タテから見る世界史の特徴とレベル
筆者の斉藤整先生は学研プライムゼミの講師であり、世界史を「つながり」と「流れ」でつかむための参考書。
この本にもそのためのエッセンスがぎっしり詰まっています。
『タテから見る世界史』は2017年に新版としてパワーアップ版 (大学受験プライムゼミブックス)を販売しています。
最新の入試傾向に対応した、地域史・各国史が掲載されています。
世界史を国ごと、地域ごとの歴史の流れで捉えていきましょう。
同筆者による『ヨコから見る世界史』と併用することで、時代ごとに捉えることができ、より理解が深まるためオススメです。
情報が簡潔にまとめられているので、世界史をイチから勉強する受験生には、少し難しいでしょう。
必要最低限の内容を簡潔な文で整理してあるため、人物と歴史事項の関連分かりにくいうえに出来事のイメージがわかず、かえって効率が悪くなりかねません。
ほかの参考書や教科書を読んで、通史を一通り終わらせたあとに手をつけるのが効果的。
国や地域別で出来事のつながりを再把握できる構成になっているため、ある程度世界史の流れを理解してからコンパクトに暗記するのに最適です。
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タテから見る世界史について知っておいてほしいこと
各国史や地域史の流れの要約がされており、対策しにくい地域史のヌケモレを防ぐことができます。
世界史主要国は教科書でも詳細な記述があり対策しやすいですが、東南アジアやバルカン半島、アフリカ、南アメリカ等の地域史は後回しになりがち。
そのため、入試の際も落とし穴になることが多いです。
地域史は煩雑な内容が多く、近くの国や人物と混同してしまうことも少なくありません。
そのような間違いを防ぐには、暗記→実践→見直しの繰り返しが大切です。
この参考書では各講末にチェック問題が付いているため、その都度記憶を確かめることができます。
過去問演習の特典映像もついているため必要に応じて活用しましょう。
字が大きく内容が平易なため、わからない語句の意味は用語集を参照する必要があります。
『ヨコから見る世界史』との相互補完の内容になっており、2冊で1冊だと考えると良いでしょう。
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タテから見る世界史の使い方&勉強法
最初は流れをつかむ
通史が一通り終われば、『タテから見る世界史』の出番です。
何度も繰り返し読むことをおすすめしますが、最初の一巡目は注意点があります。
わからない単語があるからと言ってやたらめったらマークしてしまわないこと。
読み物としても長く使える参考書です。
情報を書き足していくのは良いですが、文字そのものにマークするのはなるべく控えましょう。
次に、一度で全部覚えようと気張らないこと。
最初から完璧を目指しても、情報量の多さに途中で挫折してしまいます。
「一度で覚えられなくても、次で覚えよう」くらいの気持ちでゆったりと構えましょう。最初は頭の中に引っかかりを作れればOK。
同時に今後の暗記の下準備として、どのような地域区分で分けられているのかを把握していくと良いです。
チェック問題も理解度をはかるために積極的に利用していきましょう。
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二巡目以降の使い方
一巡目は時間がかかっても、二巡目以降は少しずつ一冊終わるのが早くなります。
自分の成長を実感しながら次に進んでいきましょう。
『タテ×ヨコから見る世界史問題集 (大学受験Vブックス 演習編)』を利用することもオススメ。
タテから見る世界史に完全対応しており、各国や各地域の身についてない部分を確認できます。
チェック問題だけでは物足りなくなった人、細かい部分まで丁寧にヌケモレをつぶしたい人は利用してはどうでしょうか。
二巡目はまだわからない部分が多いでしょうが、三巡目四巡目と重ねていくにつれて次第に暗記済みの単語が増えていきます。
そうなると熟読するのは苦手な分野のみに絞って、できるだけ時間短縮をはかりましょう。
覚えている部分に時間をかける必要はありません。
効率よく反復勉強をして、余った時間は別の勉強にあてると良いですね。
本格的に暗記する時の使い方
ただ眺めるだけでも十分な情報量ではありますが、各講のチェック問題や入試問題を利用すると良いです。
これだけの量を自分でノートにまとめると、かなりの手間になります。
時間のない受験生にとってはありがたい一冊だと言えます。
一冊を覚えるくらい繰り返し利用しましょう。
覚えにくい語句や苦手とする歴史事項については、細かくつぶしてください。
参考書を印刷して修正テープで苦手部位を消し、それをまた印刷して該当箇所に繰り返し書きこむこともおすすめ。
世界史は書き取りで漢字も問われることがありますのでその対策にもなりますよ。
巻末には参考書の内容を簡潔にまとめた合格暗記カードもついており、試験前の最終チェックにも使えます。
日頃から苦手分野をたくさん書き込んで自分だけのバイブルを作りましょう。
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タテから見る世界史の使い方まとめ
・世界史の「つながり」と「流れ」を学べる参考書
・世界史の基本をマスターしてから取り組もう
・まずは楽しみながら、読み物として読んでいこう
・最終的には1冊を隅々まで覚えるくらい、徹底的に勉強しよう
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