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記事と筆者の信頼性
・難関大学に理系受験で合格した人が記事を執筆
・早稲田大学卒の予備校講師が、さらに分かりやすく編集
・手元に化学重要問題集を用意して、中身を見ながらレビュー
・編集者は予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
化学重要問題集(数研出版)は、難関大学を志望する受験生が愛用している歴史のある化学の問題集。
長く受験生から使われ、とても評価が高い「大学入試の鉄板の問題集」の1つ。
化学の問題集の中でもこれほど評判が良いものは、さほど多くありません。
学校の定期テストレベルの学力を、大学入試で得点できる力に発展させる、懸け橋となってくれるのが化学重要問題集です。
ここでは「化学重要問題集の特徴とメリット・デメリット」「化学重要問題集のレベル」「化学標準問題集の違い」「偏差値を伸ばす使い方」の4点を中心に解説していきます!
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目次
化学重要問題集とは
化学重要問題集の各章は「要項」「A問題」「B問題」で構成されています。
「要項」では下の写真のように、各章の内容の重要なポイントや解法のテクニックを復習できるようになっています。
大学入学共通テストや中堅私大で確実に点数を狙うならば、「A問題」を重点的に演習しましょう。
旧帝国大・早慶を狙う場合は、「B問題」まで演習し、より応用力が求められる問題に挑んでください。
分野ごとに「A問題→B問題」と進むのも良いですし、まずは全てのA問題を完璧にしてから、B問題へ進むという形でも良いでしょう。
すべて合わせると250題ほどもありかなりのボリュームですが、それでいてコンパクトにまとまっているのが化学重要問題集の良い点でもあります。
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化学重要問題集のA問題について
A問題は共通テスト~日東駒専MARCHレベルで出題される、頻出問題がまとめられています。
大学入学共通テストや中堅私立ならこれで十分!って感じの問題の難易度で、難関大学を受けるのならこれは朝飯前!って感じの問題ですね。
下の写真の通り、基本問題を中心に構成されています。
基本が何よりも大切なので、A問題だけは何度もやり直してください!
ここを完璧にすることがまず大事です!
解けるようになるまで何回もやりこみましょう!
化学重要問題集のB問題について
B問題は旧帝国大・早慶レベルに匹敵する応用問題が出題されています。
有名な大学からの出展が多く、難しいと感じることもあるでしょう。
下の画像を見ると「A問題」と比べると明らかに難易度が上がったのがわかると思います。
この問題は難関校では超頻出ですが、完全に「A問題」の応用です。
「A問題」が完璧になっていなければ、全く太刀打ちできないでしょう。
まずはA問題を完璧にして、そこからB問題へとステップアップしていってください。
共通テストであれば8割くらいは解けるようになってから、取り組むのが目安になります。
B問題からは一問一問もかなり手強いですが、難関大学では頻出の問題ばかりなので、B問題が完璧になればその分野は大丈夫だ、と言っても問題ないです!
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化学重要問題集の巻末補充問題について
巻末補充問題は、総合問題への対策に適しています。
東大・京大など超難関大学がたまに出題する、いわゆる総合問題がたくさん収録されています。
総合問題は無機、有機関係なく、様々な考え方を混ぜた問題です。
知識はほとんど必要としないですが、基本的な考え方を応用するものが多く、難しく、とても時間がかかる問題が多いです。
試験会場では「解けるんじゃないか?」という気になって時間を多く取られ、簡単な問題に手が回らなかった。
なんてことが多く起こる問題です。
なので一度解いてみてどんな感じか、体感しておいた方が良いでしょう。
総合問題の対策としてももちろんですが、より化学の知識を深める、思考力を鍛えるという意味でも重要です。
化学が得意な人は巻末補充問題をたくさん解いてみてもいいと思いますが、スケジュールとも相談しながら進めていきましょう。
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化学重要問題集の解説について
化学重要問題集は「解説が分かりにくい」という声がある一方、「これくらいで十分」という声もあり、賛否両論。
解説が詳しくないと言われることも多いようですが、別冊の解答の冊子だけでもそれなりの厚さがあります。
基礎的なA問題は解説が特に詳しくなっていて、分かりやすいです。
ただ計算過程のみが示されてることも珍しくなく、その点では理解しにくいこともあるでしょう。
化学重要問題集に取り組む前に、一定の実力を磨いておかないと、「解説が足りない、分かりにくい」と感じてしまうかもしれません。
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もっと解説が詳しい問題集
化学標準問題精講
化学標準問題精講は、やや化学重要問題集よりもレベルが高いです。
化学重要問題集のA問題が省かれていて、B問題のようなレベルが高い問題がピックアップされているイメージ。
A問題だけを終わらせて基礎を固めて、B問題の代わりに標準問題精講へ移るというのも良いでしょう。
化学基礎問題精講
化学基礎問題精講は、化学重要問題集のA問題をまとめたような問題集。
基礎問題だけにフォーカスしている分、解説も詳しくなっています。
まずは解説が丁寧な問題集で、基礎を徹底的に勉強したいという場合は、化学基礎問題精講がおすすめです。
化学基礎問題精講で基礎を固めてから、化学重要問題集へ進むと良いでしょう。
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化学重要問題集のデメリット
化学重要問題集は問題数が多く、網羅性が高いですが、これは人によってはデメリットにもなります。
入試までの時間があまりない人や、大量の問題を前にするとしんどくなってしまう人など。
まずは「A問題だけを完璧にする」と目標を立てて、取り組んでいくと良いでしょう。
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化学重要問題集のレベル/難易度
化学重要問題集は、大学入学共通テスト~早慶・難関国公立のレベルの高い化学を攻略したい受験生向けです。
網羅性があるので到達レベルは高く、完璧にすれば難関大学でも合格点を取れるくらいの力が身に付きます。
化学重要問題集に取り組む注意点
化学重要問題集はあくまで、レベルの高い化学の演習用の問題集。
まずは講義形式の参考書で化学を深く理解し、セミナー化学などで基礎を固めてから、重要問題集に取り組んでいきましょう。
「化学重要問題集ははいつから取り組めば良いの?」と聞かれることもありますが、時期を目安にするのではなく、化学の基礎を理解出来てから勉強してください。
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化学重要問題集の使い方&勉強法
ステップ①要項を読もう
まずは要項を読んで、各省の内容を復習しましょう。
要項を見た時に、少しでも不安がある場合は講義形式の参考書で勉強を復習してください。
要項の内容は完璧に分かるようでないと、化学重要問題集の問題は解けません。
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ステップ②問題を解こう
ノートとペンを用意して、回答を紙に書き出していきましょう。
答え合わせの際に、自分がミスしたポイントが明確に分かるよう、回答を自分で書くことが大切です。
化学重要問題集は問題量が多いですから、全ての問題を何周を解いている時間はありません。
ミスした問題には必ずチェックをつけて、完璧に理解するまで何度も繰り返し解きましょう。
ニガテな問題を徹底的に復習することで初めて、自分の学力が伸びていきます。
何周するかという数字に意味はなく、とにかく全ての問題を自力で解けるようになるまで取り組んでください。
理論化学の勉強の進め方
理論化学は全ての基礎で、これを理解しないと無機も有機も解けません。
この分野は化学重要問題集だけで、かなり高いレベルまで演習ができます。
理論化学は、反応や分子構造が主な内容となっています。
反応を問う問題(反応熱や中和・酸化還元、電気化学、反応速度・平衡など)の分野は、反応式を問う問題に加え、計算問題が出題されます。
反応式は、すぐに思い浮かぶようにして、計算問題は、演習を繰り返し、慣れておくことが重要です。
「化学重要問題集」では、「A問題」に典型問題が掲載されています。
「A問題」を繰り返し解くことで、反応式を正しく覚え、計算問題に慣れてください。
受験で化学を利用する場合は「A問題」を全て、完璧に解けるようにしておかなければいけません。
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有機化学の勉強の進め方
有機化学は理論化学、無機化学と比べると明らかに難易度は易しいです。
どの大学でも大問として出されるので、いかに早く解けるかにこだわっていきましょう。
有機化学は、典型的な化学反応や構造を問う問題に加え、有機物質の同定問題が出題されます。
物質名称や化学反応を最低限抑えておき、同定問題は演習を繰り返して、慣れておきましょう。
同定問題は、様々なヒントの中から、ある有機物質に特定していく問題です。
ヒントを活かしながら解いていくためにも、様々な問題を見て演習しておくことが大切。
「化学重要問題集」を利用し、何度も演習しておきましょう。
有機化学に関しては、化学重要問題集だけでは不十分。
有機化学はスピードが求められるので、とにかく演習量がモノを言います。
有機の構造決定は見てきた問題の数で勝負が決まるので、志望校の過去問やその他の問題集をたくさん演習してください。
一度解いた問題を何度も解くよりも、初見の問題にたくさんトライして、初見で解くスピードを上げていきましょう。
「有機ができなければ、化学ができないのと同じ」というほど有機化学は重要なので、気合を入れて勉強をしてください。
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無機化学の勉強の進め方
無機化学は理系科目には珍しい、ガッツリ暗記する分野。
難関大学では理論化学を理解していないと解けない、無機化学の問題が多いです。
無機化学も化学重要問題集でカバーできる範囲が広く、1冊でレベルを大きく伸ばせます。
化学の資料集などに必要事項がまとめてあるので、まずそれを完璧に覚えて、化学重要問題集でアウトプットしていきましょう。
無機化学は暗記の要素が強くなるので、知識のメンテナンスがとても大切です。
「要項」に掲載されている化学反応や物質の特性を覚えてから、「A問題」に挑みましょう。
無機物質の同定問題は入試で頻出なので、特に力を入れて演習してください。
同定問題は意外と差の付く分野なので、合否を分ける可能性があります。
旧帝大や早稲田・慶應など難関大学を目指す場合は、B問題の無機物質まで覚えてください。
化学重要問題集で演習することはもちろんのこと、知識が抜けないようにスキマ時間も活用して復習しなければいけません。
過去問などでも新しい知識が出てきたらノートに書き出して、カバーできる範囲を広げていきましょう。
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化学重要問題集が終わったら次は
化学の新演習は化学重要問題集よりもレベルが高く、カバーされている範囲も広いです。
化学が得意な人向けの問題集なので、化学重要問題集で難問だと言われていた問題が基本のような扱いになります。
全てが化学重要問題集でいうところの、「B問題」以上のレベル。
「巻末問題」のような問題がごろごろあります。
東大、京大、東工大、医学部等を目指す、化学を得点源にしたい人向け。
受験まで時間があり、さらに化学重要問題集が完璧な人のみ取り組んでください。
その他の人は化学重要問題集が終わったら、赤本に取り組みましょう!
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化学基礎問題精講のレベルと使い方まとめ
ポイント
・網羅性が高い、難易度が高めの化学の問題集
・やや解説が少なく、理解しにくい部分もある
・A問題が基礎で、B問題、巻末問題と難易度が上がる
・まずは化学を理解してから、重要問題集に取り組もう
・ミスした問題には必ずチェックをつけて、何度も復習しよう
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現役の時に偏差値40ほど、日東駒専に全落ちした私。
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