セミナー生物基礎+生物の使い方と勉強法!レベル/難易度や評価/評判も【大学入学共通テスト】


受験生物の問題集の定番「セミナー生物」について詳しく解説していきます!
筆者

記事と筆者の信頼性

・難関大学に理系受験で合格した人が記事を執筆

・早稲田大学卒の予備校講師が、さらに分かりやすく編集

・手元にセミナー生物を用意して、中身を見ながらレビュー

・編集者は予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導

 

セミナー生物の特徴とは

セミナー生物の特徴まとめ表

「セミナー基礎生物+生物」は、学校で配られることが多い生物の問題集。

解説がとても分かりやすく、なおかつ幅広い分野をバランス良く演習できます。

下の写真のように解説は別冊になっていて、それなりの厚さがありますから、解説が詳しいことが分かります。

セミナー生物の解説

解説では公式や要点の確認もできるようになっているので、復習も兼ねてじっくり読みましょう。

教科書には載っていないような、発展的な内容が盛り込まれていることもあります。

発展的な内容も少し頭に入れておくと、実験問題など思いがけないところで役に立つので、勉強しておいて損はありません。

基礎から少し難しい部分まで、セミナー生物の解説は徹底的に読みこんでください。

2冊ある分重くて持ち運びには少し不便ですが、詳しいに越したことはないですよね!
筆者

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各章の冒頭で要点を確認できる

セミナー生物では下の写真のように、各章の冒頭で要点を確認できるようになっています。

セミナー生物の要点まとめ

これから問題を解く前に大切な部分を復習できるので、記憶に定着しやすくなります。

試験前に要点を確認するだけでも、得点にしっかりとつながるでしょう。

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基本を徹底的に固められる

セミナー生物を何周も勉強していけば、基礎的な知識や回答法が体に染み込んでいきます。

生物は暗記する量がかなり多いですから、丸暗記では太刀打ちできません。

セミナー生物で要点を確認し、アウトプットする中で、長期記憶にインプットしていきましょう。

「類題」「少し角度をズラした問い方」などにも対応できるようになっているので、実践的な力が磨かれていきます。

セミナー生物の中身は解説や用語も含めて、全て覚えてしまうくらいの気持ちで取り組んでください!
筆者

 

セミナー生物のレベル/難易度

 

対象となる受験生のレベル

向いている人

・生物をこれから勉強する

・生物が苦手な人

・基本をもう一度確認しておきたい時

・生物の基本的な問題を演習したい

上記のような人は、セミナー生物がぴったり。

初中級向けの問題集ですが、基本をもう一度確認したいときにもおすすめです。

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到達レベル

こんな力がつく

・学校の定期試験で高得点

・共通テストで7割以上

・模試の偏差値が55~60へ

セミナー生物を1冊完璧に固めることで、上記のような力が身に付きます。

「基礎的な問題集」とあなどっている人が多いですが、偏差値60も狙えるようになるのが「基礎固め」なんです。

受験では共通テストだけでなく、難関大学でも基礎的な問題がたくさん出てくるので、まずはここを固めることがとても大切です。

セミナー生物を土台として、応用問題へとステップアップしていき、さらに力を伸ばしていきましょう。

セミナー生物は「受験の生物を学ぶ最初の問題集」であり、入試の過去問でも解ける問題が増えていき、勉強が楽しくなっていきます。

逆に基礎を飛ばして難しい問題からスタートしてしまうと、ニガテ意識を持ちやすくなるので注意してください。

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セミナー生物の使い方&勉強法

セミナー生物で成績を伸ばすためには、下の3つのポイントがとても大切。

ポイント

①講義形式の参考書と並行で進める

②重要なワードを覚える

③全ての問題を完璧に答えられるように

④最後に発展例題・発展問題へ

 

①講義形式の参考書と並行で進める

セミナー生物は「問題集」であり、「参考書」ではありません。

学んだ生物の知識をアウトプットするための問題集であり、基礎的な知識が頭に入っていることが大前提になります。

基礎知識がインプットできていない状態で問題を解いても、ほとんどの問題を解けず、答えや解説の丸暗記になってしまいます。

「宇宙一わかりやすい高校生物」など、やさしい講義系の参考書と並行で勉強してください。

 

予備校の授業を受けているような雰囲気で、1つ1つとても丁寧に解説してくれます。

生物が苦手な人は、こうした基礎的な知識が抜けている可能性が高いので、楽しみながら勉強してみましょう。

まずは講義形式の参考書で勉強して、同じ分野をセミナー生物でアウトプットするという流れです。

一気に勉強して一気に問題を解くよりも、1分野ずつ丁寧に勉強した方が、記憶に定着しやすいのでおすすめです。

 

②重要なワードを覚える

大学入試の生物では、知識を深い理解できているかを問う問題が頻出。

マーク式の問題だけでなく、記述・論述問題も多く出題されています。

生物で得点を稼ぐためには、「知識を抜け漏れなく、深く理解して覚える」ことがとても大切です。

セミナー生物に収録されている、知識を問う問題に完答できるようにすることは大前提。

問題や解説の中で出てくる重要な知識も1つ1つ覚え、幅を広げていきましょう。

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インターネットで知識を深める

セミナー生物の解説を読んでも、イマイチ理解できない知識があった場合。

インターネットを使って検索して、より深く理解するように努めましょう。

知識をより深く学び、そして関連知識と結びつけることで、長期記憶に定着させていきます。

参考書や問題集に載っていない知識を覚えていると、思わぬところで役立つこともあるでしょう。

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③全ての問題を完璧に答えられるように

ここまでお伝えした通り大学入試において、基礎問題を完答することは本当に大切です。

頻出の基本問題が網羅されているので、パターンを頭に叩き込みましょう。

セミナー生物に収録されている問題は全て、完璧に答えられるように徹底しましょう。

ほとんどの人が「セミナー生物を終えたけれど、いざ問題を解くと答えられない」という状態。

これでは勉強した意味がないですし、もちろん成績も伸びません。

 

ミスした問題には必ずチェック

ミスした問題には必ずチェックをつけて、何周も解きなおしてください。

ニガテな問題は自分が想像している以上に、同じミスを繰り返してしまうものです。

自分がニガテな問題に絞って演習量を増やすことで、得点につながっていきます。

入試問題を解いたときに、「この問題はセミナー生物でやったから答えられるぞ!」と自信を持てるようになるでしょう。

特に遺伝の分野は入試で頻出なので、力を入れて取り組んでください。

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④最後に発展例題・発展問題へ

基本例題や基本問題が完璧に固まってから、発展へと進んでください。

どうしても背伸びをして難しい問題に手を伸ばしがちですが、基礎からステップアップすることが大切です。

発展問題を解く中で、「自分の弱点」「基礎で抜けている部分」が明確になるので、そこを補強していきましょう。

「難しい」と感じてすぐに諦めてしまうのではなく、必死で食らいついて答えをひねり出してください。

入試本番でも応用的な問題も出てきますから、対応するための粘り強さを鍛えていきましょう。

基本が完璧に固まっていれば、発展問題であっても何とか対応できるはずです。

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セミナー生物が終わったら次は?

セミナー生物は、共通テストの基本的な問題を解けるようにするための問題集。

難関私立大学や国公立大学の二次試験を攻略するためには、さらにレベルが高い問題集に取り組みましょう。

次に取り組む問題集としておススメなのは「生物基礎問題精講」など。

生物基礎問題精講

「生物基礎問題精講」も問題集なので、セミナー生物と同じように、講義の参考書と並行して勉強してください。

難関大学を目指す人には、以下のステップで問題集を進めていくのがおすすめ。

問題集の順番

①セミナー生物

②生物基礎問題精講

③生物標準問題精講

④大森徹の生物 記述・論述問題の解法

⑤過去問

「大森徹の生物記述論述問題の解法」はかなり難易度が高いですが、記述・論述問題の力を大きく伸ばすことができます。

どんなに成績が伸びても、「セミナー生物」の復習は忘れないようにしてください。

基礎の部分で抜けがあると、どこかで必ずつまずくときが来ますし、メンテナンスが必要です。

ミスをしてチェックがついた問題を中心に、スキマ時間などを活用して復習しましょう。

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セミナー生物のレビューまとめ

セミナー生物は1冊目の問題集として本当に大切なので、時間をかけても構いません。

焦らずじっくりと、重要な基礎を固めてください。

基礎が固まっていけば「受験の生物の問題が解ける!」という感覚がつかめるようになり、勉強がどんどん楽しくなるでしょう。

生物の偏差値が目に見えて伸びてきますから、自信もついてくるはずです。

スタートが本当に肝心ですから、基礎をおろそかにせずに勉強に取り組んでください。

ポイント

・解説が詳しい、初中級者向けの生物の問題集

・講義形式の参考書でインプットしてから取り組もう

・基本例題、基本問題を固めてから発展へ

・ミスした問題には必ずチェックをつけ、全問正解できるように


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