強をおろそかにしてしまう人が多いですが、必ず対策しておかなければいけません。

英熟語に関しては、速読英熟語、解体英熟語、英熟語ターゲット1000など、有名どころの英熟語帳1冊でOK。

800語~1000語ほどの英熟語が掲載されている英熟語帳を、1冊完璧に固めましょう。

 

前置詞もセットで覚えよう

関学の英語では、英熟語や英単語の前置詞を問う問題がとても多く出題されます。

語彙を見て訳を言えるようにするだけでなく、セットの前置詞まで覚えるようにしましょう。

例えば、「callに何という前置詞をくっつけると、「中止する」という意味になるか。」など。

前置詞までしっかりと覚えておけば、それだけで得点につながるので、日ごろから意識してください。

 

関西学院大学の英語 英文法の対策法

関学の英語では英文法も多く出題されていて、十分に対策しなければいけません。

オーソドックスな空所補充形式と、並び替え問題が頻出。

まずは英文法の土台をガッチリ固めて、どちらも8割以上を取れるようにしましょう。

素直な問題が多いので、基本ができていれば得点するのは難しくありません。

 

講義形式の参考書でインプット

深めて解ける英文法INPUT

まずは講義形式の参考書で、英文法を深く理解するところからスタート。

深めて解ける英文法INPUTなど、講師が語りかけてくれる参考書を勉強して、英文法を学んでいきます。

英文法を理解できていない状態で問題集だけを解いても、答えの丸暗記になってしまうので注意してください。

 

理解ができてから問題集へ

英文法の問題集

文法を理解したうえでNextStageVintage、スクランブルなどの問題集を1冊完璧にすれば、8割以上は堅いでしょう。

講義の参考書も問題集も、どちらも1冊ずつで良いので、どこから聞かれても瞬時に答えられるくらいまでやりこんでください。

同じタイプの問題集を2冊以上やる必要はありませんし、うろ覚えになって逆効果になる可能性があるので注意しましょう。

これらのオーソドックスな問題集を解いたうえで、さらにランダム形式の問題集まで取り組めれば、なお効果的です。

インプットとアウトプットを両立できれば、関学の英文法でしっかりと得点を稼げます!
筆者

 

並び替え問題の対策も大切

ここまでの勉強法で英文法の基本が固まったら、並び替え問題を対策しましょう。

関学では並び替え問題が頻出で、なおかつ配点がとても高いです。

並び替え問題のカギは、「選択肢を減らす」こと。

選択肢が多いからこそ、組み合わせのパターンが増えて難しく感じてしまうんです。

組み合わせられるものを先に合体させて選択肢を減らすことで、難易度を下げましょう。

そこからSVOCのルールに沿って、正しく英文を構成していきます。

 

おすすめの整序の参考書

英語整序問題精選600

おすすめの参考書は「英語整序問題精選600」など。

空所補充型の問題は問題集で良く解くと思いますが、並び替え問題は意外と触れる機会が少ないもの。

並び替え問題にニガテ意識がある人は、そもそも問題演習が足りていないケースが多いです。

空所補充型の問題に特化した問題集を1冊勉強しておくと、並び替え問題が得意になります。

 

関西学院大学の英語 長文の対策と勉強法

関学の英語長文は、比較的読みやすい傾向にあります。

構造が複雑な文が出てくることはありますが、テーマ自体がとらえやすい文章が多いです。

1文1文をしっかり読めていれば、問題なく文章が理解できるでしょう。

 

精読力を伸ばすために

入門英文解釈の技術70

1文1文を読めるようにするための方法は、英文解釈の技術シリーズなどを勉強していくのがおすすめ。

1文1文の構造をしっかりと理解したうえで、正しいルールに沿って読んでいきましょう。

ただ左から右に、単語を拾いながらなんとなく読んでいるだけでは、英文は読めるようになりません。

下の写真のように、1文1文の精読のトレーニングができます。

入門英文解釈の技術70の中身

 

長文へとステップアップ

トレーニングで1文1文を落ち着いて正確に読めるようにしてから、論理的に長文を読めるようにしましょう。

1文1文をただ訳していくだけでなく、文と文のつながりを理解するようにしてください。

文章を冒頭から最後まで、1本のストーリーとして追っていくことが大切です。

そしてパラグラフごとに簡単に要点をメモし、筆者の主張も捉えるようにしてみてください。

後は何度も過去問演習をして、正確性とスピードを上げていき、関学の厳しい時間制限でも高得点を取れるようにステップアップしましょう。

1文1文の構文の解説が詳しい「英語長文ポラリス」「英語長文ハイパートレーニング」などがおすすめです。

「英語長文ポラリス」「英語長文ハイパートレーニング」

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内容一致型の問題の解き方

関西学院大学の英語長文を解く際には、内容一致・内容不一致問題に注意しましょう。

問題の最後の内容一致、内容不一致問題は、文章全体の内容からまんべんなく出題されます。

1つのパラグラフから1つではなく、文章全体の内容から出題されるので、正解・不正解の判断が難しいんです。

文章を全て読んでいざ問題に取り組むと、「あれ、この選択肢はどっちだっけなぁ・・・」と悩み、読み直すことになってしまうでしょう。

 

具体的なテクニック

パラグラフを1つ読んだら、選択肢に目を通しましょう。

そして正解、不正解だと判断できるものについては、その時にチェックをつけてください。

そうすれば頭に長文の内容がバッチリ入っている状態で問題を解けるので、正答率が上がります。

何度も文章を読み直さなくてよくなるので、時間の短縮にもなりますよ。

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空所補充型の問題の解き方

長文の一部が空所になっていて、選択肢から正しいものを選ぶ問題。

空所の前後だけで考えずに、文脈をヒントに解いていくことが大切です。

文章の流れを理解して、選択肢を見る前に自力で入る語句を推測しましょう。

必ずしも正確な推測ができなくても、ニュアンスが頭に浮かべばOK。

先に推測してから選択肢を選ぶようにすると、先入観も無くなり正解しやすくなります。

 

下線部と同じ意味の選択肢を選ぶ問題

下線が引かれた語句やフレーズ、英文と同じ選択肢を選ぶ問題。

この問題も下線部だけで考えずに、文脈をヒントに推測していきましょう。

日ごろから分からない語句やフレーズに出会ったときに、すぐに訳を見ずに自力で推測するトレーニングをしてみてください。

推測力を日々鍛えるように意識していけば、この問題にも対応できるようになります。

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関西学院大学の英語 会話問題の対策

関学の会話問題は、いわゆる「会話の定型句」はあまり出題されません。

例えば[Keep the change.]=「お釣りはいりません」など。

会話文ならではの、知らなければ意味が分からない表現があまり出てこないので、対策はさほど難しくないです。

ポイントは、「いかに会話の情景をイメージできるか」

関学の会話問題は文章が長いので、会話をしっかりイメージできていないと、流れを終えなくなってしまいます。

そうならないように、会話がどんな雰囲気で、どんな場所で、どんな人によって行われているかをイメージしましょう。

この意識を持ったうえで、たくさん過去問演習をして、関学の会話文に慣れれば、しっかりと合格点が取れますよ。

>>関西学院大学の英語で合格点を取る方法はこちら

 

関西学院大学の4技能の外部試験の利用

関西学院大学ではTEAPや英検、IELTSなどを利用して受験できるようになっています。

一定の基準を満たすと「英語検定試験活用」で受験ができたり、英語の試験が免除されたり。

AO入試でも加点の採用になりますし、推薦入試でも参考資料としてスコアを提出できます。

受験までの期間に余裕がある受験生は、挑戦してみるのも良いでしょう。

 

関西学院大学の英語の対策&勉強法まとめ

関学の英語を攻略するカギは、基本を完璧にしたうえでスピーディーに解いていくこと。

中学生レベルの基本からしっかりと土台を固めて、何度も過去問演習をしましょう。

厳しい時間制限でも実力を発揮できるように、慣れておく必要があります。

そうすれば入試本番でも、焦ることなく実力を発揮して、合格点が取れるでしょう。


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