今回は化学と化学基礎に分けて、大学入学共通テストをどのような対策していくべきかをお伝えしていきます。
大学入試センターのサイトでは、プレテストを化学では2か年、化学基礎では1か年分掲載されています。
プレテストの出題内容をもとに、センター入試と比較し、そしてどのように対策を進めていけばよいかを紹介していきましょう!
>>1ヶ月で早稲田慶應・難関国公立の英語長文がスラスラ読めるようになる方法はこちら
センター試験の大学入学共通テストの違い
プレテストを確認してもらうと分かりますが、極端にセンター入試と出題内容が変更されているわけではありません。
国語や数学のような、記述形式も導入されていません。
センター試験の特徴は、
1・大問ごとに出題単元が大方決まっている
2・教科書の内容の理解を問う問題が多い
3・各単元に順応できる基本的な計算力が求められる
といったところでしたが、大学入学共通テストは少し異なります。
1・大問によらず単元がランダムに出題
2・文章量の増加により、内容を深く理解する読解力が求められる
3・日常における具体的な事例を用いた出題が増えた
4・図解、資料、グラフの増加
>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
①大問によらず単元がランダムに出題される
センター試験では例えば、大問1なら理論化学を軸にした知識・計算、大問2なら熱化学方程式・中和滴定など反応式を軸にした単元内容、大問3なら無機化合物、のように大問ごとに出題単元が固定されていました。
大学入学共通テストのプレテストでは大問1から熱化学方程式が出題されるなど、形式にこだわった部分は見えません。
特にこれまでセンター試験の形式になれている受験生は、傾向が変わることをしっかりと把握しておきましょう。
②文章量の増加により、読解力が求められる
化学に限らず大学入学共通テストでは文章量が増加したため、読解力が求められるようになりました。
センター入試は問題の条件が淡泊な面があり、説明もそこそこに問題に移る形式がほとんどでした。
一方で大学入学共通テストは、実験・現象・過程など、文章量が単純に増えただけでなく、内容も複雑になっています。
それでいて試験時間は変わらず60分であるため、問題を素早く理解して解いていくスピードが必要になります。
③日常における具体的な事例を用いた出題が増えた
プレテストでは、
●カセットボンベを元にしたアルカンの問題
●地球上に存在する大気の成分を用いた問題
●COD(化学的酸素要求量)を用いて実験操作と絡めた問題
●「デンプンのり」の接着の仕組み
等が出題されています。
こういった問題は、センター試験ではほとんど見られませんでした。
センター入試と比べて、日常的かつ実践的な問題が増えたため、問題を解く前に十分に内容を理解しなければいけません。
特に具体的な事例は、教科書に掲載されているとは限らないため、頭ごなしに化学知識を覚えただけでは太刀打ちが難しい印象です。
上記でお伝えした傾向の変化にどのように対策していけば良いか、ここから具体的にお伝えしていきます!
化学編と化学基礎編に分けて、大学入学共通テストに向けた対策・勉強法を紹介します。
>>1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
大学入学共通テストの化学の対策&勉強法
対策を始める前に、必ずプレテストの内容を確認しておいてください。
前述した通り、受験に必要な化学知識を頭に叩き込んだだけでは、攻略できない形式になっています。
対策のポイントは下記の3つ。
1・基本的な知識・計算のミスをしない
2・図解・資料・グラフの見方に慣れる
3・文章を読解する習慣をつける
①基本的な知識・計算のミスをしない
テスト形式が変わっても、知識・計算を駆使して解くことは変わりません。
基本的な知識・計算力を定着させることが、攻略の近道です。
ただ理論・無機・有機・高分子と、分野の幅が広く、ポイントの押さえ所が異なるため、闇雲に覚えていくのでは、時間がいくらあっても足りません。
知識の理解に関しては、自分に合った参考書を利用しつつ、マイノートを作ってポイントをまとめることをおすすめします。
テスト直前に要点や弱点だけに絞ったマイノートを復習すると、要点を効率良く確認しやすくなります。
無理に難問に手を伸ばさず、教科書の例題や標準的な問題集をコツコツ解いていきましょう。
理論化学だけでも、モル濃度・熱化学方程式・中和滴定・化学平衡など、考え方や解き方に統一性がありません。
「解く→確認する→直す」に加えて、間違ったポイントを一目で分かるように、メモを書き込んでおくと、日々の復習もしやすくなります。
>>偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
②図解・資料・グラフの見方に慣れる
大学入学共通テストでも、センター試験と同様に図解やグラフが出てきます。
図解や資料は、問題の理解をサポートしてくれるツールになりますし、グラフは計算や実験の考察問題に必要なツールになります。
普段から図解や資料、グラフの読み取りができるようにトレーニングしておきましょう。
教科書や参考書などに掲載されている図解やグラフに、きちんと目を通すようにしておくことで、大学入学共通テストでも読み取りができるようになるはずです。
③文章を読解する習慣をつける
センター入試と圧倒的な差が出るのは、読解すべき文章量。
これは化学だけに特化した対策ではありませんが、日頃から「きちんと読む習慣」をつけることが大切です。
化学に限らず文章量が増えているので、スピーディに読み解けるようにならないと、「時間との戦い」になってしまいます。
一朝一夕に身につくものではないので、日々の生活から意識して取り組んでいきましょう。
>>偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
大学入学共通テストの化学基礎の対策&勉強法
化学基礎は化学と比べて出題の範囲は狭く、難易度も易しいです。
化学基礎も下記3点を注意することに違いはありません。
1・基本的な知識・計算のミスをしない
2・図解・資料・グラフの見方に慣れる
3・読解力を磨く
化学基礎は試験時間が30分なので、この点は注意が必要です。
プレテストを見てみると、具体的な事例を使った出題が全体の7割近くを占めています。
●生理食塩水
●3種の飲料水を用いた実験
●清涼飲料水のビタミンCの反応
など。
センター試験とは出題の傾向が大きく変わっているので、プレテストは要チェックです。
また読解しなければいけない文章の量も増えているので、化学と同様に読解力も磨いておかなければいけません。
具体的な事例にピンと来ない場合でも、頭をフル活用して化学基礎の知識を使って問題を解いていく姿勢も大切です。
問題の文章から必要な数値・単位・反応・現象などをくみ取っていきましょう。
⇒1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
⇒【1カ月で】早慶・国公立の英語長文がスラスラ読める勉強法はこちら
⇒【速読】英語長文を読むスピードを速く、試験時間を5分余らせる方法はこちら
現役の時に偏差値40ほど、日東駒専に全落ちした私。
しかし浪人して1ヶ月で「英語長文」を徹底的に攻略して、英語の偏差値が70を越え、早稲田大学に合格できました!
私の英語長文の読み方をぜひ「マネ」してみてください!
・1ヶ月で一気に英語の偏差値を伸ばしてみたい
・英語長文をスラスラ読めるようになりたい
・無料で勉強法を教わりたい
こんな思いがある人は、下のラインアカウントを追加してください!
筆者は現役時代、偏差値40ほどで日東駒専を含む12回の受験、全てに不合格。
原因は「英語長文が全く読めなかったこと」で、英語の大部分を失点してしまったから。
浪人をして英語長文の読み方を研究すると、1ヶ月で偏差値は70を超え、最終的に早稲田大学に合格。
「1ヶ月で英語長文がスラスラ読める方法」を指導中。
⇒【秘密のワザ】1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた方法はこちら
⇒【1カ月で】早慶・国公立の英語長文がスラスラ読める勉強法はこちら
⇒【速読】英語長文を読むスピードを速く、試験時間を5分余らせる方法はこちら