愛媛大学理学部の物理の傾向
本学理学部物理受験の試験問題は大問4問とそれぞれの小問が8問~10問で構成されております。
そして例年、大問1「力学」、大問2「電磁気」、大問3「波動」、大問4「熱力学」となっており、この形式に大きな変更は見られません。
「力学」では問1と問2に分かれており、問2で運動の条件や注目する物体を変えて3問程度の小問が組まれております。
運動方程式を利用する問題が多く、難易度としては教科書の応用問題レベルであり、国公立2次試験としてはそれほど高いレベルではありません。
「電磁気」では、力学同様に問1と問2に分かれており、問2で電場もしくは磁場の様子が変わったり、注目するポイントが変わったりと傾向としては力学と出題方法と類似しおります。
問1では基本的な公式を問う問題で、問2でその公式を利用した問いを出す傾向があります。
難易度は教科書の応用問題レベルなのでそこまで高いとは言えません。
「波動」では、穴埋め形式で出題されます。
途中式を記述する問題が少ないので部分点が得られにくい出題方法になっています。
また、数値・文字を問う問題以外に波の名称や方向などを問う問題も多く、波の性質を式だけではなくイメージとして理解しておく必要があります。
難易度は「力学」「電磁気」と比較すると若干高めに設定されているでしょう。
「熱力学」では小門8問程度で構成されていますが、てのすべ設問が関連付けられており最終の設問へ導く形になっている傾向が多いです。
例年単原子分子理想気体の熱運動を問う問題が多く、理想気体の状態方程式を用いた設問で構成されております。
すべてが関連図けられているため「(3)ができないから飛ばして(4)を解く」というのができにくい問題構成になっております。
愛媛大学理学部の物理のレベル
難易度としてはやはり教科書の応用問題レベルに設定されております。
全体的な傾向として、国公立二次試験としては比較的低めの難易度となっております。
公式さえしっかりと覚えておけば大問1問なにも回答できないということはないです。
しかし例年、電磁気もしくは波動で図中に図示する問題が出ることがあります。
なので、数値や文字だけでなくイメージとして理解しておく必要があり、それを説明できるだけの能力は必要になります。
また、特定の分野に偏っている傾向がありませんので例えば、「電磁気のコンデンサーだけに特化して磁場の問題は捨てる」といったことはできません。
愛媛大学理学部の物理の対策&勉強法
対策&勉強法①公式を覚えることが第一条件
本学の物理受験の問題の難易度は比較的低めに設定されております。
しかし公式を問われる問題が多いため、公式の暗記は必須です。
その公式を使う条件などをノートにまとめておくといいでしょう。
さらにその公式から導出される別の公式を関連付けるようにしておけば特に穴埋め形式である「波動」の問題で大きく時間の短縮ができる可能性があります。
また、その公式をイメージとしてとらえることができていれば、図示する問題についても問題なく解くことができるでしょう。
対策&勉強法②レベルの高すぎる勉強をしない
本学の問題の難易度は比較的低めに設定されているので、高いレベルの問題での演習は無駄になります。
物理ではレベルが高くなればなるほどある決まったの流れをたどらなくては回答にたどり着けなくなります。
それをいちいち覚えていたのでは要領が悪く逆に浅い知識になってしまうことがあります。
本学の対策をするにあたっては「基本を掘り下げる」というイメージが一番合っているでしょう。
教科書レベルの問題をやったうえでもう一度解いてみる。
そしてそれを他人にもわかるように説明する。
さらに文系の人間にも分かるように説明できる。
そこまでできることが「掘り下げる」ということです。
その作業の時間を考えると受験対策に合わない高すぎる難易度の問題と向き合っても“無駄”になってしまいます。
対策&勉強法③大学入学後を見据えた試験
レベルの高い物理に関しては愛媛大学に入学してからイヤというほど学びます。
しかしそれを学ぶにあたって「基本はしっかり理解できている」という前提で進められます。
そのための入学試験になっているので、難易度は低いですが内容の濃い問題の構成となっていると言えるでしょう。
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