近年「私立大学が難化している」という声を、いたるところで耳にするようになりました。
この声を聞いて不安に思っている人は、かなり多いことでしょう。
早稲田大学や慶應義塾大学、上智大学、MARCHや関関同立、日東駒専、産近甲龍などなど・・・
これまで早慶に合格していた人でも、マーチに落ちてしまうほど難化しているなど、信じられないような噂が出回っています。
実際にどのような状況になっているか、詳しく解説していきます!
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目次
私立大学が難化しているのか、倍率で検証
有名私立大学である早稲田大学と明治大学、中央大学の人気が高い商学部の倍率を見ていきましょう。
早稲田大学商学部は2006年から2010年までは、倍率が11.9倍になる年もあり、常に倍率は10倍を越えていました。
2011年から2016年までは、倍率が7.5~9.9倍と、10倍を越えることはありませんでした。
2017年は10.9倍、2018年は12.6倍、2019年は11.3倍と上昇。
明治大学商学部は2014年から2016年までが4~5.1倍ほどと低かったですが、それまでは7倍後半の時も多い状況。
2017年~2019年までは6.4倍~6.9倍ほどで安定しています。
中央大学商学部は2009年の6.1倍以降は徐々に倍率が落ち着き、2012年から2016年までは4倍台。
2017年が5.8倍、2018年が7.9倍、2019年が6バイトここ数年で倍率が上がっています。
ここまでの状況を見ると、2010年から2016年ほどまでが倍率が比較的低かったことが分かります。
2017年以降は確かに倍率は上がっていますが、その水準は飛躍的に上がっているわけではなく、2009年以前の水準に近いものになっています。
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私立大学が難化した理由・原因とは
これまでは赤本や公式ホームページで公開されている定員よりも、かなり多くの合格者を出しているケースが良く見られました。
特に東京・大阪・名古屋の私立大学でその傾向が強く、一極集中につながりかねないという状況。
この状況の改善のために、2016年度に文部科学省が私立大学に配る「補助金」の制度を厳しくしました。
定員よりも一定以上の合格者を出した場合は、国からの補助金が受けられなくなるということになり、その対策をするために合格者を減らさざるを得なくなりました。
この状況を見た受験生は、チャレンジ校の受験回数を減らして、実力相応校や併願校の受験回数を増やそうと考える人も出てくるでしょう。
その結果、マーチや日東駒専などの倍率や受験生のレベルが上がっていると推測できます。
各大学の志願者が増えている理由は明確ではありませんが、1人の受験生がより多くの併願校を受験して、全落ちを避けているのかもしれません。
難化が止まるかどうかは誰にも分かりませんが、少子化や大学側の補助金に対する考え方、文部科学省の動きによって変動していく可能性はあります。
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早慶やマーチ、日東駒専の試験の難易度は上がっている?
この状況の変化を受けて、大幅に出題傾向を変更している大学は私が確認した限りはありません。
問題の難易度そのものもほとんど変わらず、例えばマーチの問題が早慶ほどに難しくなっているなどということはないです。
「難化」と言われると、試験までもものすごく難しくなっているような印象を受けますが、大きな変化はありません。
私立大学の難化に対応するための対策
「難化」といっても、合格最低点が大幅に上がるものではありません。
これまでボーダーラインでギリギリ合格だった人が、合格できなくなってしまう可能性があるという状況です。
「志望校にはもう合格できない・・・」と悲観する必要は全くないので、これからお伝えする3つのポイントを大切にして勉強に取り組んでください!
私大難化への対策①ケアレスミスをしない
ですから1問1問をとにかく大切に、ケアレスミスは絶対にしないように日ごろからトレーニングをしましょう。
ケアレスミスを無くすためには、「マークミス」「設問の読み間違え」「漢字ミス」など自分の傾向を分析して、ノートにまとめることが大切。
問題を解く際には常にそのクセを意識しておかないと、同じミスを繰り返してしまいます。
1点がこれまで以上に重要になりますから、ケアレスミスをしないための方法を、もっと真剣に考えて取り組んでください。
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私大難化への対策②基礎・基本を固める
マーチや関関同立、日東駒専・産近甲龍の問題は想像している以上に、基礎・基本の内容で構成されています。
基礎・基本がガッチリと固まっていれば、余裕を持って合格点を取れるでしょう。
しかし「難化したからレベルを上げないと」と無理に応用的な問題に取り組んだり、難しい参考書を勉強したりしてしまうと、もっと合格から遠ざかってしまいます。
早稲田や慶應でも半分ほどは基礎・基本の知識で解ける問題なので、まずは基礎固めが本当に大切です。
「日東駒専/産近甲龍→マーチ/関関同立→早慶上智」と1つ1つレベルを上げていけば、順調にステップアップできます。
ステップを踏んでいけば併願校は確実に抑えられるようになりますし、不安なく入試本番に挑めるでしょう。
私大難化への対策③4技能試験を利用する
近年は英検やTEAP、IELTSなどの民間外部試験の利用を導入する私立大学が、かなり増えてきました。
4技能試験で一定の水準をクリアしていると、英語の試験が免除になる、満点換算になる、点数が加算されるといったケースが多いです。
アドバンテージをもって入試本番に挑めれば、それだけで自信になりますし、失敗の可能性も減らせます。
ただ4技能試験はスピーキングやリスニング、ライティングの対策もしなければいけなくなり、勉強時間は間違いなく増えます。
そして一般入試よりも難易度が高いケースも珍しくないので、残された期間などを考えて対策するかどうかを判断しましょう。
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私立大学の難化を恐れすぎないことが大切
これまでより少し倍率や合格難易度は上がりましたが、とてつもなく難しくなったわけではありません。
また過去には近年と同様に倍率が高い時期もありましたから、大幅に不利になっているということでもないです。
何より「難化してしまった・・・」と悲観したところで、状況を改善することはできません。
あなただけでなく全ての受験生に対して同じ条件が与えられ、同じ状況の中で戦っています。
変えられないものをどんなに考えて、悩んでも何もできませんから、「もっと努力してやるぞ!」と気合を入れてください。
あなたが「難化したならもっと気合を入れて勉強しよう!」と考え方を変えることができれば、「難化したという危機感があったから、今まで以上に勉強を頑張って志望校に合格できた」とプラスの状況に変えることもできるんです。
少し難化したからといって、志望校に合格できない、併願校にも落ちてしまうということではないので、基礎からしっかりと固めて勉強を進めていきましょう。
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マーチや日東駒専/私立大学の難化の情報まとめ
ポイント
・私大の倍率が上昇傾向にある
・試験の難易度はさほど変動していない
・ケアレスミスをせず、基礎をガッチリ固めることが大切
・余裕がある人は4技能試験を利用するのも1つの手
・難化したことを恐れすぎず、きちんと勉強していけばOK
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