塩基配列は高校生物の遺伝学分野において、とても重要な内容。
受験まで残りの期間が短い人もいるかもしれませんが、生物を選択した時点で、塩基配列や遺伝学の勉強は避けて通れません。
大学に進学してからも、生物学を学ぶ上では必要不可欠な分野になっています。(理学部、農学部、生命理工学部、医学部など)
大学入試でも塩基配列は頻出であり、塩基配列をしっかりと理解したうえで、遺伝の分野をマスターしていかなければいけません。
記事と筆者の信頼性
・難関大学に生物受験で合格した人が記事を執筆
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塩基配列とはそもそも何?
塩基配列とは「DNA、RNAなどの核酸において、それを構成しているヌクレオチドの結合順を、ヌクレオチドの一部をなす有機塩基類の種類に注目して記述する方法。」(Wikipediaより引用)
例えばDNAの場合アデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)。
RNAの場合A、C、Gとウラシル(U)に注目して記述する方法、あるいは記述したもののことを指します。
遺伝子発現抑制機能を有するDNA塩基配列
引用元:https://astamuse.com/ja/published/JP/No/2007054043
塩基配列からタンパク質を合成
上記でも記しましたが、大学入試において塩基配列そのものを暗記することではありません。
大切なのは「DNA塩基配列からどのようなRNA塩基配列が合成され、最終的にどのようなアミノ酸配列が合成されるのか」ということ。
下の2つの図を参考に考えていきましょう。
(引用元:https://atomica.jaea.go.jp/data/fig/fig_pict_09-02-02-02-01.html)
(引用元:https://www.nite.go.jp/nbrc/genome/description/analysis1.html)
上の図はDNA配列からRNAポリメラーゼによって合成されたRNA塩基配列において、3つの塩基から1つのアミノ酸がどのように決まっているかを表しています。
下の図は、DNA塩基配列からタンパク質を合成する一連の流れです。
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大学受験に向けた塩基配列の勉強法
「タンパク質の合成」は大学入試では頻出なので、お見せした図はしっかりと覚えておきましょう。
大学の難易度が高くなればなるほど記述問題や応用問題として出題されるので、過去問を解いてどんな問題が出題されているか、確認しておかなければいけません。
上の図の「普遍遺伝暗号表」については、全てを暗記する必要は無く、「こんな図があるんだな」と頭に入れておけばOK。
この図は塩基配列が入試問題で出題するときに、参考資料として出されることがほとんどだからです。
塩基配列は単体で勉強するのではなく、その他の転写や翻訳、スプライシングなど「タンパク質の合成の一連の流れを理解する」ことがポイント。
流れを体系的に学び、深く理解することで記憶に定着しやすくなりますし、応用問題にも対応できるようになります。
開始コドンであるメチオニンAUCや、終始コドンは東大・京大・早慶など難関大学で頻出なので、しっかりと覚えておきましょう。
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塩基配列は計算問題も頻出
「生物は計算よりも暗記」と言われていますし、そう考えている人も多いでしょう。
しかし私の経験上は「暗記も計算も大切」であり、特に塩基配列はレベルが上がるにつれて、計算問題が出題される傾向にあります。
計算問題は日ごろから積極的に取り組んでおかないと、ニガテ意識ができてしまう可能性が高いです。
参考書や赤本で出てきた塩基配列、DNA分野における計算問題は必ず挑戦するようにしましょう。
ペンを使って自分で計算式を書き出して、解説と見比べて修正するというサイクルの繰り返しです。
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塩基配列の学習におすすめの参考書
「大堀先生 高校生物をわかりやすく教えてください!」は、遺伝などを中心に詳しく解説してくれる参考書。
教科書の表記ではわかりにくいという人は、こうした予備校の講師の方が執筆している参考書で、理解を深めると良いでしょう。
いきなり問題に取り組んでも、理解ができていなければ解けませんし、答えや解説の丸暗記になってしまいます。
学校の資料集
塩基配列や遺伝を学ぶ際には、学校で配られるような資料集を活用することがおすすめ。
資料集は図で表記されていることが多く、図やイラストを見て、頭でイメージしながら覚えられるからです。
また日ごろから図を見るようにしておくと、入試の考察問題や実験問題が、解きやすくなります。
大森徹の生物 遺伝問題の解法
理解ができたら「大森徹の生物 遺伝問題の解法」などでアウトプットしてください。
学校で配られる問題集よりも解説が詳しく、とても分かりやすいです。
難関大学からの出展も多いので、実践的な演習ができます。
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