「机に向かっても、ボーっとしてしまう」「やる気がある日とない日のムラが激しい」「いつの間にか寝てしまったり、スマホを触ってしまったり」。
成績を伸ばしたい気持ちはあるのに、なぜこんなにも、受験勉強に身が入らないのでしょうか。
その原因とすぐ効く対処法をお伝えしていきましょう。
私も現役時代は勉強にやる気がなかなか出てこなくて、成績も上がりませんでした。
成績を伸ばしたい気持ちは強いはずなのに、なぜか勉強に集中できず、時間だけが過ぎていってしまう。
焦りもありましたし、どんどん自分を責めるようになってしまいました。
悪循環が続いてしまい、成績も伸びず、日東駒専を含む12回の受験ですべて失敗。
どん底を経験しました。
浪人した私はこのままじゃマズいと感じ、やる気についてしっかりと知識を取り込んで、意識的にやる気を出すようにしました。
試行錯誤して、色々な対策をしていった結果、受験勉強のやる気が大きく上がりました。
毎日、勉強が楽しくて仕方なくなり、偏差値40台から早稲田大学に合格。
その時に見つけた「やる気が出ない7つの原因と対処法」を詳しく解説していきます!
きっとこれを読み終わったあなたの体は、自然と机に向かっているでしょう。
記事と筆者の信頼性
・筆者は模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格
・偏差値40台から70を超えるまで伸ばし、A判定を獲得
・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
目次
やる気が出ない原因①入試までの期間が長すぎる
入試まで半年~1年以上もの期間があると、「まだまだ受験まで期間があるなぁ」と、どうしても現実味がわきません。
まだまだ先のことだと思ってしまうと、どうしても勉強へのやる気が出てきません。
特に高1、高2の人は、受験が途方もなく先に感じてしまうかもしれません。
私は高校3年生の夏ごろから勉強を始めましたが、半年後でさえまだまだ先に感じました。
模試を受けて危機感を出そう
そこでおすすめなのは、模試をたくさん受けることです。
私も浪人をしたときは1ヶ月に1回は、必ず模試を受けるようにしていました。
1か月後に模試があれば、自然と次の模試で良い結果を出すために勉強するようになるんです。
短いスパンでたくさん模試を受けて、常に目の前に目標がある状況を作り出しましょう。
受ければ受けるほど、「今度こそはE,D以外の判定を取ってやるぞ!」という気持ちも強くなっていきます。
模試に向かって必死に勉強を進めていれば、いつの間にか入試本番がやってきます。
その時には十分な力が蓄えられているでしょう。
模試という目標があれば「次の模試までにこれを終わらせる」など、スケジュールも立てやすくなります。
ただやみくもに、入試本番に向かって場当たり的な勉強をしてしまうと、成績は伸びていきません。
>>E判定からA判定になり、早稲田大学に合格した私の勉強法はこちら
やる気が出ない原因②危機感が足りない
「なんだかんだ、最終的には自分は志望校に合格できるだろう」と楽観的に考えてしまっているパターンです。
人間誰しも、「自分だけは何とかなる」と思ってしまいがち。
私も現役時代は、「入試本番になるころには、自分の実力もついて、合格できるんだろう」なんて思っていました。
結果、12回の受験ですべて失敗。
自分が思っている以上に、受験は厳しいものなんです。
過去問で合格点が取れなければ落ちる
今すぐに、志望校の過去問を解いてみてください。
まだ合格点は取れないですよね?
入試本番までに安定して過去問で合格点が取れなければ、志望校には合格できないんです。
想像している以上に、難しいと実感できるはずです。
「今はまだ、解けなくても心配いらない」などと、現実から目を背けてはいけません。
1日でも早く合格点を取れるようにするため、必死で勉強に取り組みましょう。
模試でE判定では合格できない
「E判定やD判定でも、志望校に合格した人はいる」という情報を聞いて、安心している人もいるかもしれません。
しかし現実は厳しく、E判定やD判定で合格できる人は本当にわずかで、不合格となってしまう人が大半です。
むしろA判定やB判定でも落ちてしまう人も多いほど、大学受験は厳しい世界です。
模試の判定が悪い人、偏差値が思うように伸びない人は、その現実としっかりと向き合いましょう。
そして今日から気持ちを切り替えて、危機感を持って本気で勉強を進めてください。
>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
やる気が出ない原因③志望校への熱意が足りない
「志望校に合格したい」というのは目標です。
「なぜ志望校に合格したいのか」という理由が、あなたのやる気を引き出してくれる最大のパワーになります。
私の理由
・志望校に合格して、家族や友達、先生から褒めてもらいたい。
・大学に進んでから、「早稲田大学に通っています!」と胸を張って言いたい。
・憧れのキャンパスで、語学や教育について勉強したい。
これは私が浪人していた時の、志望校に合格したい理由でした。
志望校に合格したい理由を、整理してノートに書き起こしてください。
それら1つ1つを達成した時に得られる「感情」を、リアルに感じてください。
人間は感情によって動いていて、その感情をあなたは欲しているんです。
その感情を得るために、あなたは勉強を頑張ろうとしているんです。
常にその感情を意識しながら勉強をしていくと、やる気がわいてきますよ。
積極的に「勉強を頑張る理由」を探そう
漠然と「志望校に合格したい」と考えているだけでは、なかなか体は動きません。
明確な志望校が決まっていないと、勉強を頑張る理由がありません。
色々な大学に足を運ぶ、各大学のホームページを見る、先輩の話を聞くなど積極的に動きましょう。
大学の情報を収集する手段は、たくさんあります。
「志望校が決まらないからやる気が出ない」と嘆くのではなく、自分から進んで大学に関する情報を集めていきましょう。
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やる気が出ない原因④ノルマがあいまい
人間はノルマがあると、やる気が出る生き物なんです。
A:「今から頑張れるだけ、勉強をしなさい」
B:「英単語を200個覚えたら、今日は終わりです。その後はテレビを見ても、遊んでも、何でもOK。」
Bの方が言うまでもなく、頑張れますよね。
私も毎日のノルマを決めて、「これが終わったら、家でゲームしよう!」というのを楽しみに勉強していました。
やる気を出すためには、1日のゴールを設定することが大切なんです。
ゴールを早く達成すればするほど、自由時間が増えると思えば、自然とやる気もわいてきますよね。
ノルマが決まれば調整しやすい
仮に朝起きる時間が遅くなってしまったとしても、少し頑張ってノルマを達成すれば問題ありません。
時間で決めてしまうと少しでも予定が狂ったときに、「今日はもう予定通りに進まない」と諦めてしまうでしょう。
「1日10時間勉強をする」などと、実現が難しい時間的な目標を立ててしまうのも、スケジュールが狂って勉強にやる気が出ない原因の1つです。
正しくノルマを決めよう
1日のノルマに、「それを達成していけば、志望校に合格できる」という根拠をつけて、勉強を進めていくことが大切です。
毎日これだけやれば、志望校に合格できる。
でもやらなければ当然、志望校に落ちてしまう。
そう思えば、絶対に勉強するのではないでしょうか。
まずは志望校の過去問を解いてみて、どの力がどのくらい足りないのかを分析しましょう。
そしてそこから逆算して、志望校に合格するためには、1ヶ月、1週間、1日でそれぞれどれくらいの量を勉強しなければいけないのかを、数値化してください。
例えば英語であれば、
単語を50個
熟語を20個
英文法を30題
英語長文を2題
というようにノルマを決めます。
そうすれば毎日やるべき勉強量が数値として現れるので、やる気がみなぎるでしょう。
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無理なノルマは必ず崩れる
スケジュールを立てるときは、必ず「調整日」と「休養日」を組み込むようにしてください。
無理のある計画を立ててしまうと、どこかで必ずパンクしてしまいます。
急用が入った時や、思うように勉強が進まなかった時のことも考えて、1週間に1日ほど調整日を入れておきましょう。
消化できなかったノルマは、調整日に終わらせていきます。
また受験勉強をすると心身ともに疲労がたまりますから、休養も取らなければいけません。
休まずに勉強し続けることが必ずしも良いことではないですし、休養を取った方がパフォーマンスが上がる可能性も十分にあります。
私が浪人をしていた時は、9日勉強して1日休む、月3休のペースで勉強を進めていました。
>>1ヶ月で早稲田慶應・難関国公立の英語長文がスラスラ読めるようになる方法はこちら
やる気が出ない原因⑤成績が思うように伸びない
人間は誰しもがそうですが、上手くいっていない時はなかなかやる気が出ません。
逆に自分が得意なものや、上手く進んでいるものを実行する時は、前向きに取り組めるものです。
これは大学受験の勉強でも全く同じ。
私が現役の受験生の時も偏差値は40台前半で、成績はあまり伸びていきませんでした。
だからこそやる気が出なかったですし、「どうせやっても伸びないなら、サボっちゃおう」という気持ちも出てきてしまいました。
悪循環は入試本番まで続いてしまい、成績は伸びず志望校どころか併願校も全て不合格という結果に。
成績が伸びると勉強が楽しくなる
逆に浪人をして最初の模試で偏差値が70を超えてからは、「もっと良い成績を取ってやるぞ!」という気持ちになりました。
努力をした分だけ成績が伸びる状態を作れれば、勉強がすごく楽しくなります。
成績が伸びれば伸びるほどやる気も上がっていき、どんどん良いサイクルで進んでいきます。
1ヶ月だけ、本気で勉強してみよう
「正しい勉強法を分析する」→「1ヶ月で良いので、誰にも負けないくらい勉強する」というステップに取り組んでみてください。
たった1ヶ月であっても、正しい勉強法で誰にも負けないくらい本気で勉強に取り組めば、成績は大きく上がります。
この時の「成績が伸びた」という感覚が本当に大切で、これを味わえれば一気に勉強が楽しくなっていくでしょう。
私が1ヵ月で英語の偏差値を40から70に伸ばした勉強法を知りたい方は、下のラインアカウントを追加してください。
やる気が出ない原因⑥周りを気にしすぎる
受験生の時は私も周りの情報が気になってしまい、やる気が出ないことがありました。
例えば「友達の成績がすごく良いらしい」という話を聞くと、負けた気分になってモチベーションが落ちてしまいました。
「〇〇大学の今年の問題は難しいらしい」など、根拠のない情報に振り回されたこともあります。
「あなたの学力じゃ志望校には合格できないよ」と言われて、ふてくされたこともあったと思います。
周りの噂を気にしてもしょうがない
受験を経験して感じたのは、「周りの意見」に耳を傾けすぎるのは、百害あって一利なしだということ。
私は浪人してからは意図的に外からの不要な情報を遮り、自分の勉強に集中するようにしました。
その時の目標は「模試でA判定を取る」「志望校の赤本で合格点を取る」の2点だけ。
この2点がしっかりと達成できれば、誰が何と言おうと合格できる可能性が高いです。
2つの目標を達成することだけを考えて、全力で突き進んでいけば、周りの声を気にせずやる気を出して勉強を進められるでしょう。
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やる気が出ない原因⑦難しい参考書に手を出しすぎ
私が受験生の時もそうでしたが、少しでも成績を伸ばそうと考えると、背伸びをして難しい参考書に手を出してしまいがち。
基礎が出来ていない状態で難しい問題に取り組むと全然解けないですし、解説を読んでも理解できないことも多々あるでしょう。
過去問に取り組んでもほとんど解けず「これじゃ合格できない」「自分って頭悪いんだな」と落ち込み、やる気も下がってしまいます。
基礎固めからスタートしよう
まずは基礎・基本を徹底的に固めることを一番に考えて、勉強に取り組んでみてください。
基礎的な内容はしっかりと取り組めば解けるはずですし、解説を読めば十分に理解できるでしょう。
問題が解けるようになっていくと「この調子で頑張れば成績が伸びるぞ!」という感覚が分かり、勉強も楽しくなっていくはずです。
基礎から固めていかないと成績は伸びていきませんから、背伸びをして難しい勉強をするのは本当に時間の無駄になってしまいます。
やる気を出すためにも、着実にステップアップしていくためにも、1ランク下の参考書から勉強していってください。
やる気が出ない原因を考えることが大切
ここまで「やる気が出ない原因とその対処法」を、詳しく解説してきました。
お伝えした通りご自身が「なぜやる気が出ないのか」を考えることが、本当に大切です。
例えば無理にスマホを封印したり、遊びを断ったりして勉強時間を作ろうとしたとしても、メンタルがついてこなければ状況は変わりません。
スマホを使わないようにしても、机に座ってボーっとしてしまう、他のもので遊んでしまうという可能性が高いです。
スマホがあるからやる気が出ないのではなく、やる気が出ていないからスマホに手を出してしまうということですね。
例えば「志望校が決まっていないからやる気が出ない」という状態で、いくらスマホを封印しても、勉強時間は増えません。
「ノルマが決められない」という状態でいくら机に座る時間を長くしても、勉強量は増えていきません。
勉強に集中できない自分を責めたり、無理やり勉強したりするよりも、「やる気が出ない」を分析して、対処していきましょう。
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大学受験の勉強のやる気が出ない原因まとめ
ポイント
・模試をたくさん受けて、受験を身近に感じる
・志望校の過去問を解いて、現実の厳しさを知ろう
・志望校に合格したい理由を、ハッキリ言えるように
・毎日やるべきノルマを数値化しよう
・周りを気にしすぎず、自分の勉強に集中
・基礎を徹底的に固めて、徐々にステップアップしよう
・やる気が出ない原因を分析して、対処していくことが大切
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筆者は現役時代、偏差値40ほどで日東駒専を含む12回の受験、全てに不合格。
原因は「英語長文が全く読めなかったこと」で、英語の大部分を失点してしまったから。
浪人をして英語長文の読み方を研究すると、1ヶ月で偏差値は70を超え、最終的に早稲田大学に合格。
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