センター試験を受けないのもOK。私大専願者がセンター利用を受ける意味とは


センター試験を受けない

センターが廃止されて共通テストになりましたが、このテストは必ず受けなければいけないですか?
筆者

周りの友達やライバルを見ても、ほとんどの人が共通テスト(旧センター)を受けるという選択をしているでしょう。

一方で私大の受験をメインで考えている人は、「本当に共通テストを受けなければいけないの?」と悩んでいる人もいると思います。

現役の時にセンター試験で失敗し、浪人ではあえて受験しなかった私が、詳しく解説していきます!
筆者

記事と筆者の信頼性

・筆者は模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格

・浪人をした時はあえて、センター試験を受験しなかった

・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導

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私大志望者は、共通テストを受けなくても良い

私大専願の場合は共通テストを受けないのもあり

あくまで持論ではありますが、私大志望者は共通テストを受ける必要は無いと考えています。

私はセンター試験を受けませんでしたが、無事に早稲田大学に合格しました。

一般入試で滑り止めとして、MARCHも抑えられました。

私立大学を志望している人は一般入試がメインになりますから、基本的に共通テストを受けないという選択肢を選ぶのも全く問題ないんです。

ここからは私大の志望者が共通テストを受けるデメリット、そしてメリットをお伝えしていきます!
筆者

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私大志望者が、センター試験を受けるデメリット

 

デメリット①共通テストの対策に時間を取られる

共通テストは本命じゃないと分かっていても、大きな試験を前にすると、やはり対策をしたくなってしまいます。

周りの受験生も共通テストの対策をし始めるので、なおさらその気持ちも強くなっていきます。

そうすると、本命である私立大学の対策がおろそかになってしまいがちです。

また目の前の試験で1点でも多くとることに気を取られて、その場しのぎの勉強をしてしまい、勉強のペースが乱れてしまうこともあります。

長い目で見ると、共通テストの対策をすることは、本命の合格率を下げることになりかねないのです。

私が浪人をしてセンター試験を受験しなかったのは、現役の時にセンター試験の対策に時間を取られて、難易度が高いMARCHの対策が十分にできなかったからです。
筆者

 

共通テストの英語はMARCHよりも簡単

一般的に共通テストは私立大学よりも難易度が低く、特に英語は共通テストとMARCH以上の大学で大きく難易度に差があります。

共通テストの英語をゴールに考えていると、早慶上智・MARCH・関関同立といった難関私大の英語を解いたときに、全く太刀打ちできない可能性が高いです。

私が受験生の時もセンター試験の過去問をたくさん解きましたが、MARCHの過去問に入った時に、大きな差を感じて対応ができませんでした。

先のゴールは「難関私大の英語を攻略すること」と置いて、あくまで共通テストは基礎のチェックとして活用すると良いでしょう。

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デメリット②点数が悪かった時に落ち込む

共通テストは本命でない分、中途半端な対策になり、本番で思ったような点数が取れないことも考えられます。

この時ものすごくショックを受け、しばらく勉強が手につかなくなることもあります。

そして「あれ、志望校の入試でも失敗するんじゃないかな」なんて思い、自信を失っていくケースも。

私も現役生の時はセンター試験で5割ほどしか取れず、本当に落ち込みました。
筆者

 

友達と比べてさらにへこむ

学校や予備校では、共通テストの点数の暴露大会が始まります。

その時に自分の点数が悪いと、誰にも会いたくなくなることも。

私も高校でみんなにセンター試験の得点を伝えるのが恥ずかしく、学校に行くのもしんどかったです・・・。
筆者

中途半端な対策で共通テストで失敗するくらいなら、無理に受験せずに私立大学の対策に集中するのが良いでしょう。

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デメリット③共通テスト利用は難しい

国公立を目指すハイレベルな受験生は、毎日共通テストの対策をしています。

また私大の受験生は、滑り止めとして共通テストを利用しているケースが多いです。

ですから一般入試よりも合格の難易度は高くなり、実力よりも1つか2つランクが下の大学がおさえるのが精いっぱい。

MARCHに合格する受験生であれば、日東駒専を共通テスト利用で確保しておくイメージですね。

 

一般入試で合格すれば良い

共通テスト利用は合格の難易度が高いですから、それで合格できる大学は、一般入試でも合格できる可能性が高いです。

共通テストは1回のチャンスしかありませんが、一般入試は複数の大学・学部を受験できますから、さらに合格率は上がります。

保険のためにも共通テスト利用を活用する気持ちはわかりますが、一般入試でも十分に合格できるので、心配しすぎる必要はありません。

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私大志望者が共通テストを受けるメリット

ここまでは共通テスト利用のデメリットをお伝えしましたが、ここからはメリットをお伝えしていきます!
筆者

 

メリット①危機感がわく

私大の一般入試は、一般的に2月からがメインになります。

共通テストから3週間ほど後に、私大の一般入試が始まるという流れですね。

私大の一般入試は共通テストより遅い分、「まだ時間があるな」と、エンジンのかかりが遅くなってしまう受験生もいます。

ですので共通テストをまずは1つの目標において、受験までの危機感をあおるというのも1つの手です。

「なかなか危機感がわかないという」受験生にはおススメです。

私が現役の時も「センター試験まで後〇日」という数字に向けて、勉強を進めることができました。
筆者

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メリット②受験に慣れることができる

共通テストを受ける前日は、きっと早く寝るでしょう。

そして朝早く起き、絶対に遅れないように試験会場に向かいます。

試験を受ける前はテキストで復習。

試験時間に間に合うように、必死で問題を解きます。

 

この一通りの流れを終えると、「受験ってこんな感じなんだな」というのが分かります。

そうすると私大の一般入試が始まっても、少し落ち着いて試験に臨めますね。

いきなり志望度の高い私立大学の一般入試からのスタートだと、かなり緊張してしまうかもしれません。

「共通テストはあくまで場慣れするために受ける」と、割り切れるのであれば、有効に活用できるでしょう。

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メリット③長文の特訓ができる

共通テストは全ての問題が英語長文を読む問題で、時間の制限も厳しいです。

共通テストに向けて勉強をすることで、英語長文のトレーニングができます。

私立大学でも英語長文は配点が最も高く、なおかつ攻略が難しい分野ですから、対策は必須です。

 

私大は長文の難易度が高い

私立大学、特にMARCHや関関同立以上になると、英語長文の難易度が大きく上がります。

私が現役の時も、MARCHの英語長文が全く攻略できず、不合格となってしまいました。
筆者

共通テストやそれより難しい、私大や国公立大学の英語の文章が読めなくて困っている受験生はかなり多いと思います。

私は浪人をして「英語長文が読めない原因」や「正しいトレーニング方法」を分析した結果、偏差値は70を超え、早稲田大学にも合格できました。

早い時期から「共通テストの長文を攻略する」そして、「私大の難しい長文を読めるようにする」ために、常に長文の読み方を研究してください。

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筆者

 

私大志望者の共通テスト利用まとめ

私大志望者が共通テストを受験することは、メリットだけでなくデメリットがあることがわかっていただけたでしょう。

メリットとデメリットをもう一度考えたうえで、決断をしてください。

デメリット

・共通テストの対策に時間を取られる

・点数が悪かった時に落ち込む

・共通テスト利用は難しい

メリット

・危機感がわく

・受験に慣れることができる

・長文の特訓ができる


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