記事と筆者の信頼性
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大航海時代には正と負の二つの側面があります。
ヨーロッパから見るか、それともアメリカ大陸から見るかで、プラスとマイナスの面の両方があるということです。
例えばヨーロッパから見た場合、大航海時代は農業中心の時代から商業中心の時代へと移り変わるきっかけとなった時代で、より豊かになっていくプラスの面です。
一方であまりか大陸から見た場合は、ヨーロッパからの侵略者によって、元からあった文明が踏みにじられ、ヨーロッパに支配されることになったマイナスの面。
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ヨーロッパから見た大航海時代
⑴大航海時代の始まり
大航海時代が始まったのは、ヨーロッパ諸国の生活に香辛料が不可欠であったことが大きな要因です。
当時のヨーロッパは肉食が主流でしたが、現代のように冷蔵庫がなく、悪くなって匂いが出てきた肉に香りをつけるために香辛料を使用していました。
用途を考えれば、香辛料が無くてはならなかったものだと分かりますね。
⑵オスマン帝国の存在
15世紀になるとオスマン帝国という巨大な帝国が出現します。
オスマン帝国の出現によって、ヨーロッパはインドから陸路での香辛料の輸送ができなくなってしまいます。
そこでヨーロッパ諸国は自ら海に出て、海路でインドまでのルートを開拓する必要が出てきました。
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インドを目指して…
まずポルトガルが、インドを目指しました。
以下はその時の重要人物で、入試でも頻出ですので、名前と行動を関連づけて覚えておきましょう。
重要人物
「エンリケ」→航海王子
「バルトロメウ=ディアス」→希望峰に到達
「ヴァスコ=ダ=ガマ」→カリカットに到達
勉強の際には、白地図に地名と印をつけると覚えやすいです。
地図に印をつけていくと、希望峰からカリカットへと、だんだんインドに近づいていく様子がよくわかりますよ!
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インドに進出した後のポルトガル
インドに到達したポルトガルはさらに東へ進んでいきます。
⑴アジアへの進出(16世紀)
下のようにポルトガルはどんどん進出していき、日本にも訪れます。
セイロン島へ到達→ゴア占領→マラッカ→モルッカ諸島→マカオの居住権を獲得→種子島へ来航→平戸へ到達
これらの地名も、白地図に書き込んでみてください。
だんだん東に向かって行き、最後には日本にたどり着くので、地図上で旅行をしている気分になるでしょう。
「なぜこの順に進んでいったのか」なども考えると、より深く勉強できます!
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コロンブスの航海
ポルトガルに先を越されたコロンブスは、別ルートでアジアへ出発します。
ポルトガルはアフリカ大陸をめぐって東に進んだのに対して、コロンブスは西に行きます。
当時の考え方では、「キリスト教会が大きな力を持っており、地球は平面である」というのが一般的でした。
一方でコロンブスはトスカネリの地球球体説を信じており、西に向かってもインドにたどり着くはずだと考え、西に向かいました。
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サンサルバドル島に到着
インドを目指したコロンブスでしたが、アメリカ大陸の近くの「サンサルバドル島」に到着しました。
現代に生きる私たちであれば、現在地がインドからかなり離れていることは、容易に想像できます。
しかし今のように電子機器などはありませんから、コロンブスはサンサルバドル島に到着したときに「ここがインドだ!」と勘違いしてしまいます。
そのためコロンブスは、サンサルバドル島を「西インド諸島」と命名し、現在でもそのように呼ばれています。
この時の年号は1492年で、入試で問われることもあるので覚えておきましょう。
航海士たちの冒険
コロンブスの航海後、多くの航海士達が新大陸へ探検しに行きます。
以下の人物は頻出ですので、しっかりと覚えておきましょう。
各人物の「到着地」を地図に書いて覚えていくと、視覚的にイメージできるのでおすすめです。
重要人物
カブラル(ポルトガル人)→ブラジルに到着
アメリゴ=ヴェスプッチ→コロンブスが到着したのが新大陸であることを発見
バルボア→パナマ海峡を横断、太平洋へ到達
マゼラン→アメリカ大陸を南下し、マゼラン海峡を回って太平洋へ。フィリピンへ到達するも殺害される。残った部下達がヨーロッパに帰ってきて、地球が丸いことを証明。
この流れで1つ、とても重要な条約が「トルデシャリス条約(1494年)」
ポルトガルとスペインの間で結ばれた条約で、東と西でポルトガルとスペインの取り分を分けるものです。
この条約によってアメリカ大陸はスペインの取り分となりますが、ブラジルはポルトガル人であるカブラルが発見したため、ポルトガルの取り分になりました。
年号が問われることもあるので、しっかりと覚えておきましょう。
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アメリカから見た大航海時代!
大航海時代に新しく発見された「アメリカ大陸」。
そのアメリカ大陸は、どのような人々が住み、どんな文明があったのでしょうか。
先住民であるインディアンは、トウモロコシ、ジャガイモ、トマトなどを主食としていました。
鉄がなく、牛・馬がいない、そして車輪の文化ないため、重いものを運搬できなかったと予想できます。
メソアメリカ文明(中米)
⑴マヤ文明(前1000年頃〜16世紀)
ユカタン半島に成立。
各都市でピラミッド神殿が築かれ、王朝の歴史を表す石碑が刻まれました。
マヤ文字、マヤ暦、20進法など行動な文明が発達しました。
⑵テオティワカン文明(前1〜6世紀)
太陽のピラミッドが有名ですが、車輪がなかったのにどうやって資材を運んだのかは、まだ解明されていません。
アステカ王国(14〜16世紀)は現在のメキシコに建国。
首都はテノチティトラン(現在のメキシコシティ)。
コルテス(スペイン)によって滅ぼされました。
(3)アンデス文明(南米)
インカ帝国(15〜16世紀)の首都はクスコ。
キープと呼ばれる、縄の結び方によって数字を表す方法が発見されています。
ピサロ(スペイン)によって滅亡。
ポトシ銀山が発見されたことにより、ヨーロッパの銀の価格が下落します。
スペイン人がアメリカ大陸の先住民を強制労働させる、「エンコミエンダ制」が横行。
しかし「ラス=カサス」たちの批判により、衰退していきます。
そしてエンコミエンダ制に代わって普及していったのが、「アシエンダ制」。
先住民に農作業をおこなわせることで、鉱山や都市に食料を供給しました。
「エンコミエンダ制」と「アシエンダ制」は混同しやすく、テストでも頻出なので整理して覚えておきましょう。
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高校世界史の大航海時代まとめ
大航海時代は「場所」を問う問題が多く出題されます。
白地図を駆使して、場所と出来事を結び付けて覚えていきましょう。
年号も合わせて地図に記入しておくと、流れが良くわかるようになります。
人物名も多く出題され、名前も長いものもありますが、整理して覚えてください。
音読をしながら覚えると、記憶に残りやすいのでおススメです!
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