

私が受験生の時も「勉強時間」はすごく気になりましたし、周りの受験生がどれくらい勉強しているかにも敏感になっていたことがありました。
今回は勉強時間について、深く掘り下げていきましょう。
あなたは明日から、1日当たりどれくらい勉強すれば良いのでしょうか。
記事と筆者の信頼性
・筆者は模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格
・これまでに2,000人以上の受験生を指導
・データを見ながら、勉強時間を分析
>>1ヶ月で早稲田慶應・難関国公立の英語長文がスラスラ読めるようになる方法はこちら
目次
大学受験生の勉強時間の平均は何時間?
引用元:東進.com
上の画像は難関大学に合格した受験生の、1日の勉強時間の平均。
高校2年生の通常時の勉強時間が2時間、夏休みになると3時間半ほど。
高3になると1日5時間ほどになり、夏休みになると8時間を超えるようになります。
もちろんこれは平均の勉強時間ですから、もっとたくさん勉強している人もいれば、かなり少ない勉強時間で難関大学に合格した人もいるでしょう。
あくまで目安の1つではありますが、スタディプラスなどの無料アプリを使って、ご自身の1ヶ月の勉強時間を計測してみるのも良いですね。
自分の勉強時間が人と比べて多いのか、少ないのか、簡単な指標として確認できます。

>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
大切なのは勉強量であって、勉強時間ではない
引用元:東進.com(2020/03/21)
難関大学合格者と、不合格となってしまった人の勉強時間を比較したグラフ。
たしかに合格者の方が勉強時間が多いというデータではありますが、ものすごく大きな差があるわけではありません。
もちろん勉強時間もとても大切なのですが、合否を分けるのは勉強時間だけではないということが分かるでしょう。
勉強時間はを基準にしてはいけない
受験勉強の進捗の基準は勉強時間ではなく、勉強量です。
例えば1時間で英単語を50個しか覚えられない受験生は、1時間で100個覚えられる受験生の2倍は勉強をしなければいけません。
また中学1年生からずっと勉強し続けている受験生に比べて、高校3年生から勉強を始めた受験生は、たくさんの時間を勉強に費やさなければいけないですよね。
そう考えると勉強時間というのは実際のところ、明確な基準にはならないんです。
極端な話にはなりますが、スポーツで「〇時間練習をしたら全国大会に出れる」など、考えたことはないと思います。
受験勉強もそれに近いものがあり、同じ勉強時間でも吸収力ややり方によって得られる効果は大きく変わり、同じ結果にはなりません。
同じ予備校・塾に通って同じくらい勉強したとしても、成績や合格した大学に大きく差が出ることからも、このことはわかるはずです。
勉強時間に縛られすぎないことが大切
勉強時間のことを考えてしまう人は、「周りと比べてちゃんと勉強できているか」、「自分が安心できるか」といった、精神的な不安の解消に心が向かってしまっている可能性があります。
受験と言うものは入試本番の結果が全て、どんなに勉強時間を費やしたかというのは、全く考慮してもらえません。
勉強時間に縛られると「1日10時間勉強しないと」「友達と遊んでなんかいられない」「スマホも封印しないと」など、自分を追い詰めてしまいます。
勉強に追い立てられて、焦りながら勉強を進めてしまうと、楽しくないですし成績も伸びていきません。
「入試本番で合格点を取るためにはどうすれば良いか」を考え、そこから逆算して勉強量を計算していきましょう。
きちんとやるべきことをこなしていけば、勉強時間が人より少なかったとしても、合格できるはずです。
>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
必要な勉強量を終えることを目標にしよう
大切なのは、目標とした勉強量を終わらせること。
例えば受験までに3000個の英単語を覚えるという目標を定めれば、それを達成するための勉強時間は多くても少なくても構いません。
3000個の英単語を覚えられさえすれば、それでOKなんです。
1日10時間勉強したとしても、英単語を1000個しか覚えられていなければ、志望校には合格できないでしょう。
勉強量を増やせば自然と勉強時間も増えますが、勉強時間を増やしたからと言って、成績が伸びるという保証はないわけです。
毎日「必要な勉強量を終える」ことを目標にして、勉強時間に縛られず、成績を伸ばしていきましょう。
>>偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
1日にどれくらい勉強すれば良いの?

まずは志望校の過去問を解いてみて、どの力がどのくらい足りないのかを分析しましょう。
そしてそこから逆算して、志望校に合格するためには、1ヶ月、1週間、1日でそれぞれどれくらいの量を勉強しなければいけないのかを、数値化してください。
例えば英語であれば、
単語を50個
熟語を20個
英文法を30題
英語長文を2題
というようにノルマを決めます。
そしてそれぞれに、大体どれくらいの時間がかかるのかを、実際に取り組んでみて計算してみましょう。
そうすれば1日に何時間ほど勉強しなければいけないのかが、大体わかります。
>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
志望校の過去問で合格点を取ることに集中しよう
1日何時間勉強した、何時間勉強しなければいけないなど、勉強時間にとらわれすぎないようにするために。
一番の目標である「志望校の過去問で合格点を取る」ということに、照準を合わせて勉強を進めてください。
そうすればやるべきことが明確になりますし、勉強時間よりもやるべき量に目を向けられるはずです。
明確な目標がないとやるべきことが分からず、「とりあえずたくさん勉強する」という場当たり的な進み方になってしまいます。
志望校の過去問で合格点を取ることだけを考え、上手く進んでいかなければ勉強量を増やすなどして、柔軟に対応していきましょう。
関連記事
模試を目標にすると、計画を立てやすくなる
受験の序盤はまだ過去問のレベルに対応できず、苦労することもあるでしょう。
「次の模試までにここまで勉強を終わらせよう」などと目標を立てると、スケジュールも立てやすくなります。
そのスケジュールを細かく分解していき、1日に必要な勉強量を計算してみてください。
漠然と勉強時間を目標にするよりも、ずっと効果的な勉強になるでしょう。
関連記事
勉強時間を決めるうえでの注意点
勉強時間を決めるうえで、1つ注意しなければいけないのは「配点」です。
パスナビや大学の公式ホームページなどで、志望校や併願校の配点を見ておきましょう。
例えば英語の配点が高い場合は、勉強時間の比率を少し、英語に傾ける必要があります。
英語の配点が選択科目の配点の2倍だった場合。
単純計算ではありますが、英語を1時間勉強すると、選択科目を2時間勉強するのと同じ効果が得られることになります。
受験は限られた時間での戦いになりますから、少しでもコストパフォーマンスが良くなるように勉強を進めていきましょう。
ニガテな教科は勉強時間を多めに
模試を定期的に受けることで、ご自身の弱点が分かるようになります。
大学受験では全ての教科・分野をバランス良く、ニガテな部分を作らずに進めていくことが大切。
得意な部分をさらに伸ばして人より大きく差をつけるよりも、ニガテな部分の基礎を固めて合格点まで到達させる方が、難易度はずっと低いです。
模試の結果を見てご自身のニガテな部分を分析し、その部分はより時間をかけて勉強するようにしましょう。
>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
まずは勉強に取り組んでから、計画を徐々に修正する
勉強を進めていくうちに、「ここをもっと勉強しないと」、「ここは意外と点数が取れてきたな」という具合に、得意なところと苦手なところがわかってくるでしょう。
「思っていたより、全然点数が取れない・・・。」なんてことも。
勉強を進めていく中で、常に必要な勉強時間は変わっていきます。
勉強時間という目標はあいまいなものですから、とにかくまずは勉強に取り組んで、その中でスケジュールを調整していきましょう。
人によって必要な勉強は変わる
一人ひとりの学力や得意・不得意など、様々な要素によって必要な勉強は大きく異なります。
早稲田大学や慶應義塾大学、MARCHや関関同立を目指す受験生と、日東駒専・産近甲龍を目指す受験生とでは、勉強時間も勉強量も変わるでしょう。
今の偏差値が50の人、偏差値60の人、偏差値70の人という成績の面で見ても、やるべきことは異なります。
ですから誰かが10時間勉強していたら、自分もそれだけ勉強しなければいけないということではないですし、みんながこんな勉強しているから、これをやらなければいけないということは無いんです。
>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
周りを気にせず、自分の道を歩こう
私が浪人をしていた時も「早稲田に合格するなら1日10時間は勉強しなければいけない」と言われたこともありますが、私自身はそうは思っていませんでした。
夏までのスケジュールを立てると、1日の勉強時間は5時間ほど。
それ以降でも多くて6~8時間と、やるべきことを全てやっても実現が可能な時間内に収まると、スケジュールを立てた時に確信していたからです。
ですから「周りが10時間も勉強している」なんていう声は全く気にならず、順調に偏差値も上がっていき、早稲田大学に合格できました。
浪人したときに私が実践した英語の勉強法を知りたい方は、下のラインアカウントを追加してください。
土日/春休み/夏休み/冬休みの勉強時間
引用元:東進.com
こちらのグラフを見て頂いても、夏休みは周りの受験生の勉強時間が大きく増えていることが分かります。
夏休みに限らず、春休みや冬休み、そして土日祝日など休日でも同じことが言えるでしょう。
大学受験は限られた期間の中で成績を伸ばさなければいけないので、勉強時間を確保できるときに、しっかりと勉強することが大切です。
この時期でも「勉強時間」ではなく、「勉強量」を意識して取り組んでください。
例えば土日や長期休暇の期間は、勉強量のノルマを2倍にするなどと最初から決めて、スケジュールを立てていきます。
そうすれば日ごろから無謀なスケジュールを立てることも無くなりますし、自然と勉強量も増えていきます。
スキマ時間で少しでも勉強量を増やそう
長期休暇や休日を活用しても、時間が足りないという人もいるでしょう。
少しでも勉強に費やす時間を少しでも増やすために、スキマ時間を活用していくことが大切。
電車やバスに乗っている時間、寝る前のちょっとした時間、ご飯が用意されるまでの時間などなど。
私はスマホにニガテな英単語を入れておき、暇があるときは常にチェックするようにしていました。
机に向かっている以外の余分な時間は、自分が想像している以上に多いものです。
ストップウォッチで勉強をしていない時間を測ってみると、相当な時間になっているでしょう。
少しでも勉強量を増やすために、スキマ時間をうまく活用していってください。
>>1ヶ月で早稲田慶應・難関国公立の英語長文がスラスラ読めるようになる方法はこちら
筆者の受験生時代の勉強時間は?
ここまで「勉強量が大切」とお伝えしていきましたが、それでも何時間勉強した方が良いという、明確な数字が欲しい受験生もいると思います。
参考までに、私が浪人時代に行っていた勉強時間をお伝えしておきます。
受験期序盤
3月~7月頃までは、1日5時間ほど。
精神的にも肉体的にも、ある程度の余裕がありました。
9日の間勉強をしたら、1日はフルで休んでいました。
中盤以降の勉強時間
8月以降は、1日7時間ほど勉強していました。
机に向かっていた時間なので、純粋に勉強していた時間は1時間~2時間くらい少ないでしょう。
この時も同じで、9日勉強したら、1日リフレッシュ。
入試の直前でもこのペースを守って、定期的に休むようにしていました。
この勉強時間で、偏差値40ほどのところから、偏差値70を超えるようになり、早稲田大学合格にたどり着きました。
あくまで目安ではありますが、参考にしてみてください。
>>1ヶ月で早稲田慶應・難関国公立の英語長文がスラスラ読めるようになる方法はこちら
現役時代も勉強時間は同じだった
私が現役の受験生の時は、1日の勉強時間がおよそ4~5時間ほど。
浪人してからも夏になるまでは、勉強時間は5時間ほどで、ほとんど変わっていません。
同じ勉強時間でも、現役の時は日東駒専に落ちてしまいましたが、浪人してから勉強法や勉強量を変えたことにより、1ヶ月で偏差値が40から70を超えるようになりました。
勉強時間を増やしたからと言って成績が上がるわけではないですし、逆に勉強時間を増やさなくても勉強法を工夫すれば成績は大きく上がるということです。
浪人したときに私が実践した英語の勉強法を知りたい方は、下のラインアカウントを追加してください。
早慶・MARCHに合格するための1日の勉強時間まとめ
ポイント
・受験勉強の目安になるのは、時間ではなく量
・過去問を解いて、1日に必要な勉強時間を計算してみよう
・配点を確認して、どの教科を重点的に勉強するかを判断しよう
・進捗に合わせて、スケジュールを柔軟に修正していく
・スキマ時間を活用して、勉強量を増やすことが大切
⇒1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
⇒【1カ月で】早慶・国公立の英語長文がスラスラ読める勉強法はこちら
⇒【速読】英語長文を読むスピードを速く、試験時間を5分余らせる方法はこちら
現役の時に偏差値40ほど、日東駒専に全落ちした私。
しかし浪人して1ヶ月で「英語長文」を徹底的に攻略して、英語の偏差値が70を越え、早稲田大学に合格できました!
私の英語長文の読み方をぜひ「マネ」してみてください!
・1ヶ月で一気に英語の偏差値を伸ばしてみたい
・英語長文をスラスラ読めるようになりたい
・無料で勉強法を教わりたい
こんな思いがある人は、下のラインアカウントを追加してください!
筆者は現役時代、偏差値40ほどで日東駒専を含む12回の受験、全てに不合格。
原因は「英語長文が全く読めなかったこと」で、英語の大部分を失点してしまったから。
浪人をして英語長文の読み方を研究すると、1ヶ月で偏差値は70を超え、最終的に早稲田大学に合格。
「1ヶ月で英語長文がスラスラ読める方法」を指導中。
⇒【秘密のワザ】1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた方法はこちら
⇒【1カ月で】早慶・国公立の英語長文がスラスラ読める勉強法はこちら
⇒【速読】英語長文を読むスピードを速く、試験時間を5分余らせる方法はこちら



