横浜国立大学の生物の傾向と難易度
横浜国立大学の生物の前期試験は、大問3題で構成されており、試験時間は生物を含む理科2科目で150分です。
解答は選択形式及び記述形式です。
以前は大問4題の後半2題のうちどちらかを選択して答える方式でしたが、2016年度・2017年度の入試では、この選択はなくなりました。
また、解答用紙も1枚になり、その両面に記入するようになったことで、入試当日に色々と戸惑うことが減ったと言えます。
各大問1題あたり小問が7~8題程度用意され、問題の難易度はやや易しいものから標準的なものがほとんどです。
どの大問にも、選択肢あるいは図の中から記号で答えさせる問題が含まれています。
大きな割合を占めるのが、語句を書いて答える問題です。
文章を記述させる問題の割合は、年度によってかなり異なります。
20~40字の字数制限が付いた短めの記述問題が1~4題、80~120字の比較的長めの字数制限が付いた記述問題が3~4題、出題されています。
文章記述問題の割合は、半分以下です。
出題範囲は生態・進化・動物生理・代謝・生殖・遺伝などで、計算問題の比重は小さいです。
分子生物学に関する実験結果から考察させるような複雑な問題は、ほとんど見られません。
他の大学では出題頻度の小さい「生物の集団と環境」または「進化・系統」が必ず出題されていることも大きな特徴です。
なお、横浜国立大学理工学部の後期試験は物理・化学での受験しかありません。
募集要項にも記載されているように、数学・物理に秀でた学生を集めようとしています。
ですから、生物で受験する学生は、他大学との併願という点を考えても、生物に絶対的な自信がある受験生であると考えられます。
問題のレベルが標準程度であるにもかかわらず、選択式・短答式の割合が大きいことから、かなり高得点での争いが予想されます。
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横浜国立大学の生物の対策&勉強法
対策&勉強法①選択式・短答問題
どの大問も、まず、その分野に関する教科書程度の説明文が提示されます。
説明文には10カ所前後の空欄が設けられており、これにあてはまる語句を書くようになっています。
また、グラフが示されることもありますが、いずれも教科書や基本的な参考書に掲載されているようなものなので、落ち着いて解答できます。
計算問題が出題されることもありますが、基本的なものばかりです。
出題される説明文は、センター試験の生物基礎・生物の穴埋め問題に傾向がよく似ています。
短期攻略問題集等で幅広い分野を押さえておくことがおすすめです。
また、基礎~標準レベルの説明文なので、教科書も活用できます。
重要な語句を暗記用マーカーで塗っておき、正確に暗記できているかどうか確認することも効果的です。
アウトプットとして、語句の定着度を確認するためには、標準的な一問一答式問題集が良いでしょう。
また、選択肢から選んで答える問題では、最も適切なものを1つ選ばせるのではなく、適切なものを全て選ばせるタイプがよく出題されます。
センター試験のような択一式の問題に取り組むときから、選択肢のどの部分が正しくどの部分が誤りなのか、そのポイントごとに下線を引きながら正誤を記入していく勉強方法が、対策としておすすめです。
計算問題の対策としては、教科書に出てくるような標準的な公式はノートにまとめ、なぜそのような式になるのかまでしっかりと押さえ、計算パターンを確実に身につけるようにしましょう。
横浜国立大学の生物では、個体群や遷移などの「生態」に関する分野や、遺伝子頻度や分子進化などの「進化・分類」の分野の比重が大きい傾向にあります。
この分野は得意分野となるよう、マスターしておく必要があります。
これらは、具体的な生物名が挙げられることが多いので、模試や過去問で出題された生物については、参考書などで写真を確認してください。
頻繁に取り上げられるバイオームについても、それを構成する植物のその名称だけでなく、実際の形態まで写真で調べておきましょう。
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対策&勉強法②長文記述式問題
年度によって、文章を記述させる問題の比重が異なりますが、20~40字の字数制限が付いた短めの記述問題と、80~120字の比較的長めの字数制限が付いた記述問題の両方が複数出題されることには変わりありません。
解答用紙にマス目がきれいに印刷されており、どの小問のマス目も同じ大きさ・同じ字数幅で整然と配列されているため、非常に解答しやすいです。
どの問いにも「句読点も文字数に含む。」とのただし書きが付されています。
使用する問題集は、計算問題や実験考察的な問題を集めた問題集ではなく、基礎的内容から標準的な内容を集めた問題集がおすすめです。
長文記述問題だけを抜き出してコピーした自分だけの問題集を作り、繰り返し読み込むと力がつきます。
また、模範解答を参考にしながら過去問に取り組み、横浜国立大学独特の問われ方に即した答え方を身につけることが重要です。
横浜国立大学の生物では、「○○という語を用いて」というように、用語が指定されている問題や、「○○に着目して説明せよ」と指示される出題が数多く見受けられます。
何について書けばよいのか、的を絞り易い出題だと言えます。
実験結果を考察する問題ではなく、仕組みや理由を説明させる問題がほとんどです。
個体群や遷移などの「生態」に関する分野や、遺伝子頻度や分子進化などの「進化・分類」の分野の比重が大きいです。
この分野の用語は完全にマスターし、正確に説明できるようにしておきましょう。
また、遺伝子工学など、最近の生物学的知見に関する出題も見られます。
複雑な実験は出題されませんが、その仕組みや意義が問われるので、日頃から新聞などでニュースをチェックし、実際に自分の手で書く練習を積みましょう。
その際は、必ずほかの人に読んでもらい、読んでわかる文章になっているかどうか、チェックしてもらうようにして下さい。
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対策&勉強法③本番に即した演習で総仕上げを
横浜国立大学の生物は、問題が標準レベルであり、問題の構成や解答用紙のレイアウトも非常にわかりやすいものになっています。
初見問題はほとんどないと思われるので、かなり高得点の争いになると考えられます。
入試本番で実力が発揮できるよう、過去問演習を行ってください。
その際は、解答用紙も印刷して、本番に即した形式で演習すると非常に効果的です。
必ず時間を計り、もう1科目の理科でも十分な得点が取れるよう、2科目合わせた演習を行うとさらに良いでしょう。
ぜひ、合格を勝ち取ってください。
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