大学受験ではアメリカ史の中でも、特に独立戦争時代のアメリカ史がよく出題されます。
そこまで難しい分野ではないので、簡単な問題を落とさないようにしっかり準備しておくことが大事です。
逆に言うと、しっかり勉強していれば高得点の期待できる分野です!
まずはイギリスがアメリカ大陸に植民地を作り始めたところから勉強していきましょう。
※試験でよく問われるポイントは赤字や蛍光ペンでマークしていますので、試験前に確認してみてください。
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アメリカ史①植民地時代
イギリスはアメリカの東海岸に13個の植民地を建設します。
この中でよく出題されるのは以下の5つの植民地です。
ヴァージニア植民地…最初の植民地
ニューイングランド植民地…現在のアメリカ東海岸地帯一帯
ニューヨーク植民地
ペンシルヴェニア植民地
ジョージア植民地
これらの5つの植民地は場所とともにしっかり覚えておきましょう!
時を同じくして、フランスは13植民地の西に植民地を建設しました。
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植民地運営
植民地議会はイギリス議会を手本に作られていました。
アメリカ南部ではプランテーションと呼ばれる農業方法が取り入れられ、黒人奴隷を用いて商品作物を栽培していました。
イギリスは植民地支配を進めていましたが、同様にアメリカ大陸で植民地支配を進めるフランスと衝突します。
フレンチ=インディアン戦争(1755〜63)
…イギリス+13植民地V Sフランス植民地+インディアン
イギリスの勝利
戦争に勝利したイギリスでしたが、戦争によってイギリス本国は財政難に陥ってしまいます。
そこで、財政難を脱しようとイギリスはアメリカの植民地に対して多額の税金を課すようになります。
課税に反発するアメリカの植民地とイギリスは関係を悪化させていきました。
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イギリス本国との関係悪化
イギリスは様々なものに税金を課していきます。
印紙法(1765)
あらゆる印刷物に課税
「代表なくして課税なし」
その後廃止
茶法(1773)
イギリス東インド会社に対し、北米植民地で販売する茶への免税権を付与しました。
イギリス東インド会社だけを優遇するイギリスに対し、植民地側は反発を強めていきます。
ボストン茶会事件(1773)
植民地側は東インド会社の船を襲撃し、紅茶をボストン港に投げ捨ててしまいます。
これに対して、イギリス本国は当然報復措置をとります。
イギリス本国の報復措置
①ボストン港閉鎖
②マサチューセッツ植民地の自治を剥奪
イギリスへの反発をさらに強めるアメリカは独立に向かっていきます。
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アメリカ史②アメリカ独立戦争(1775〜83)
第一回大陸会議(1774)
開催地フィラデルフィア
この会議で植民地側はイギリス本国政府に対抗するため団結し、本国政府に対する抗議や通称断絶同盟の結成を宣言しました。
会議の内容
不当課税の拒否、植民地の団結
レキシントンの戦い(1775)…独立戦争最初の戦い
戦争のための物資を集める植民地側でしたが、イギリス本国に見つかってしまい、レキシントンの戦いが始まります。この戦いを皮切りに8年にわたるアメリカ独立戦争が始まります。
第二回大陸議会(1775)
第二回大陸議会では植民地軍総司令官にワシントンを任命します。
独立戦争時の13植民地は国王派、中立派、愛国派の3つに分かれており、一枚岩ではありませんでした。
植民地をまとめるべく、トマス=ペインはコモン=センスを発表します。
コモン=センスはアメリカが本国から搾取されるのみで何の利益も得ていないことを指摘し、この戦争には大義があることを主張しました。
独立宣言(1776)
独立戦争の最中、トマス=ジェファソンを中心に独立宣言が大陸会議で採択されました。
独立宣言の中身は、ロックの自然法思想に基づき、基本的人権や革命権について言及するものでした。
13植民地を支援する国々
アメリカが独立戦争を戦っている最中、アメリカに味方する国々も現れてきます。
まず、味方になったのはフランスでした。フランスはアメリカにおける植民地争いでイギリスに敗れていたため、何とかイギリスに打撃を加えたいと思っていました。
そんなフランスを味方につけようと駐仏大使のフランクリンはフランスにアメリカの味方につくよう働きかけていました。
しかし、当時のイギリスは強大で、なかなかフランスは大っぴらにアメリカに味方してくれません。
サラトガの戦い(1777)
そんな中、サラトガの戦いで植民地軍がイギリス本国軍に勝利します。
これによって、フランス、スペイン、オランダが独立戦争に参戦してきます。
武装中立同盟(1780)
また、アメリカの味方にもイギリスの味方にもならない国も出てきます。
エカチェリーナ2世の提唱によって武装中立同盟が結成され、以下の国々はアメリカ独立戦争に参戦しないことになりました。
ロシア、プロイセン、スウェーデン、ポルトガル、デンマーク
義勇兵の支援
国家的な支援だけでなく、義勇兵による支援も行われました。
コシューシコ…ポーランド、ワシントンの副官
ラファイエット…フランス
ヨークタウンの戦い(1781)
長年にわたる争いの末、ヨークタウンの戦いに植民地フランス連合軍が勝利し、独立戦争はアメリカの勝利で終わります。
パリ条約(1783)
独立戦争の講和条約であるパリ条約では、ミシシッピ川以東のルイジアナを獲得することで、アメリカの支配を確固たるものにします。
アメリカ史③アメリカ合衆国の建国
アメリカはイギリス本国からの独立を達成しました!アメリカは政治体制を整えていきます。
アメリカ連合規約(1781)
アメリカ連合規約ではアメリカ合衆国に国名を定め、独自の憲法、議会を持つ13州の緩やかな連合体が結成されました。
この段階で13州の上に政府は存在していましたが、それぞれの州政府の力が強く、連邦政府の力は限定的でした。
憲法制定会議(1787)
開催地フィラデルフィア
アメリカ合衆国憲法制定!
アメリカ連邦政府の権限を強化…徴税権などを追加
一方で、各州には大幅な自治権を付与
三権分立を規定…立法権、行政権、司法権
憲法をめぐるトラブル
アメリカ合衆国憲法を制定する際に、連邦派と反連邦派で争いが起こりました。
連邦派はハミルトンが中心となって、13州の連合を強化し、連邦政府の権限を強くすることを主張しました。
対して、反連邦派はジェファソンを中心に連邦政府の強大化に反対し、各州の独立性を強くすべきであると主張しました。
連邦派…通商を重視 共和党の元
反連邦派…農民、商工業者を基盤 民主党の元
ワシントン大統領
国務長官ジェファソン(反連邦派)
財務官ハミルトン(連邦派)
連邦派と反連邦派の中心人物を要職に採用することでバランスをとった人事をしました。
ジェファソン大統領(反連邦派)
反連邦派の初の勝利
ミシシッピ川以西のルイジアナを買収(1803)
マディソン大統領
アメリカ=イギリス戦争(1812〜14)
この時代は大統領の名前よりも戦争の方が大事です。
アメリカ=イギリス戦争は第二次独立戦争とも呼ばれます。
この戦争でイギリスはアメリカを海上封鎖しましたが、アメリカは3年間イギリスと貿易しなくても、経済的に生き延びることができ、イギリスから経済的に独立しました。
そこで、自国の産業を発展させるために保護関税政策(1816)を実施しました。
アメリカの産業は発展していきます。
高校世界史の「アメリカ史」の勉強法のまとめ
南北戦争時のアメリカ史は頻出です。
勉強法としては、年表を作って流れをしっかり把握しておきましょう!
以下に例をあげておくので、是非参考にしてみてください!!
またイギリスが獲得した13植民地の場所は、前述した5つの植民地だけでも地図を確認してしっかりと覚えておきましょう。
連邦派と反連邦派は混同しがちなので、図を書いて区別できるようにしておきましょう。
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