大阪市立大学の生物の傾向と難易度
前期試験、後期試験ともに、大問4問で構成されています。
試験時間は、前期試験は生物を含む理科2科目で120分、後期試験は生物1科目で90分です。
大問の配点はいずれも25点で、それぞれがさらに小さな小問を含む小問5~7題から成っています。
大問は、酵素(細胞とタンパク質)、生体膜(代謝)、動物の発生(生殖・発生)、DNAと遺伝(分子生物・遺伝)、植物ホルモン(植物生理)、個体群と生態系(生態)、など、幅広い分野からまんべんなく出題されています。
1つの大問の中であっても、主たる分野以外の分野の知識・理解を必要とする小問が複数含まれていることが特徴です。
問題の難易度は、「標準からやや難」です。
大問に含まれる各小問は、約半分が短答式、残り半分が長文記述式の問題になっています。
選択肢から記号を選んで答える問題はほとんどなく、短答式であっても徹底して「書かせる」出題になっています。
大阪市立大学の生物の出題の特徴
大きな特徴の1つ目は、1つの大問の中であっても、主たる分野以外の広い分野の知識・理解を必要とする小問が複数含まれていることです。
大問の設問文の冒頭で「○○に関する次の文を読み、問○から問○に答えよ。」と述べられていますが、小問の問いを読むと、分野横断的な知識が要求されている問題もあることがわかります。
大きな特徴の2つ目は、実験内容が説明され、それに基づいた問いに答えさせる問題が毎回出題されることです。
そして、最も大きな特徴は、各大問に設定されている記述式の問題の解答欄にマス目がない、つまり字数制限がないことです。
字数が予想できないため、どこまで書かねばならないのか、頭を悩ます受験生が多くなると思われます。
大阪市立大学の生物の対策&勉強法
対策&勉強法①スピードを意識
120分で生物を含む2科目を解き、生物に60分を割り当てるとすると、大問1問あたり15分で解かなければなりません。
従って、普段からスピードを意識して問題を解く練習をすると良いでしょう。
また、1つの大問の中に、分野横断的な小問が複数含まれているのが大阪市立大学の生物の特徴です。
ですから、たとえ難易度の高そうな設問文であっても、各小問に必ず目を通しすようにしましょう。
中には、小問を読んだだけで答えられる問題も含まれています。
答えられる問題を極力取りこぼさないようにしましょう。
対策&勉強法②記述式は実践的な練習を
大阪市立大学の生物の各大問に含まれる小問には、必ず長文記述式の問題が出題されます。
前述したように、解答欄にはマス目がないだけでなく、罫線も引かれていません。
そのため、慌てていると誤字脱字に気が付きにくいだけでなく、採点者にとって非常に読みにくい答案になってしまいます。
また、消しゴムを使った際に、余計なところまで消してしまい、その結果減点されてしまうというミスが予想されます。
従って、過去問の答案用紙をプリントアウトして、実際にその解答欄に書き込んでみる実戦的な練習が非常に有効です。
さらに、書き終えたら必ず読み直し、うっかり消し込んでしまったところがないか、きちんと確認しましょう。
長文記述式の問題は、「○○のはたらきについて説明せよ。」「○○となる理由を説明せよ。」といった形式で出題されます。
字数制限はありませんが、長ければよいというものでもありません。
長文を書くのに時間を取られると、他の問題に割く時間が減ってしまいます。
長文とは言っても、80~100字程度までになるよう、まとめると良いでしょう。
また、理由を問われている場合には、文末を「~ため。」「~だから。」とすることを忘れないようにしましょう。
対策&勉強法③試験の形式に慣れることが大切
入試本番で実力を発揮するためには、試験の形式に慣れておくことが大きなアドバンテージになります。
過去問を手に入れたらB4程度の大きさにコピーし、本番とほぼ同じ大きさの解答欄に書き込む練習を重ねましょう。
個別入試では問題冊子の分量にも圧倒されがちです。
手間を惜しまず、問題のページも同様に拡大して冊子の形にし、実戦的な練習を行うことで合格を勝ち取ってください。
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