センター試験が廃止されて大学入学共通テストに変わり、英語の試験問題は大きく変わりました。
これまでは英文法や発音・アクセント、会話問題など様々な問題が出題されていました。
大学入学共通テストに移行してからは、英語の文章を読む問題のみに変更。
センター試験の対策と大学入学共通テストの対策は、同じものではありません。
そこで「英文法は勉強しなくても良いですか?」「会話の対策はいりませんよね?」といったご質問を、たくさんいただいています。
ここでは大学入学共通テストの英語を対策するうえで、文法や会話、発音・アクセントなどは対策しなくて良いのか詳しく解説していきましょう。
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目次
英文法を勉強しないという選択肢はない
英語を勉強する上で、英文法は根幹を担う部分です。
英文は英文法によって構成されているわけですから、そのルールを知らずに英語の勉強を進めていくというのは不可能ですよね。
例えば最も配点が高い英語長文を構成しているのは、1文1文の英文です。
英文法のルールを知らなければ、英文は読めないわけですから、英語で得点をすることはできません。
リスニングの際にも正しい英文法を理解していないと、音声を聴きとることはできません。
センター試験から形式が変わったとはいえ、英文法の勉強は必ずしなければいけないですよね。
大学入学共通テストしか受けない人、私立・国公立志望の人、誰でも英文法の勉強は必須です。
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NextStageやVintage、スクランブルなどの問題集は必要?
大学入学共通テストでは確かに、英文法を単独で問う問題は無くなりました。
それを考えると確かに、ネクステやヴィンテージなどの英文法の問題集は、必ずしも必要だとは言えません。
しかし英文法を理解してもアウトプットをしないと、記憶に定着しない可能性が高いです。
参考書で勉強する、もしくは学校や予備校の授業で英文法を聞いても、それがしっかりと理解できているかは、問題を解いていかないと確認できません。
それを考えると大学入学共通テストでしか英語を受験しない人でも、英文法の問題集は取り組んだ方が良いでしょう。
また私立大学や国公立大学の二次試験では、英文法の問題はとにかく頻出です。
問題集を解いていれば得点できる問題が大半ですから、絶対に対策しておかなければいけません。
私立大学や二次試験を受験する場合は、英文法の問題集での勉強はこれまで通り必須ですね。
大学入学共通テストに向けた英文法の勉強において最も大切なのは、「英文法を理解して、英文を読めるようにする」こと。
深めて解ける英文法INPUTなど講義形式の参考書を使って、英文法をしっかりと理解してください。
その上で学んだ英文法を、読解へと活かしていきましょう。
英文解釈の技術シリーズや世界一わかりやすい英文読解の特別講座など、1文1文の精読の参考書へと進んでいきます。
英語長文の参考書では、「英語長文ハイパートレーニング」「英語長文ポラリス」「英語長文レベル別問題集」などがおすすめ。
1文1文の構文の解説までされているので、英文法を活かして読解するためのトレーニングができます。
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共通テストに向けて発音・アクセント問題の対策は必要?
共通テストの英語では発音・アクセントの問題は出題されていません。
しかしリスニングの配点がとても高いので、英単語の正しい発音・アクセントを知っておくことは必要になります。
ただ発音記号を覚えるのではなく、英単語を覚えるときは音声とセットで勉強するのがおすすめ。
音声を聴いて音読しながら英単語を覚えていけば、記憶にも定着しやすくなりますし、リスニングの対策にもなります。
TEAPや英検、IELTSなどの4技能試験の受験を考えている人にとっては、スピーキングの対策としても有効です。
また私立大学では発音・アクセント問題が出題されることもあるので、こちらの得点にもつながります。
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共通テストに向けて会話問題の対策はいらない?
大学入学共通テストの英語では、会話問題は出題されていません。
ですから会話問題の対策が、必ずしも必要だということではないですね。
ただ会話問題の対策をしておくと、リスニングの対話問題を聞く際に理解しやすくなります。
会話特有の表現が使われることもありますから、会話表現を覚えておくと活きる場面が出てきます。
重要度はそこまで高いわけではないですが、できる限り会話の対策もしておいた方が良いでしょう。
私立大学や国公立大学の二次試験では、会話問題はかなりの確率で出題されるので、共通テスト以外の試験を受ける場合は、会話の対策はマストです。
共通テストに向けて英熟語や英語構文の対策は必要?
センター試験では熟語や構文の知識を直接問う問題も多かったので、英熟語の必要性は誰もが知っていたはずです。
大学入学共通テストの英語では熟語や構文をそのまま出題する問題はありませんが、英語長文の中で英熟語や構文がたくさん含まれています。
英語長文を読むうえで英熟語や構文はとても大切なので、しっかりと勉強していかなければいけません。
私立大学や国公立大学では「英熟語の前置詞」や「英熟語や構文を使った英文を書く」、「並び替え問題で英熟語を使う」という形式で問われることが多いです。
こうした問題に対応するためには、ただ訳を言えるようにするだけでなく、例文を参考にして英熟語や構文を使いこなせるようになる必要があります。
自分で英熟語や構文を使って、例文を書けるようになるまで深く理解しながら、勉強を進めるようにしましょう。
おすすめの参考書は「速読英熟語」。
速読英熟語は1冊で英熟語だけでなく、英語構文も勉強できるようになっています。
共通テストに向けた対策であれば、英熟語と構文がセットになっていて、1冊で勉強できるものが良いですよね。
コンパクトで持ち運びもできるので、スキマ時間にも勉強が進められます。
英語長文の中で熟語と構文を学べるので、実践的な学習ができます。
別売りではありますがCDを使う事で、リスニングやスピーキングにも活かせるでしょう。
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大学入学共通テストの英語の攻略に大切なこと
大学入学共通テストはリスニングとリーディングから構成され、センター試験と比べて「実践的な英語力」を問われるようになりました。
英検やTEAP、IELTSなどの民間外部試験の導入が検討されていたことからも、実践的な英語力を測定しようとしていることは明確です。
小手先のテクニックや知識だけで乗り切れるような問題は一切ないと考えて、対策をしていきましょう。
試験のための勉強と考えずに、「英語力を底上げする」「実践的な英語力を伸ばす」という意識で、日ごろから勉強に取り組んでいってください。
例えば英単語を覚えるときから、共通テストの英語に対応できる、実践的な勉強法を意識しなければいけません。
「リスニングの試験に対応するために、音声とセットで英単語を覚える」、「厳しい時間制限で長文を読み解けるよう、英単語の訳を瞬時に思い出せるようにする」など。
英文法を勉強する時もただ暗記するのではなく、深く理解してリスニングやリーディングに活かしていく必要があります。
「テストの対策をする」という意識を持ちすぎずに、英語力を伸ばす中で、自然と共通テストの英語が解けるようになるのが理想です。
「語彙」「文法」「読解」をバランス良く、音声を活用して音読もしながら勉強していけば、共通テストの攻略への土台がガッチリ固まります。
土台が固まっていない状態で過去問(プレテスト)を解いても、点数は上がっていきません。
持っている英語力を試験の形式に少し合わせることで、より得点を伸ばすのが過去問演習であり、演習そのもので力が伸びるものではないんです。
余裕がある人は英検やTEAPなど、4技能試験の対策をするのも効果的です。
リスニングやリーディングの対策はもちろんのこと、ライティングやスピーキングを勉強することで、共通テストでも必ず活きてきます。
高校1年生、高校2年生でまだ期間がる人は4技能試験の勉強もして、「一生使える本物の英語力」を磨いていってください。
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大学入学共通テストの英語の対策法まとめ
ポイント
・英文法の勉強は必ず必要
・基本的には文法の問題集も勉強した方が良い
・リスニングに向けて音声を使った勉強も大切
・会話問題を勉強すると、リスニングに活きる
・実践的な英語力を磨くことで、共通テストの点数が伸びる
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