記事と筆者の信頼性
・難関大学に理系受験で合格した人が記事を執筆
・早稲田大学卒の予備校講師が、さらに分かりやすく編集
・手元に緑チャートを用意して、中身を見ながらレビュー
・編集者は予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
チャート式は色々な種類がありますが、ここで紹介するのは表紙が緑色の「緑チャート」です。
「緑チャートの特徴と、他の色のチャート式との違い」「緑チャートのレベル」「偏差値を伸ばす使い方」の3点を詳しく解説します!
緑チャートとは?
緑チャートは大学入学共通テストの対策用のチャート式。
これまではセンター試験用となっていましたが、共通テスト用へと改訂されました。
これまでの緑チャートに、さらに共通テスト用の問題が追加されています。
短期間で共通テストの範囲を一気に演習できるので、とても効果的です。
各単元で出題される実践問題は、過去にセンター試験に出題され、共通テストでも通用する問題ばかりです。
レイアウトがとても見やすい
緑チャートに限らず、チャート式シリーズはとてもレイアウトが見やすいです。
下の写真のように、例題を解いて解説を読むという流れで進んでいきます。
解法はとても詳しく書いてあるので、しっかりと理解できるでしょう。
理解できない場合は、まだ基礎的な部分で抜けがあるかもしれません。
教科書などに戻って、基礎の部分をもう一度復習していきましょう。
基礎が出来ていない状態で問題をたくさん解いても、答えの丸暗記になってしまい、成績は伸びていきません。
共通テストを想定した問題形式
掲載されている問題は、実際の共通テストを想定して作られています。
カタカナで示される空所に、適切な数字を1つ入れるという、計算結果だけが求められる選択形式。
まず共通テストの形式(マーク式)に初めて触れるという方は、問題を解きながらこの形式に慣れていきましょう。
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「素早く解く」でレベルアップ
緑チャートには下の写真のように、「素早く解く」というコラムが用意されています。
共通テストは時間との戦いになりますから、少しでも早く解き進めたいところ。
「素早く解く」のコラムも活用して、スピードを上げていきましょう。
「素早く解く」のコツの中には、マーク式だからこそ活用できるポイントも多くあります。
途中の計算は考慮に入れないため、例えば有名な6分の1公式はとても効果的。
6分の1公式を使えば、長い計算を省略でき、一発で解答を導き出せます。
また計算が長くなるとミスしやすくなるので、そういった意味でも使わない手はありません。
6分の1公式に限らず、「素早く解く」で色々なテクニックを身につけておくと、引き出しも増えるのでおすすめです。
他のチャート式との違い
他のチャート式と比べると、「問題を解く」という部分により重点が置かれています。
例えば下の写真のような、他のチャート式にある「基本事項」の確認のページがありません。
緑チャートは「問題演習用」という位置づけなので、必要な知識をインプットしたうえで取り組みましょう。
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緑チャートのデメリット
大学入学共通テストで9割以上を狙う受験生にとって、緑チャートだけではやや演習量が足りません。
予想問題集などで、たくさん演習を積んでいきましょう。
特にプレテストなどを解いて、制限時間内に問題を解き切れるようにすることが大切です。
また本番では、これまで見た事がない問題を、その場で考えさせるようなケースも出てきます。
予想問題集などもたくさん解いて、色々な問題に対応できるようにレベルアップしましょう。
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緑チャートのレベル/難易度
緑チャートは「共通テストの問題を解く」ための問題集なので、取り組むにあたって一定の力が必要になります。
数学が苦手な人が、共通テストの対策をしたいからといって、いきなり取り組もうとすると難しく感じるでしょう。
まずは白チャートはしっかりと固めて、教科書レベルの基本問題は解けるようになってから、緑チャートに取り組んでください。
問題を解くという行為はあくまでアウトプットで、そこまでの実力がついている人が勉強するからこそ、成績が伸びるんです。
緑チャートの到達目標
緑チャートを完璧にすれば、大学入学共通テストで8割は狙えます。
偏差値でいえば大体、58くらいが目安になります。
9割を狙うには、緑チャートだけでは演習量が足りないため、演習用の問題集を追加しましょう。
さらに上のレベルの対応と、共通テストを時間内に解き切るためのスピードを養ってください。
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緑チャートの使い方&勉強法
ステップ①基礎知識の吸収
緑チャートよりも易しい「白チャート」が理解できない、教科書レベルの問題が解けない人は、「頭の中の問題のストック」を増やしてください。
どんなに難しい問題であっても、結局は基本問題の組み合わせです。
解いた問題のストックを増やしていけば、解ける問題の幅が広がっていき、数学は得意になっていきます。
ステップ②例題を解く
緑チャートに取り組むうえで最も重要なことは、「例題を完璧に固める」こと。
例題だけでも全て完璧にすることができれば、共通テストと戦える力は身に付きます。
最初から手を広げようとしすぎると、浅く広くの勉強になってしまいます。
重要な要素が詰まった「例題」を完璧に固めて、ガッチリと土台を作りましょう。
★計算を面倒くさがらない
共通テストは時間との戦いですから、いかにスピーディに計算できるかがカギになります。
例題を解く際に問題を見て、頭でなんとなく計算をして答えを見てしまうと、計算のスピードが上がっていきません。
必ずノートに「スピードを意識して」、計算式を書いていくようにしましょう。
たった1つの意識ですが、入試本番までの積み重ねとなると、かなり大きな差になってきます。
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ステップ③演習問題へ
練習問題やチェック問題など、その他の問題も解いていきましょう。
「例題で学んだことを活かして、初見の問題を解く」力を養っていくことが大切です。
最後に「実践模試」で、これまでの総復習をします。
例題や演習問題で学んだこと、「素早く解く」で覚えたテクニックを活用して、時間内に高得点を取れるように挑戦していきます。
この時は「入試本番」だという気持ちで、1点でも多く取れるように全力を尽くしてください。
★ミスした問題にチェック
問題を解く中でミスした問題には、必ずチェックをしましょう。
一度ミスした問題は、入試本番でも同じミスをしてしまう可能性があります。
何周も解きなおして、類題を解けるまでレベルアップしてください。
そもそも理解の部分で不足がある場合は、理解を深められる参考書でニガテな部分を勉強しなおしましょう。
問題集の解説だけでは深い理解はできませんから、参考書で該当の単元を幅広く復習することが大切です。
★数学が得意な人は
数学が得意で、共通テストの対策のために緑チャートを勉強する場合。
いきなり演習問題から入っていくのもOKです。
演習問題でつまずいた分野だけ、例題を確認することで、効率的に勉強を進められます。
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★ニガテ分野の補強にも
模試などを受験していく中で、自分の弱点が明確になっている場合。
弱点となる部分だけを、緑チャートで徹底的に演習していくのも1つの手です。
大学受験は苦手な分野があると、そこで大きく差がついてしまいます。
得意な部分を伸ばすよりも、ニガテな部分の基礎を固める方が難易度は低いですし、得点にもつながります。
ステップ④入試の直前に復習
緑チャートの巻末には、「指針一覧」というこれまでの重要なポイントをまとめた項目があります。
共通テストの直前に指針一覧を復習して、最後の確認をしましょう。
数学IAならば、正弦定理・余弦定理・ユークリッドの互除法などが頻出。
数学ⅡBならば、6分の1公式、シグマの公式、等差・等比数列の和の公式などですね。
こういった重要な内容を確認するだけでも、1問か2問は正解を増やせるかもしれません。
他のチャートと比べて厚みもないですから、会場まで持ち混むと良いでしょう。
またこれまで解いた問題の中で、ミスしたものも一緒に復習してください。
類題が出てきたときに得点できるよう、最後の補強をしましょう。
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緑チャートの使い方とレビューまとめ
ポイント
・共通テスト対策用のチャート式
・基礎を固めたうえで、問題演習用に使おう
・まずは例題を完璧に固めていこう
・ミスした問題には必ずチェックをつけて、二度とミスしないように
・入試会場にも持っていき、最後の復習を
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