大学受験の勉強を進めていく際、一番の目標にするのは「赤本の合格最低点を超える」ことではないでしょうか。
しかしよく耳にする「赤本の合格最低点は当てにならない、嘘をついている」、「合格最低点以上の点数を取っても落ちることがある」などといううわさで、不安になってしまいますよね。
私が受験生の時も色々な情報が入ってきて、何を信じれば良いか分からなくなったことがありました。
ここでは赤本の合格最低点について、徹底的に解説をしていきます!
最後まで読んでいただければ、明日から不安なく勉強を進められるでしょう。
目次
赤本の合格最低点はどこに書いてある?
「赤本の合格最低点ってどこに書いてありますか?」というご質問をたまにいただきます。
通常であれば合格最低点は、赤本の最初の方のページに掲載されています。
合格最低点が見つからない場合は、大学側が合格最低点を開示していない可能性が高いです。
立教大学など合格最低点を非公開にしている大学は、赤本にも合格最低点が掲載されていません。
こういった場合は明確なゴールが設定できないので、同じレベルの大学の過去問で実力を見たり、模試の判定を参考にしたりするのが良いでしょう。
レベルが同じ大学の赤本で合格最低点を超えられれば、そのランクの大学では合格点を取れるはずです。
またインターネットで「〇〇大学 合格最低点」と検索すれば、合格最低点を公開している大学の最低点はすぐに出てきます。
赤本が手元に無い人は、それでチェックしてみるのも良いでしょう。
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赤本の合格最低点の信憑性は?あてにならない?
「赤本の合格最低点は当てにならない」ということもよく言われています。
実際に良く見てみると「偏差値換算」「得点標準化」「得点調整」など、色々な調整が入っているケースも多いです。
調整されている合格最低点は、素点通りの点数ではありません。
「調整をされた点数は、実際の合格最低点よりも低くなっている」という声も多く、分析してみるとその意見は正しいと思います。
例えば合格最低点が5割ほどになっている大学・学部がありますが、「大学の偏差値と問題の難易度を考えると、ここまで低いはずはない」と感じるケースも多いです。
ただ全く当てにならないかと言われればそんなこともなく、試験の難易度が高ければ合格最低点は低くなっていますし、一定の参考材料にはなります。
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そもそも得点調整/偏差値換算は何のためにあるの?
基本的に得点の調整は「受験生の間で不利がないように」行われています。
例えば日本史の平均点が80点で、世界史の平均点が50点だったとします。
同じ80点を取ったとしても、世界史の方が試験の難易度が高いわけですから、優遇されなければ不公平ですよね。
日本史の受験者の点数を下げて、世界史の受験者の点数を上げるような形で調整がされます。
こういった不公平を無くすために調整があるケースが多いので、受験生が不利になる制度ではありません。
例えば選択科目が難しい年の赤本を解いた場合、実際の素点よりも調整で点数が上がることもあるんです。
ですから問題を解いたときに「難しい」と感じた時、それはピンチではなくチャンスだと考えてください。
自分が難しいと感じた時は周りの受験生も同じように苦労をしますから、平均点が下がります。
この時に諦めずに自分の実力を発揮していけば、得点調整で点数が上がる可能性があるんです。
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赤本の合格最低点をどう考えれば良いの?
基本的には赤本の合格最低点よりも、7%~10%ほど高い点数を取ることを目標にしてみてください。
標準化などで得点が調整されていても、これくらい上回っていれば合格点が取れている可能性が高いです。
「合格最低点は当てにならない」としてしまうのではなく、自分なりに目標を立てるようにしましょう。
私は「赤本の合格点よりも常に7~10%以上を取る」という明確な目標を決めて、そのための勉強に取り組んでいきました。
すると最初は合格点よりもずっと低かった点数が、入試の前には安定的に合格点よりも10%ほど上回るようになりました。
その結果、入試本番でも力を発揮することができて、早稲田大学に合格。
目標を明確に決めて、それを達成するために試行錯誤するというのは本当に大切な作業なので、合格最低点は目標の1つにしてください。
また同じ大学の学部間で合格最低点に大きく差があれば、試験の難易度にも差があると推測できます。
同じ学部でも年によって合格最低点が大きく変動している場合は、年ごとに難易度のばらつきがあります。
自分が解いている問題の難易度がある程度は判断できるので、参考になるでしょう。
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補欠合格者は赤本の合格最低点に入っている?
明確には分かりませんが、おそらく補欠合格者は赤本の合格最低点には含まれていません。
一般の合格者の最低点が書かれているので、補欠合格者も含めるともう少しだけ合格最低点は低くなることもあるでしょう。
しかし大学受験は合否のボーダーラインに、最も多くの受験生が集まります。
正規の合格者と補欠合格者の点数の差は、ほんの数点でしょうから、大きな差は無いでしょう。
自己採点で素点をしっかりと出さないと意味がない
赤本の自己採点をする際に、問題数が50問で満点が100点だから、1問2点だろうというような計算をしている人も多いです。
しかし全ての問題の配点が同じというケースは珍しく、同じ1問であっても配点は変わってきます。
例えば発音・アクセントの1問と、英作文の配点が同じであるはずがないですよね。
配点が書かれていれば採点しやすいですが、配点までは公表していない大学が多いです。
基本的には「知識を単発で問う問題」は配点が低く、「ボリュームがある問題」や「記述問題」、「理解を問う問題」は配点が高いです。
具体的には文法や語彙を単体で問う問題は配点が低いことが多く、逆に長文の理解を問う問題や、英文法の並び替え問題、脱文挿入問題、自由英作文などは配点が高いですね。
自己採点の際に配点をうまく分けていかないと、信憑性が低くなってしまうので注意しましょう。
赤本の合格最低点を取ったのに落ちる?
「受験を終えた次の年に出た赤本で、受験した年の合格最低点を見たら、自分が採点したものよりも低かったのに落ちていた」という声もよく耳にします。
この場合はここまでお伝えした通り「得点調整で点数が落ちてしまっている」ケースと、「自己採点の時の配点が間違っている」ケースが考えられます。
自己採点をする際にはどうしても、自分に少しでも有利になるように配点を考えてしまいますから、こうしたことが良く起こるんです。
これを聞いてすぐに「合格最低点なんて当てにならないんだな」と考えるのではなく、今後の目標として上手く活用していってください。
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赤本の合格最低点は当てにならない?まとめ
ポイント
・合格最低点は公表していない大学もある
・点数が調整されていることもあるので、実際よりも低く出るケースが多い
・得点調整は受験生間での不公平がないようにするために行われる
・補欠合格者は合格最低点に含まれていない可能性が高い
・自己採点をする際には配点を考えることが大切
・合格最低点よりも7~10%ほど高い点数を取ることを目標にしよう
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