記事と筆者の信頼性
・難関大学に日本史受験で合格した人が記事を執筆
・早稲田大学卒の予備校講師が、さらに分かりやすく編集
・編集者は予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
日本史で高得点を取るためには、「出題される範囲の内容を暗記する」というシンプルな勉強が必要です。
日本史という教科の性質上、暗記さえできれば本当に点数が取れますし、高い偏差値も取れます。
ですから日本史の勉強は「いかに重要なポイントを幅広く、整理しながら覚えられるか」という1点に集約されます。
しかし教科書は情報量が多い分、どうしても読みにくく、暗記もしにくいですよね。
そこで登場するのが「マイノート」であり、自分にとって最高の日本史ノートを作ることが、日本史の偏差値を大きく上げる力になります。
目次
絶対ダメ!悪い日本史ノートの3つの例
3つのNG例
①綺麗にまとめることに集中しすぎる
②書き写すことが目的になってしまう
③情報量が多すぎて、教科書と変わらない
この3つの例のように「日本史を攻略する」という目的を忘れて、ノートを取ることに一生懸命になってしまうことが多いです。
ノートはどんなものでも、必要な内容がしっかりと暗記できれば、それでOKだということを忘れてはいけません。
日本史ノートの3つのポイント
日本史ノートのポイント
①何度も見返せるノートを作る
②反復練習を行える作りにする
③ノートまとめには出来る限り時間をかけない
この3つを十分に理解したうえで、日本史ノートを作っていきましょう。
「ノートの構成」「ノートに書く内容」「ノートを活かした勉強法」の3点を詳しく解説していきます!
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日本史のノートまとめ方①構成
構成のポイントは、「板書」と「重要語句」を整理して書き出すこと。
板書:学校の授業、問題集の解説、資料集の内容等
重要語句:板書で赤文字の語句、教科書の太字、問題集で間違えた語句
板書と重要語句を分けてノートを作るのは、ノートを見返した際、一問一答形式で復習して、知識を定着させるためです。
先ほどもお伝えしましたが、「反復練習ができるノート」でなければ、本当の意味で成績につながらないので、意味がありません。
1つの時代をコンパクトにまとめよう
情報量が多すぎても復習の効率が悪いので、1つの時代で見開き2ページほどでまとめていくのがおすすめ。
教科書のように1つの時代で長く説明があったら読みにくいですし、そもそも教科書を読んでいるのと変わらなくなってしまいます。
要点だけをまとめることで、試験前の復習もしやすく、内容を整理して覚えられます。
江戸時代など1つの時代が長く、用語数が多い場合は2ページに収まらないこともありますが、その場合は少しページ数を増やしても構いません。
例えば3大改革前後で分けるなど、自分なりに工夫をすることも大切です。
「あれもこれも」とならず、重要なポイントを絞ってノートにまとめるという作業そのものに、成績を伸ばす効果があります。
日本史のノートの色分けについて
日本史ノートの構成に関して、最後に「色分け」について解説していきます。
ノートはカラフルで綺麗であれば良いということではなく、シンプルかつ見やすく、そして時間をかけずにまとめていくことが大切。
赤・黄・青など、3色ほどの色がおすすめです。
例えば最も大事な用語(教科書で太字になってるような用語)は、赤ペンを使う。
用語の説明部分で、人物が登場する場合は黄色のペン。
余白に書いてある用語は青ペンを使うなど、3色を使い分けてみましょう。
色が3色しか無い分、シンプルで見やすいはずです。
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日本史ノートのまとめ方②書く内容
ノートは教科書を丸写しするものではなく、教科書の内容をまとめていくもの。
ノートにまとめるうえで最も重要な内容は、太字で記載されているような用語とその説明。
難易度の高い用語なども書きたいとは思いますが、枝葉の知識は後で少しずつ追加していきましょう。
まずは軸となる重要な部分を、ノートで整理しながら覚えていくことが大切です。
補足的な内容は、ノートの余白の部分に書いておいて、サッと確認できるようにすると良いですね。
実際にノートをまとめる手順
まずは「教科書の重要な用語とその説明」と「日本史の流れ」をノートに書き出していきましょう。
教科書を丸写しするのではなく、「この語句は必要だ」「この年号はいらない」などと、自分で取捨選択していく作業がとても大切です。
学校や予備校の授業を受けて、ノートにまとめる際も同じです。
重要なポイントを自分で考える作業をすると、自然と集中して勉強できますし、自分で考える力が磨かれます。
先ほどお伝えしたノートの構成を意識して、反復練習ができるノートを作っていきましょう。
さらに下の2つのポイントを意識してノートをまとめると、より効果的なノートになります。
2つのポイント
①テーマ史はそれぞれ分ける
②地図や家系図を書いていく
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①テーマ史はそれぞれ分ける
教科書などで経済史、外交史、文化史がそれぞれ年表などに書かれていて、まとめてノートに書いてしまう人もいるでしょう。
日本史は情報量が多いので、整理して覚えていかないと混乱してしまいます。
そして入試では「テーマ史」が出題され、これらは時代をまたいで問題が問われます。
「経済史」「外交史」「文化史」などとカテゴリーを分けて覚えていくことで、テーマ史もしっかりと攻略していきましょう。
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②地図や家系図を書いていく
日本史には多くの地図や家系図が登場します。
地図や資料の問題は多く出題されますので、場所を視覚的に覚えていきましょう。
例えば上野地図は、弥生時代の遺跡をまとめたもの。
佐賀県の吉野ケ里遺跡、静岡県の登呂遺跡、そして青森県の垂柳遺跡。
視覚的に覚えることで暗記の負担を減らすことができますし、多角的に覚えられるので記憶にも定着しやすくなります。
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ノートを使った日本史の勉強法とは
反復練習ができる、シンプルで見やすいノートが作れたら、ノートを使って勉強していきましょう。
まずは「ノートの内容を完璧に覚える」ことが、日本史の勉強の第一歩になります。
1周目は全体像をつかんでいき、2周目から本格的に暗記をして、3周目で確認するという手順が良いですね。
4周目以降はニガテな部分を中心に何周も復習して、「完璧に覚えた!」と言えるまで取り組んでください。
人間はとにかく忘れてしまう生き物なので、しつこいくらいに復習をしなければいけません。
下の画像は「エビングハウスの忘却曲線」というもので、いかに人間が忘れやすい生き物かを化学的に表しています。
覚えた内容も次の日には、70%以上を忘れてしまうことになります。
しかし復習をすれば覚えた知識は復活して、さらに復習を繰り返せば長期記憶に定着していきます。
これはもちろん日本史を含めて全ての教科にいえることで、とにかく復習を大切にしていきましょう。
スキマ時間をうまく活用して、1周でも多くノートを復習することがポイントです。
効果的な復習の取り組み方
おすすめの復習法は「白紙にノートの内容を再現する」こと。
例えば「今日はこの時代を復習しよう」と決めて、ノートの内容を白紙に再現していってください。
その中で「ここがうまく暗記できていない」など、自分の弱点が見えてきます。
ニガテな部分はノートに目立つようにチェックをつけて、より集中して復習するようにしましょう。
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結論:ノートをまとめるのはあくまで手段
日本史のノートを作る際に忘れてはいけないのは、「ノートを作るという作業は、成績を伸ばすための手段」であるということ。
ノートを綺麗にまとめるというのはあくまで手段であって、それがゴールではありません。
ノートを作らなくても日本史の流れや用語を、参考書でしっかりと覚えられる人は、ノートをまとめる必要は無いんです。
日本史のノートを作らなくても、東大に合格した人はたくさんいます。
必要がなければノートをまとめるのに費やす時間を、他の勉強にまわした方が良いでしょう。
ノートをまとめる際には「どうすれば1点でも志望校の点数が上がるか」「日本史の偏差値がどうやったら伸びるか」を考え、そのために工夫をしていってください。
誰かに見せるために作るものではないので、成績が伸びさえすればどんなノートでも構いません。
模試や過去問を解いたり、勉強を進めたりしていく中で、ノートの精度を上げていきましょう。
ポイント
・復習できる構成のノートを作っていく
・ノートをまとめることに時間をとりすぎない
・用語をしっかりと覚えられるようにする
・テーマ史は整理をしてまとめていく
・地図や家系図は積極的にノートに書く
・人間は忘れる生き物なので、とにかく復習を大切に
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