※この記事は高卒認定試験に合格後、早稲田大学や慶應義塾大学に合格された方が執筆してくださった内容です。
高卒認定試験とは?
高校卒業者と同等以上の学力がある者として認定される資格。
高校に行っていなかった、高校を中退したなど高校を卒業できなかった人が大学を受けるために最初に必要な資格です。
資格試験なので、落とすための試験ではなく受からせるための試験となります。
しっかり対策を立ててから受験すれば、さほど苦労せずに合格できるでしょう。
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高卒認定試験を受けるまでの手続きなど
①申し込み(願書取得)
まず願書を取得し、申し込みを行います。
高認試験は夏と冬の年2回、開催されていますが、出願が間に合う最短で受験することをオススメします。
高認試験合格のコツは、準備が整ってなくてもとにかく受ける!に尽きると思います。
学力に自信がなかったとしても、受けることで雰囲気がつかめます。
また高認試験はマークシート式で、合格点や難易度が低いので、全く対策を立てていなくても合格できてしまう事があります。
合格すれば次回からその科目は受験の必要がありません。
1教科でも合格できれば、他の教科に集中して勉強できますよ。
②受験科目について
高認試験を受ける前に、自分がどの科目を受ける必要があるのかを調べる必要があります。
高校に全く通っていなかった人は、全ての科目を受ける必要がありますが、中退者の場合、学校の授業の進度によっては単位が取得できている場合があります。
学校に通っていた人は、願書を出す前に自分が通っていた学校に「単位修得証明書」の発行手続きを行います。
(発行手続きの時は、2通依頼し、1通は出願用、1通は自分の確認用とします)
(開封してしまった「単位修得証明書」は無効になるので注意です!)
私の時は免除科目があり(赤点ばかりだったので、なぜ単位取得できていたのか疑問ですが…)、喜んだ記憶があります。
「通っていた期間が短かった」「赤点ばかりだった」という人でも、単位なんで取れてるわけがない、と思い込む前に、学校に電話してみる価値はあると思います。
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高卒認定試験の科目について
6教科あります(正確な科目については文部科学省のホームページで確認してください)。
私が受験した科目は、
①国語
②世界史B
③日本史B
④現代社会
⑤数学(免除
⑥物理・生物・地学
⑦英語
でした。
科目については地歴と理科に関しては選択科目なので、複数あるうちから自分が得意な科目を選択すると良いでしょう。
私は理科がものすごく苦手だったので、少しでも負担を減らそうと、マイナー科目の地学を選択しました。
ニガテ意識が無い分、新たな気持ちで勉強をスタートできたので良かったです。
繰り返しますが、高認試験は一気に合格する必要はありません。
ちょっとずつ合格すればOKな試験なので、自分が手をつけやすいところから手をつけていくのが大事です。
高卒認定試験の難易度
難易度に関しては、基礎的で易しい問題ばかり。
出題範囲は高校で履修する全て、とありますが、実際の出題範囲でいうと「高校1年生で習う範囲」+「高校2年生の範囲が少し」というところ。
後でも触れますが、合格点を目指すための勉強は高校1年生で習う範囲に絞って勉強すればOKです。
高校1年生で習う範囲は、中学校の内容も含まれていますので、基礎学力があれば簡単に感じると思います。
合格点も40%程度と低め。
ただ長く勉強から離れている人は、勉強の習慣がないので難しいと感じるかもしれません。
私は勉強から離れており、そもそも学習机に向かうことが苦痛だったので、最初のうちは勉強の習慣をつけるのが、一番苦労したところでした。
勉強の習慣づけに悩んでいた私は「何もしなくていいから3日間、とりあえず机に向かいなさい。3日やり続ければ習慣になります」という言葉に救われました。
訳も分からず眺めていた参考書も、3日目ぐらいからはだんだん意味がわかるようになってきたので継続は大切だと感じました。
勉強の習慣さえついてしまえば、あとは過去問や教科書を使って勉強していくだけ。
正直なところ手応えがよくわからない状態で試験終了でしたが、夏と冬の2回受験し、無事資格を取得できました。
高卒認定試験の具体的な対策法
高校で習うことすべてを履修しておく必要はありません。
高卒認定試験は、「高校卒業者と同等の学力があることを認定する試験」なので、中学校で習う範囲と、高校1年生で習う範囲あたりが出題範囲。
勉強する範囲は少ないんです。
英語の対策法
英語に関しては長文などの対策ではなく、ひたすら単語を覚えました。
高認試験を受けた時の習熟度は、英単語帳に載っている単語の30%も覚えられていなかったと思います。
それでも過去問を解くと合格点には達したので、本当に単語が大事です。
国語の対策法
対策は現代文に絞りました。
といっても何度か過去問を解いた程度。
古文、漢文はカンで回答しました。
漢字の勉強に力を入れました。
漢字は覚えていれば解ける、得点の稼ぎどころですからね。
高認試験自体はマークシートなので、書きを勉強する必要はないのですが、今後の大学受験のことを考えると書けるようにしておいた方が良いですね。
世界史Bの対策法
人類誕生~大航海時代・イスラムまで勉強しました。
正直なところ、猛勉強したと言う感じではありません。
現代史が出たら捨てる作戦でした。
日本史Bの対策法
古代の日本~明治維新まで
世界史同様、現代史が出たら捨てる作戦です。
世界史、日本史に関しては、Aを選択するかBを選択するかという分かれ目があります。
Aの方が出題範囲が狭いのですが、大学受験のことを考えるとBを選んだ方が良いでしょう。
現代社会の対策法
これは過去問演習で済ましました。
民主政治や国際社会の動向というややこしいところは全て捨て、ある程度常識で回答できる範囲を勉強しました。
現代社会に限らず、世界史や日本史といった社会科目の勉強法ですが、出題範囲が教科書からと限定されているので、過去問を解き、分からなかった単語やキーワードを教科書の索引で調べ、その周辺の章を読み漁る。
という過去問演習からスタートする勉強法が効果的です。
物理の対策法
力の釣り合い/物理現象とエネルギーを中心に勉強。
最低限の点を取ることを目標に、苦手な分野は捨てました。
生物の対策法
遺伝子/生物の多様性を勉強。
これも最低限の点を取ることを目標に、ある程度自分の感覚で取り組みやすい分野だけを勉強しました。
地学の対策法
宇宙の構成/地球の構成を勉強。
地学を選んだのは、最も、一般常識で対応しやすいように思えたからです。
太陽系の名前、地球のプレートの分野、など一般常識で回答できる分野だけ選んで、過去問にて対策しました。
高卒認定試験の概要と対策法まとめ
高認試験のコツは、高校1年生の範囲の勉強に絞ること。
英語と国語に関しては、会話文や長文の対策よりも、単語と漢字をコツコツやることをお勧めします。
基礎をコツコツやることが、その先の大学受験にも活きてきます。
高卒認定試験のための勉強と思わずに、将来の大学受験で志望校に合格するための準備だと考えて勉強していきましょう。
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