この記事は慶應義塾大学理工学部に合格された方に執筆して頂いたものです。
ゼロから慶應・難関国公立レベルまで力を伸ばすためには、どのような勉強が必要なのでしょうか?
物理の点数が伸び悩んでいる方、意外と多いと思います。
なぜこの法則が成り立つのかわからない・・・
問題集によって解き方が全く違う・・・
微積って使った方がいいの・・・?
こんな悩みを持っている受験生も多いことで賞¥しょう。
そんな方に、基礎からスタートして、早慶・国公立を攻略するレベルまで力をつけるための勉強法をお伝えしていきます!
私はこの勉強法で物理が大の得意になり、慶應義塾大学理工学部に入学しました。
気合を入れて書いていくので、ぜひ読んでください!
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目次
物理の勉強法 ステップ①まず全ての公式に触れよう
まずは基礎知識のインプットから
まずは教科書や講義形式の参考書を使って、公式や基本用語をチェックしましょう。
初めから完璧に覚えようとするとキリが無いので、1周目は全体を把握し、2周目はじっくり読み、3周目以降で暗記に入るというような形が良いかと思います。
アウトプットへ進んでいかないと記憶には定着しないので、ある程度は良い意味で割り切って、完璧にを求めすぎずに進めていきましょう。
問題演習の中で公式に触れていく
物理の教科書や付属の問題集を使って、全ての例題を軽く解いてみてください。
最初の時点では初見で解くことはできないと思うので、あくまで「触れる」ために取り組んでいきます。
ざざーっと全ての問題を、答えを横に置きながら目を通す程度でOK。
実践的な問題を通して、公式を使う感覚を知ることが目的なので、徹底的に勉強する必要はありません。
教科書や参考書には物理の公式が記述されていますが、数式や文字で見るだけでは、理解が難しいこともあるでしょう。
そのため問題に含まれる物理現象の中で、物理法則を体感することが物理を攻略する近道です。
物理は出てきた答えをそのままにせず、毎回考察して物理現象をイメージしてみてください。
たとえば力学で時間を求める問題で、答えが
だったとしましょう。
このときに単なる答えではなく、1つ1つの数値が変わったときに、どう変化するのかを考えるようにすると物理の力がついてきます。
この場合、速度(v0)が大きければ大きいほど時間は短くなりますし、長さ(L)は大きければ大きいほど時間は長くなるといった考察が可能です。
1つ1つの問題で考察を行うことによって、物理現象を見抜く感覚がついてきます。
力や電気や磁力がどのように作用し合っているのか、常に意識しましょう。
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どんな問題集や参考書を使えばいいの?
物理の参考書は数多く出版されているので、選ぶのに迷うこともあるかと思います。
選ぶ際には、「基礎的な内容であること」「実際に書店で見て、取り組みたいと思ったもの」「演習問題がついているもの」の3つを満たしているものがおすすめ。
最初のステップとして問題の中で公式に触れていきたいので、やはり例題が豊富に含まれている参考書が良いでしょう。
また勉強を進めていくうえで、物理を好きになることが本当に大切なので、実際に書店で見て、内容が易しくなおかつ好みのデザインのものを選んでください。
力学、電磁気、波動、熱力学、原子どれから勉強する?
物理は5つの分野から成り立っており、得意・不得意が分かれるでしょう。
しかし私としては、必ず力学から勉強された方が良いと思います。
力学の考え方は物理学の基本中の基本であるため、力学を理解できていないと、他の分野の理解も難しいです。
特にエネルギーに関する物理的感覚は、物理学を勉強する上では極めて重要であり、それは力学を通して養われるものです。
また物理の入試は基本的に、3割〜5割程度は力学から出題されます。
最初に物理を勉強しておくことで、得意分野にしやすく、得点も稼ぎやすくなるでしょう。
力学のあとは、分野ごとのつながりを考えると、電磁気学を勉強し、その後に熱力学・波動、最後に原子と進めていくのがおすすめです。
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物理の勉強法 ステップ②型を決めよう
物理にある程度慣れてきたら、とても大切な「勉強法の型」を決めるステップに移ります。
勉強法のパターンは大きく2つ。
パターン①暗記物理
いわゆる高校物理の王道であり、文科省が指定している勉強法です。
公式の適用パターンを全て暗記することで、高校物理を制覇します。
基本的には難しい考え方はありませんが、暗記量がとても多いです。
文科省は、暗記物理で勉強するよう指定しているので、東大であろうと全ての問題が暗記物理で解答可能になっているので、安心してください。
難易度が上がるにつれて公式の適用パターンの判別が難しくなり、ミスが多くなります。
また暗記物理は、問題を解くためだけの勉強であり、本来の物理学とは大きく乖離しています。
大学のレベルが上がるほど本質を問うてくる問題が多いので、多角的かつち密にパターンの引き出しを作ることが重要です。
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パターン②微積物理
高校の教科書ではあまり解説されておらず、大学で学ぶ知識を交えて勉強する方法です。
特に力学においては、暗記内容を9割ほど軽減させ、本来の物理学に焦点を当てて勉強を進めることができます。
あまり知られていませんが、エネルギー保存の法則や力積が保存する公式は、全て運動方程式を変形することで導き出すことができます。
そのため何も覚えることなく、式を見て変形を加えていくことで問題を解き進めることができます。
とはいえ世の中の99%の受験生は暗記物理で勉強しており、微積物理に対応した参考書も少ないのが現状です。
数学の微分積分が得意であれば、難なく理解できますが、ハイリスクハイリターンな勉強法といえるでしょう。
上記2つの勉強法から、自分に合ったものを選んでください。
どちらを選んでも、東大に合格できるレベルまで力を伸ばすことはできるので、有利・不利はありません。
特にこだわりが無ければ、無難に暗記物理を選択するのが良いでしょう。
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物理の勉強法 ステップ③物理現象を見抜く力をつける
ここからは実際の入試問題や類題を用いて、典型的な物理現象に対して、自然と予測できる力を養います。
ここまでで基本的な物理現象での公式のイメージを掴めるようになっているので、ここからは実際に物理の公式を記述する練習をしていきましょう。
私が学生時代に使用した、おススメの参考書も紹介しておきます。
おすすめの参考書(暗記物理)
・良問の風物理
・名門の森物理
・実戦物理重要問題集
まずは良問の風を用いて、典型パターンを全て網羅していってください。
深く理解し、自分で詳しく説明できるようになるまで繰り返し取り組みましょう。
名門の森は同じ良問の風と同じ河合塾の参考書ですので、同じ流れでアウトプットへと進んでいきます。
重要問題集は問題数も多く、1冊でかなりの実力がつきます。
これら3冊を徹底的にやりこむことで、物理の力は大きく上がっていきます。
おすすめの参考書(微積物理)
・新・物理入門
・新・物理入門問題演習
・図解入門 微積で楽しく高校物理がわかる本
・理論物理への道標
微積物理を進めていく場合は、まずは物理入門を使って物理学の美しさを体感してください。
数学はあくまで道具であり、公式が言葉のように語りかけてくることと思います。
物理の問題をたくさん解くというよりは、式の導出にしっかり時間をかけて、ペンを動かして進めてください。
大学受験の問題は、物理の公式の導出にのっとった問題も数多くあります。
導出が自分でできるようになれば、対応できる問題の幅が広がります。
難しく感じた方は一度、「微積で楽しく高校物理がわかる本」で基礎を組み立ててみてください。
インプットが終わりましたら、「物理入門問題演習」か、「理論物理への道標」で問題を解いていきましょう。
微積物理は、公式への理解を時間をかけて深めていくことで、問題演習の負担を減らせます。
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物理の勉強法 ステップ④過去問で対策
ここまでの勉強をきちんと終えたら、過去問演習に入っていきます。
自分の志望校の過去問を、分野ごとでもいいので解いてみてください。
問題を解いてわからないところがあれば、参考書の項目を読み返すというサイクルの繰り返しです。
微積で物理を解いている方は、大手予備校が出版している過去問を使えば、微積で解説されていることもあります。
ミスした問題やニガテな問題は、ノートにまとめておくのがおすすめです。
該当の問題や解説だけをコピーしてファイリングして、いつでも復習できるようにしておくのも良いでしょう。
特に力学と電磁気は全体の7割ほどを占める分野ですので、重点的に勉強しておいてください。
大学受験の物理の勉強法まとめ
物理の選択者にありがちなのが、「コロコロ勉強法を変えてしまう」ケース。
暗記でうまくいかなかったから、次は微積へと移ってしまい、どっちつかずで入試を迎えてしまう受験生も少なくありません。
どちらか決めたら、本気でその道を究めていってください。
そうすればどちらを選んだとしても、きちんと志望校に合格する力は身に付きます。
今回おすすめしている参考書は、多くの受験生に支持され続けているベストセラーばかりです。
本を信じて、過去の先輩を信じて、そして最後に自分を信じて合格を勝ち取ってください。
・まずは公式の適用する物理現象に目を通しておく
・暗記物理か微積物理どちらにするかを決め、最後まで貫き通す
・決めた参考書を数冊、ひたすら繰り返す
・ニガテな問題は分野別にファイリングし、復習できるようにする
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