目次
産近甲龍とはどんなグループ?
産近甲龍(読み方:さんきんこうりゅう)とは「京都産業大学」「近畿大学」「甲南大学」「龍谷大学」の4つの大学から構成される、関西圏の私大グループ。
関東圏では日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)というグループが、同じ位置づけになっています。
関西圏の学生からは人気の高い大学群で、どの大学もネームバリューが強いです。
産近甲龍の偏差値とレベル/難易度
「京都産業大学」「近畿大学」「甲南大学」「龍谷大学」のそれぞれの偏差値は、45~55ほど。
いわゆる「中堅大学」という位置づけになりますね。
インターネットではFランなどと揶揄する人もいますが、簡単に合格できるような大学ではありません。
高校レベルの基礎をしっかりと固めておかないと、不合格になってしまう可能性は高いです。
全受験生の上位45%ほどが産近甲龍以上の大学に合格するというデータが出ているので、半分以上の受験生はそれよりも下の大学に通っていることになります。
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産近甲龍のイメージと就職について
産近甲龍というと個人的には、「きちんと勉強して大学に入った人」というイメージ。
ネームバリューも強いですから、悪いイメージを持つ人はかなり少ないでしょう。
特に関西圏での就職となると、日東駒専よりも力を発揮するかもしれません。
一方であえて言うのであれば、関関同立や国公立大学と比べれば、ランクや就職の強さでは劣るのも事実です。
産近甲龍の上と下のグループは?
産近甲龍の下には「摂神追桃(読み方:せっしんついとう・せっしんおうとう)」というグループがあります。
「摂南大学」「神戸学院大学」「追手門学院大学」「桃山学院大学」からなる、関西圏の私大グループ。
関東圏で言えば「大東亜帝国(大東文化大学・亜細亜大学・帝京大学・国士舘大学)」と同じ位置づけ。
一方で産近甲龍の上には有名な「関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)」があります。
関東圏で言うところのMARCHですね。
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産近甲龍と関関同立の間に位置する大学
産近甲龍と関関同立の間には、意外と大学がありません。
関東圏であれば成成明学獨國武というグループがあり、成蹊大学、成城大学、明治学院大学、獨協大学、國學院大学、武蔵大学などがこの位置にあります。
東京に出たいと考えている人は、このあたりも視野に入れてみると良いでしょう。
産近甲龍の序列・大学別の難易度ランキング
近畿大学には医学部がありますから、この学部はもちろんずば抜けています。
全体的にも近畿大学がやや偏差値が高めですが、この4つの大学では大きな差はありません。
偏差値を掲載している予備校によっても変わるものなので、ここで明確な序列をつけることは難しいです。
あえて言うのであれば「近畿大学>甲南大学>龍谷大学>京都産業大学」の順になるでしょうか。
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MARCH・関関同立・日東駒専・産近甲龍の序列
一般的には「MARCH>関関同立>日東駒専>産近甲龍」という序列だと言われています。
ただGMARCHと関関同立、日東駒専と産近甲龍の差は明確なものではなく、大学や学部によっても変わってきます。
例えば中央大学の法学部や青山学院大学国際政治経済学部、文学部 英米文学科、立教大学異文化コミュニケーション学部などは偏差値が65以上あります。
どの大学も国際系の学部は、偏差値が60中盤ほどあり、かなり難易度が高いです。
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産近甲龍の穴場大学・学部は?一番入りやすいのは?
京都産業大学の法学部、外国語学部(英語学科以外)、文学部国際文化学科。
龍谷大学文学部真宗学科、仏教学科。
これらは産近甲龍の文系学部の中でも、偏差値50を下回っていることもあり、難易度は低くなっています。
産近甲龍に何としても合格したい、産近甲龍を滑り止めで確実に抑えたいという人には、狙い目の学部と言えるでしょう。
理系の学部は偏差値が50を越えないことが多いですが、これは理系の偏差値がそもそも低く出ることに起因しているので、必ずしも易しいわけではありません。
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産近甲龍に受からない、落ちる人の体験談
産近甲龍に落ちる典型的なパターンは、基礎をおろそかにしてしまうケース。
関関同立などを目指して「少しでも早く成績を伸ばそう!」と考えると、どうしても難しい参考書や英単語帳に手を出してしまいがち。
しかし産近甲龍で出題される問題は大半が、基礎・基本的な問題ですから、ここを確実に得点できないと合格点には達しません。
背伸びをして基礎を固めずに、応用的な問題に注力してしまうと、産近甲龍に落ちてしまう可能性が高いんですね。
また英語長文が苦手な人も、産近甲龍に落ちてしまうケースが多いです。
産近甲龍に限らず大学入試の英語では、英語長文の比重がかなり高くなっています。
そして英語長文は文章が読めないと、付随する問題をことごとくミスしてしまうので、大きな失点になります。
入試は1点2点が合否を分けることが全く珍しくないですから、英語長文で大量失点をしてしまうと、まず合格は難しいでしょう。
私も現役で英語長文が読めず、日東駒専を含む12回の受験ですべて失敗してしまいました。
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産近甲龍は難化した?理由と真相
産近甲龍に限らず、近年は私立大学が難化する傾向にあります。
これまでは赤本や公式ホームページで公開されている定員より、多くの合格者を出している大学がたくさんありました。
結果として首都圏の私立大学に受験生が集中してしまい、大学間での格差が生まれてしまいます。
この状況の改善のため、2016年度に文部科学省が私立大学に配る「補助金」の制度を厳しくしました。
そのため大学側は合格者数を減らさなければいけなくなり、全体的に難化することになったのです。
「難化」という情報を聞いた結果、大学のランクを落とす人も増えたので、産近甲龍の受験者層のレベルも少し上がるということも考えられます。
一方でお伝えしておきたいのは「問題の難易度そのものは変わっていない」ということと、「はるかにレベルが高くなったわけではない」ということ。
過去にも私立大学の倍率が高かった時期はありますし、「産近甲龍が関関同立レベルまで難しくなった」というような、極端な変動はありません。
試験の難易度や形式も変わっていないので、合格最低点が少し高くなる可能性があるという程度。
そこまで深刻に考えずに、やるべき「基礎固め」を徹底的に行い、過去問演習を進めていけば十分に合格点を取れるようになります。
悲観的に考えてモチベーションが下がってしまったり、早く成績を伸ばさなきゃと基礎をおろそかにしてしまったりしたら、合格率は落ちてしまいます。
全ての受験生に平等に同じ条件が与えられているわけですから、「人よりももっと勉強しよう!」と気合を入れて、徹底的に基礎固めを行ってください。
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産近甲龍の序列や偏差値など情報まとめ
ポイント
・産近甲龍は関西圏の中堅私大グループ
・ネームバリューが強く、特に関西圏での就職に有利
・基礎固めを徹底的に行えば、十分に合格点が取れる
・難化したことは事実だが、大幅に難易度が上がったわけではない
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筆者は現役時代、偏差値40ほどで日東駒専を含む12回の受験、全てに不合格。
原因は「英語長文が全く読めなかったこと」で、英語の大部分を失点してしまったから。
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