熊本県立大学の物理の傾向と難易度
出題傾向
出題される大問は前期日程、後期日程ともに3題が出題されます。
前期日程では、解答時間が食健康学科は理科2科目で120分となっており、その他の学科は60分となっています。
後期日程についてはどの学科も解答時間は60分です。
問題の内容から考えると、十分な解答時間となっています。
出題範囲
出題範囲は物理基礎・物理となっています。
基本的には、全問記述形式の問題です。
答えだけでなく、計算過程も記述する問題も出題されます。
また、出題頻度は高くありませんが、グラフなどの描図問題や論述問題も出題されています。
一つ目の大問は、各分野についての小問集合問題です。
この小問集合に関しては原子分野からも出題されますので、どの分野も満遍なく学習しておく必要があります。
基本的な問題構成ではありますが、物理の本質的な理解を求められることもあります。
残り2題の大問で必出なのは力学です。
残り1題に関しては、波動や熱力学の出題頻度が高く、どちらかというと電磁気の出題頻度は低めです。
ただ、電磁気が出題される年もありますので、優先順位を決めて学習に取り組みましょう。
難易度
問題の難易度は、国公立大学2次試験としては基本的な問題から標準的なレベルの問題構成となっています。
いわゆる難問と呼ばれる問題は基本的にありませんので、基礎・基本の徹底が熊本県立大学の物理を攻略する鍵となります。
熊本県立大学の物理の対策&勉強法
対策&勉強法①物理の本質を理解しよう
熊本県立大学の物理を攻略するためには、基本事項や概念の理解が重要です。
基本的には、教科書の問題を解きながら定義や公式の理解を深めていきましょう。
ただ、基本的な問題と言っても、公式の丸暗記では対応が難しいのも事実です。
問題を解くときには、なぜその公式や定義が使えるのかを考えながら問題を解くようにしましょう。
また、計算過程を記述させる問題も出題されますので、答えを出すことだけにこだわらず、丁寧に計算過程を記述することを心掛けましょう。
もしも教科書だけでは理解が難しい場合には、各大手予備校が出版している参考書を活用しましょう。
教科書の堅苦しい言葉や定義を、かみ砕いて説明してくれているものがオススメです。
理解のスピードがぐっと上がりますので、効率よく学習できます。
熊本県立大学では各分野から出題されますので、どの分野も必ず基本事項の理解は徹底して行いましょう。
対策&勉強法②問題演習で実力を練成しよう
教科書で基礎力を身につけたら、問題演習で実力練成しましょう。
熊本県立大学の物理では、基本的に難問は出題されませんので、基本から標準レベルの問題集を選びましょう。
センター試験レベルの問題集でも構いません。
ただし、どの問題集を使う場合でも計算過程を丁寧に書くことは意識しておきましょう。
答えを出すことしかできなければ、記述形式の問題では得点がもらえないこともあります。
有効数字や単位などの細かい点にも気をつけながら、問題演習を進めていきましょう。
対策&勉強法③過去問演習で総仕上げ
一通り問題演習を終えたら、最後に熊本県立大学の過去問を解いて出題形式に慣れましょう。
出題形式は異なる場合もありますが、問題の難易度はほぼ一定のため、たくさん解くことでどのレベルの問題が出題されるのかもだんだんとつかめるようになってきます。
また、前期日程と後期日程の問題レベルもほぼ同様ですので、どちらも解いておきましょう。
最低でも3年分は前期・後期の過去問を解きましょう。
何も繰り返し解いて傾向をつかみ、熊本県立大学の合格を勝ち取ってください。
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