東北大学の物理の傾向と難易度
は前期試験のみ実施され、前期試験の物理は大問3題で構成されており、試験時間は化学および物理の2科目で150分となっています。
解答は全て記述形式です。
特徴の一つは、小問どうしの関連性がある誘導形式の問題になっているという点です。
そのため、小問どうしの関連性に気づき問題を解き進めていくことができれば、最後まで問題を解ききる事が出来ます。
つまり、他大学の問題と比較して、解答の方向性で悩むことは少ないと言えます。
また、もう一つの特徴としては、証明問題や図示させる問題が多いということです。
そのため、例年、問題によっては解答の記述量がやや多くなる傾向があります。
出題範囲は、力学、電磁気および波動、これら全般となっています。
問題の難易度は標準的なものがほとんどです。
しかしながら、標準的な問題であるからこそ物理の思考力を丁寧に問う良質な問題が多く、論理的思考力が要求されることに加え、計算量が多めであるため、速く正確に解く力が求められます。
しかし、毎年ではないものの難易度の高い問題が出題されることがあるため、標準的な問題が解けるだけではだけでは太刀打ちできず、応用力や発想力が問われる問題もあります。
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東北大学の物理の対策&勉強法
対策&勉強法①基本事項を使いこなす
東北大学の物理攻略には、基本事項を理解し、標準的な問題、また応用が利く思考力が必要です。
基本事項の理解とは、全般において物理の概念を理解していること、定理を理解し使いこなせることが求められます。
特に、東北大学では基本事項を問われる問題が少しではあるが出題されることがあるため、基本事項をきっちり理解しておく必要があります。
教科書を利用すれば基本事項の理解はできますが、公式等を丸暗記しようとするのではなく、なぜこうなるのか、なぜこのように論理展開していくのかを理解しながら進めていきましょう。
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対策&勉強法②記述型標準問題の演習
基本事項が正しく身についたら、問題演習を行いましょう。
問題集は、2次標準レベルのものを選ぶとよいです。
意識してほしいのは、数多くの問題演習をこなすということです。
東北大学の傾向として、思考力、計算力を問う問題が多いため、根気強い対策が求められます。
計算量が多い問題や思考力が必要な問題は煩わしいと感じるかもしれませんが、得点を伸ばすためには絶対に必要な過程です。
計算過程を省略して解説を読んで何となくわかった状態になることが一番危険ですので、東北大学を目指す場合は、腰を据えて自分自身の手でたくさん計算量を積んでください。
対策&勉強法③答案作成練習
前述した通り、東北大学の問題はすべて記述問題です。
したがって、答えだけでなく、答えに至るまでの思考プロセスを試験管である大学の先生にわかるように記述する必要があります。
これが出来なければ、いくら正しい答えが導けていたとしても、得点はもらえません。
また、東北大学の物理は文字式による解答がほとんどですので、この答案作成練習が欠かせません。
途中で書きミス等があると後々響いてくるため、丁寧に答案を作成し、その都度確認していくことが重要になります。
自分が理解しやすいように、文字を綺麗に整理することが、下記ミスを無くすことにも繋がります。
対策&勉強法④過去問演習で総仕上げ
ある程度思考力や計算力が身についてきたら、東北大学の物理の問題を実際に解いてみましょう。
小問どうしの関連性を考えて解答することを意識し、出題傾向やクセをつかみましょう。
最低でも直近の5年分は解いておきましょう。
手元にもっと問題があれば10年分は解いてもいいです。
得点がもらえる答案作成の練習という側面も忘れないでください。
何度も解いて思考力や計算力を養うと同時に、文字式の整理の仕方も自分なりに決めておくと本番でも確認が楽になります。
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