目次
合格体験記の執筆者の自己紹介
現在、東京農工大学農学部共同獣医学科に通っています。
都内にある中高一貫の女子校に通い、現役で合格しました。
私が東京農工大学を第一志望に決めたのは、高校三年生の春でした。
受験勉強のための予備校はずっと通っていましたが、医学部か獣医学部で迷っていて、
受験まであと1年というところで本格的に志望校を決めようと思い、
都内にありかつ国立で、今の自分が目指せる範囲である東京農工大学を選びました。
最後の1年、つまり高校3年生の1年間を中心に書いていこうと思います。
農工大合格への勉強の進め方・スケジュール
「受験に勝つには予定を立てることが大事だ」と言われています。
しかし、1年間の予定は期間が長すぎてうまく立てることはできません。
ましてや高校1年生が、受験合格までの予定を立てることは不可能に近いでしょう。
高校1・2年生は、目の前の学校の課題、授業の予習・復習、テスト勉強を一生懸命取り組めば大丈夫です。
学校によって進度の差があると思うので、あくまで目安ですが、以下のようにおおまかな目標を私は立てました。
英語:高校2年生までに英文法の勉強・英単語帳1冊終わらせる
数学:高校1年生で1Aを、高校2年生で2Bを終わらせる
高校3年生になり、受験まであと1年。
相変わらず高校がある期間は学校の課題、予備校の授業など、目の前の勉強に追われていたので、自分の時間を確保できる長期休みには、しっかりと計画を立てて勉強を進めました。
夏休みと、冬休み・受験直前の2つに分けて具体的なスケジュールを紹介します。
【夏休み】
私は主に理科の勉強をしていました。
学校の進度などの関係で、現役生は理科が終わらず弱いと言われています。
夏休みが終わるまでには全範囲に必ず目を通し、苦手分野を見つけ出しましょう。
1日のスケジュールですが、基本的には朝9時から夜21時まで予備校で勉強していました。
夏期講習も多く取っていたので、途中授業で抜けたりしましたが、自習室にいる時間が長かったです。
また現役生は、夏休みに第一志望の過去問を解くことはお勧めしません。
解けない問題・分からない知識の方が多くて、自信を無くしかねないからです。
しかし、その大学の傾向を把握する、という目的では少し見てみるといいと思います。
例えば、英語の長文問題の長さはどれぐらいなのか、理科の記述問題は何問ぐらいなのか、
受験勉強のモチベーションにつながるようにしましょう。
【冬休み・受験直前】
毎日過去問を解いていました。
センター試験の過去問や複数の大学を受験したので、かなりの数を解きました。
時間を測り集中して解くことが大事です。
加えて、苦手を徹底的になくそう、と今まで使ってきた問題集や参考書で勉強していました。
私は、数学の極限・化学の有機範囲が苦手だったので重点的に勉強しました。
苦手意識がある分野をほっとくと、たとえ入試で出題されなくとも心配になります。すると心は不安定になり、入試でケアレスミスをしてしまうことに繋がります。
なるべく不安な要素は取り除いておきましょう。
また、直前には得意分野の確認をすることをお勧めします。
苦手分野の知識を詰め込むよりも、得意分野を確認しこの範囲が出たら完璧、という気持ちで試験にのぞみましょう。
農工大合格への勉強のポイント
東京農工大学農学部の二次試験の科目は、「英語」「数学」「理科(物理・化学・生物の中から2科目)」です。
理科に関しては、私が受験で使った「生物」「化学」についてお話させていただきます。
また例年獣医学科受験生は「生物」「化学」選択者が多いイメージです。
【英語】
英単語:私は市販(または学校指定)の単語帳を2冊使うことをお勧めします。
ずっと同じものを繰り返し使っていると、ページや場所で覚えてしまう可能性が
あるからです。高校2年生までに1冊を完璧にし、その後新しい1冊で復習する
つもりで使ってください。
英文法:市販(または学校指定)の文法問題集を1冊全て解きます。
間違えた問題には印をつけ後日解きなおす、これを繰り返し1冊完璧にしてください。
また模試やテストで間違えた文法箇所は、その度に確認することをお勧めします。
長文読解:速くかつ正確に読むためには数をこなすことが必要です。
私は英語の中でも長文読解が嫌いでした。でも読まなきゃ点数は上がらない。
そこで比較的短い英文が集まった参考書を買い、1日1題と決めて解いていました。
そこまでストレスを感じることなく、でも長文を読む癖が身につきます。
最終的には過去問と同レベル・またはそれより長い文章でも、読めるようになったので、おすすめの方法です。
【数学】
東京農工大学の過去問を解いていて、数学は大問ごとに分野(数列、二次関数など)が決まっている印象でした(最近の過去問は見ていないので、傾向が変わっているかもしれません)。
しかし私が受験した年は、1つの大問の範囲が変わっていました。過去問対策ばかりしていた人は焦ったと思います。
つまり過去問にとらわれず、全範囲くまなく解けるようにする、さらに得意分野は難問も解けるようにすることが大事です。
【生物】
東京農工大学は理科2科目を同じ時間に解きますが、かなりスピードが求められます。
生物は化学に比べて知識が多く、計算などその場で考える問題は少ないです。
問題文の穴埋めなどの知識問題は、パッと出てくるよう正確に覚えることが大切です。
一方論述問題は字数制限があるものが多い印象でした。
生物の論述問題は、書こうと思えば自分が持っている知識を総動員し長々と書くことができます。
しかしここで求められているのは、キーワードを厳選しいかに端的に(字数内に)まとめられるか、です。
「私はこんなに知識を知っているんだぞ」とアピールするのではなく、問題の趣旨を見極め、日頃から端的書く練習をすることをお勧めします。
【化学】
理論:数学と同じで、問題の数をこなしましょう。
市販(または学校指定)の問題集1冊を繰り返し解くのも大事ですが、そのやり方だと解き方を覚えてしまう人が多いです。
特に得意な分野は、いろんな角度から問題を見るためにも、数をこなすことをお勧めします。
無機:基本的には、生物と同じように暗記分野です。
覚えていないと解けない問題が多いので、夏休みなど時間があるときにきっちり覚えることをお勧めします。
私は高校3年生の夏休みに無機を徹底的に勉強しました。その後の9月の模試では、
100点満点中90点以上を取ることができとても嬉しかったのを覚えています。
つまり無機は勉強すれば点数に直結する分野なので、化学の点数を上げたい人は無機をしっかり勉強してください。
有機:現役生が終わらない分野No.1と言っても過言ではないでしょう。
覚えることが多く計算問題も多い上に、学校では習うタイミングが遅いため、受験ギリギリまで勉強している現役生が多いイメージです。
ただ浪人生にとっては、現役生と大差をつけられる範囲とも言えます。
東京農工大学ではあまり出題されるイメージはありませんが、数学のように突然出題された時、勉強している人にとってはアドバンテージになるでしょう。
メンタル面でのアドバイス
受験当日になって
「必ず合格できる」「この中の誰よりも自分が一番」
そう思えるようになることが1番大事です。
そんな強靭なメンタルはどうやって作るのか、それは「自分は毎日しっかり勉強してきた」と自信をもって言えるぐらい勉強することです。
私は受験勉強をしていて「もう辛い、やめたい」そう感じたことは一度もありませんでした。
しっかりと勉強の計画を立てる、それを毎日着実にこなす、この繰り返しで目に見えて結果が付いてきたからです。
しかしみんながそう簡単にはいきません。
もし悩みや不安が出てきたら、それは何で不安なのか、何が悩みの原因なのかを突き止めて、
いち早くその不安を消すことが大事です。
例えば、いくら考えても分からない問題がでてきて不安になったら、先生に質問しに行く。
勉強方法や志望校で悩んでいるなら、先輩や学校の先生など、信頼できる人に相談しに行く。
漠然と疲れたな、不安だなと思ったら、丸1日勉強から離れてリフレッシュしてみる。
1つでも不安があると、あれもこれも不安に思えてくるでしょう。
悩みや不安の原因は何かを明らかにしてすぐ解決することが大事です。
東京農工大学の合格に大切な3つのこと
合格について大切なことは、以下3つのことです。
・苦手な分野を1つでも減らし、得意な分野はとことん極めること
・後悔しないように毎日継続して勉強すること
・受験当日「絶対合格できる」という自信を持つこと
この中で最も大切で、最も難しいのは2つ目の「毎日継続して勉強すること」です。
分かっているけど勉強できない、どうしてもやる気が起きない、そんな日もあると思います。
そんな時は思う存分リフレッシュして、次の日から頑張ればいいのです。
「あの時はだらけちゃったけど、次の日ちゃんと頑張ったんだ」と思えれば、それは入試当日の自信につながります。
また東京農工大学についてだけ言えば、入試の結果を左右するのは「数学」と「理科」です。
特にスピードが求められる「化学」は解き終わらない人もいるので、早く計算ができるようになっておくことをお勧めします。
東京農工大学に合格した瞬間の気持ち
私は合格発表をネット開示で見ました。
正直、自信はあったので驚きはしませんでしたが、受験勉強が終わったんだという安堵が大きかったです。
その後先に受験が終わってた友達や、お世話になった予備校の大学生に報告に行き、
やっと春から大学生になれるんだという実感がわきました。
東京農工大学のキャンパスライフ
私が通っているのは、獣医学部獣医学科ではなく、農学部共同獣医学科なので、
キャンパスはとても自然に溢れています。
お昼休みや実習の休憩中に、キャンパス内を歩くだけでリフレッシュできます。
ただ夏は蚊が多かったり、キャンパス内が広く移動が面倒だったりもしますが…
1年生のころは専門科目がほとんど無く、バイトやサークルなど勉強以外のことに力を入れていました。
2年生からは専門科目や実習なども増え、忙しくも充実した日々を送っています。
この大学に入ってよかった、受験を頑張ってよかった、そう思える大学です。
東京農工大学の合格体験記まとめ
受験とは、自分との戦いです。
特に高校3年生・浪人生の1年間はどれだけストイックに頑張れるか、が勝負になってきます。
東京農工大学は、夢をかなえる第一歩、人生の選択肢を増やしてくれる、そんな場所です。
受験勉強は辛いと思うこともあるかもしれませんが、乗り越えた先には楽しい大学生活が待っています。
後悔のないように、精一杯頑張ってください。
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