現代文はどう読んで、どう解いていけば良いか。
そしてどんな風に勉強していけば、力がついていくのか。
あなたは自信をもって答えられるでしょうか。
私はもともと高校3年生の11月に受けた模試で、国語の偏差値は43でした。
しかしこれからお伝えする「現代文の正しい勉強法」を実践すると、すぐに全国記述模試の国語で偏差値70を超え、全国ランキングに掲載されました。
そして入試本番、早稲田大学の商学部の現代文で満点をGET。
現代文はセンスではなく、正しく勉強をすれば成績が伸びるという事が、分かっていただけると思います。
記事と筆者の信頼性
・筆者は模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格
・国語の偏差値40から、短期間で70を超える
・早稲田大学商学部の現代文で満点を獲得
・これまでに2,000人以上の受験生を指導
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「自分は現代文のセンスがある」は勘違いかも
日本史や古文、数学などほとんどの教科は、きちんと勉強しなければ「知識」が無いので、点数は取れません。
一方で現代文は、今まで生きてきた中でたくさん日本語に触れているので、勉強していなくてもある程度は読めます。
ハマった時はほとんど勉強していなくても高得点が取れることもあるので、「自分は意外と現代文のセンスがあるのでは??」と思ってしまいがち。
「自分に現代文のセンスがある」と錯覚してしまった受験生は、現代文を勉強しない傾向にあります。
しかし感覚で問題を読み解いていると、現代文の点数は大きく波が出てしまいます。
大学や問題のレベルが上がれば上がるほど、その波は大きくなってしまいます。
そこでこれから「カンに頼らない、現代文の正しい読み方と勉強法」をお伝えしていきましょう。
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現代文で重要な2つのポイント
現代文で安定した力をつけるためには、「読み方」と「解き方」の2つをマスターする必要があります。
難しい文章も論理的に読んで理解し、そのうえで問題に答えなければいけませんからね。
流れとしてはまずは読み方をマスターして、その後で解き方を学んでいきます。
現代文の「読み方」をマスターする勉強法
お伝えする現代文の読み方は、大学受験を攻略するためのものにとどまりません。
テクニックで乗り切るものではなく、「本物の国語力」を身につけ、常に安定した点数を取るための勉強法になっています。
身についた国語力は、受験を終えた後、新聞や大学のテキスト、論文などといった文章を読むときにも、力を発揮してくれます。
私は受験を終えてから、文章を読むスピードと、要点をつかむ力が大幅に上がったことに気付きました。
今では300ページ程ある本を、1時間で4冊ほど読み切れてしまうほどに。
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読み方①ストーリーを理解する
本文をしっかりと理解し、筆者の主張を読み取る力をつけていきます。
ポイントは、「文章の流れを追っていく」ことです。
受験生を見ていると、1文目から最後の文まで、なんとなく読み進めているケースが多いです。
「文を読むこと」が目的になっていて、「文を理解すること」に目を向けられていないという事ですね。
文を理解して読み進めていくためには、「文章のストーリーを追っていく」意識が必要。
1文目があり、その文があるから2文目が書かれ、3文目が書かれ、最後の文が書かれているわけです。
そのことを頭に入れ、1文1文をつなげて読んでいきましょう。
つまり1文1文をつなげて、頭の中でストーリーとして理解していくんです。
これは英語長文を読むときにも大切な考え方ですので、これから文章を読むときは必ず意識をしてください。
読み方②筆者の主張を捉える
文章のストーリーを追っていくなかで、「筆者は何を伝えたくて、この文章を書いたのか」という主張を探しましょう。
現代文を読むときは常に意識的に、「筆者が伝えたいこと」を探しながら読むようにすることで、少しずつ要点がつかめるようになってきます。
おススメの勉強法としては、現代文を解いたら100~200字程度で要約を作るようにすること。
要約というのは文章全体の要点をまとめること、つまり筆者の主張を捉える練習になるんです。
現代文の問題集を選ぶときは、要約の演習ができるものを選びましょう。
予備校や学校の先生にチェックしてもらえるようであれば、それがベストですね。
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読み方③小手先のテクニックは危険
「逆説の後は重要!」、「具体例は読み飛ばしても良い!」なんて言う、小手先のテクニックはとても危険です。
例えば具体例であっても、重要なときとそうでない場合があります。
筆者が大切な事を伝え、それをよりわかりやすくするために、具体例を挙げるケースは少なくありません。
そんな時に具体例を飛ばしてしまったら、筆者の思いはあなたに届かないことになります。
逆に筆者の主張をより強めるために、似たような例を3つほど上げるようなケース。
このような場合は、1つの例が理解できた時点で、その後の例は「同じような例が挙がっているな」という事が分かればOKですよね。
1文1文をつなげて理解していくことで、自然と重要な部分とそうでない部分が分かり、メリハリをつけて読めるようになるんです。
接続詞などを1つとって、「逆説があるから重要」などと判断することはできません。
例えばあなたが文章を書くときも、「重要な部分だから逆説を使おう!」などと、深く考えてはいないはずです。
日本語の文章を正攻法で読んでいき、理解していくことが求められていますから、「不自然」な読み方にならないようにしましょう。
小手先のテクニックに頼っていると、たくさん勉強しても現代文を読む力が伸びず、時間のムダになってしまう可能性があります。
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読み方④たくさん文章を読もう
現代文を読む力をつける一番の秘訣は、たくさん現代文を読むことです。
そうすると「現代文のパターン」がなんとなく体で分かっていきます。
「ここは軽く読んで、ここは気合を入れて読んで」というメリハリが自然とつけられるようになるんです。
現代文を読むのにかかる時間も短くなりますし、筆者の主張も捉えられるようになっていきます。
もちろんここまでお伝えした、正しい現代文の読み方を意識して読むことが大切です。
背景知識も吸収できる
現代文をたくさん読むことで、背景知識を自然と吸収できます。
環境の話、機械の話、言語の話、文化の話・・・
背景知識が入ると、現代文は格段に読みやすくなります。
例えばニュースを見るにしても、サッカーをやっている人はサッカーのニュースを理解しやすいでしょうし、将棋をやっている人は将棋のニュースが理解しやすいでしょう。
これと同じ原理です。
背景知識は英語長文を読むときにも同様に力を発揮するので、たくさん現代文を読むことはとっても効果的なんですね。
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現代文の「読み方」を学ぶための参考書
船口のゼロから読み解く最強の現代文
「船口のゼロから読み解く最強の現代文」をここまでお伝えした意識を持って取り組むと、「読む力」が大きく上がります。
初中級者向けの現代文の参考書で、「現代文の読み方」を詳しく解説してくれます。
問題に取り組んだら解説をしっかりと読み、「船口先生の現代文の読み方、解き方」をマネできるようにしましょう。
復習の際には「解答・解説を再現する」イメージで、もう一度読み解いていってください。
もう1ランク易しい参考書ですと、「ゼロから覚醒「はじめよう現代文」」もおすすめ。
1文~2文の短い文章から、現代文を深く勉強することができます。
現代文読解力の開発講座
かなり難易度が高い現代文の参考書としては、「現代文読解力の開発講座」がおすすめ。
私が受験生の時もこの参考書を2周勉強して、大きく成績を伸ばしました。
問題そのものはとても難しいので、初見で点数が取れなくても大丈夫です。
解説を熟読して、文章全体の流れと筆者の主張を読み取る感覚を養いましょう。
要約問題もついているので、こちらも必ず取り組んでください。
一通り終えたら、もう一周取り組み、解説と同じように現代文を読み解いていきましょう。
筆者の読み方・解き方を再現しながら、もう一度取り組むという事です。
この作業を行うことで、自分の頭が、参考書の筆者である霜先生の頭脳に近づいていきます。
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現代文の「解き方」をマスターする方法
これからお伝えする現代文の解き方は、得点力を飛躍的にアップさせてくれます。
私は入試本番には、「早稲田の問題であっても、本文を読まなくても正解が分かってしまう」くらいの力がついていました。
これはテクニックではなく、正しい努力の積み重ねです。
解き方①まずは基本的な解き方を覚えよう
まずは問題集をたくさん解いて、オーソドックスな問題の解き方を覚えましょう。
接続詞を埋める問題や、内容一致問題、傍線部と同じ意味の選択肢を選ぶ問題など。
問題集を解いていく中で出題頻度の高い問題形式をノートにまとめ、それぞれの問題形式に対して「この問題に対してはこうやって答える」というルールを自分で作りましょう。
最初は志望校の過去問を解いてみても、全く太刀打ちできないでしょう。
それが問題集を解いて回答力を磨いているうちに、少しずつ戦えるようになってくるんです。
過去問と真剣勝負できる力が付いたら、過去問演習に入りましょう。
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解き方②志望校の回答パターンを覚えよう
文章を書いているのは筆者ですが、設問を作っているのは各大学・各学部の教授です。
そのため大学・学部によって、出題形式や回答のパターンが大きく変わってきます。
これまで見たことがない形式の問題が出題されたり、オーソドックスな問題でも選択肢や設問が難しく、どう答えれば良いか分からなかったり。
この壁を打ち破るためには、自分の回答プロセスを、大学・学部側が求める回答プロセスに近づけていく必要があります。
何度も過去問を解き、間違った問題を研究します。
赤本・青本の解説を参考にし、「どう考えたら正解を導き出せたのか」をノートに書き出しましょう。
早稲田大学の場合
例えば早稲田大学で頻出なのが、「選択肢は合っているけれど、問いに対する回答になっていないパターン」です。
選択肢自体にはキズはないけれど、設問で問われている内容に、直接答えていない選択肢がダミーとしてまぎれているんです。
ですから私は、早稲田大学の過去問を解くときには、「設問に対する答えを自分で先に作って、その答えに近い選択肢を選ぶ」という解き方をしていました。
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過去問研究の重要性
このように回答のプロセスノートにまとめ、大学・学部側が求める回答プロセスに近づけていきましょう。
そしてこのノートを、過去問を解く前に見直して、同じミスをしないようにします。
また「新たなミス」が出てくるので、その解き方もノートに追加します。
この作業を繰り返すことによって、大学・学部の現代文の出題者の考え方が分かってくるんです。
過去問研究で満点を目指そう
私はこの作業を、早稲田大学の様々な学部で合計30年ほど繰り返した結果、早稲田大学の現代文は満点を取れることも珍しくなくなりました。
実際に入試本番でも、早稲田大学の商学部の現代文は満点を取れました。
各大学・学部の問題作成者と同じ考え方ができるようになれば、満点を取るのも難しくないんです。
しかしほとんど対策をしていなかった明治大学の現代文は、合格点を少し上回る、7割ほどしか取れませんでした。
つまり現代文の「解き方」は大学・学部によって大きく変わってくるので、それぞれの解き方をマスターしていかなければいけないんです。
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現代文の読み方と勉強法まとめ
ここまでお伝えしたノウハウは、正真正銘、私がわずか数か月で偏差値を30上げた勉強法です。
自分で言うことではありませんが、間違いなくお金を取っても良いくらいの価値があると思います!笑
何度も読み返して、現代文の勉強法を深く理解してください。
そして泥臭く努力を積み重ねて、グンと偏差値を上げてくださいね。
ポイント
・現代文は「読み方」と「解き方」の2つが重要
・1文1文の流れを理解しなければいけない
・テクニックに頼った、不自然な文章の読み方は危険
・過去問をたくさん解いて、「問題作成者の考え方」を理解しよう
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現役の時に偏差値40ほど、日東駒専に全落ちした私。
しかし浪人して1ヶ月で「英語長文」を徹底的に攻略して、英語の偏差値が70を越え、早稲田大学に合格できました!
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筆者は現役時代、偏差値40ほどで日東駒専を含む12回の受験、全てに不合格。
原因は「英語長文が全く読めなかったこと」で、英語の大部分を失点してしまったから。
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