早稲田大学人間科学部の物理の傾向
レベルは基礎~標準であり、全問マーク式で出題されます。
大問は3問の構成で、そのうち2問は力学、電磁気学からの出題、残り1問は熱か波動からの主題(一年毎に交互)というほぼ毎年決まった形の出題になっています。
マーク式ですが選択肢は最少でも10程度でかなり多くなっています。
設問数に対する時間は60分となっています。
50点満点で、合格者の平均的な回答率は7割程度と言われています。
大問1で力学、大問2で電磁気、大問3で上記の通り熱か波動からの出題となっています。
設問の中で起きる事象・挙動をグラフに示した場合にどのような内容になるかという問いが多く出題されています。
大問1では、近年「振動」と「衝突」の分野が頻出していています。
早稲田大学学人間科学部の物理の対策&勉強法
力学と電磁気学で大問2つを占めるため、まずこの2分野については確実に習得して得点源とすることが肝要です。
全体として高い応用量を問うための問題はほとんどなく、基本的な公式についてその意味を確実に理解しツールとして利用できるかというところを試すための問題が大半です。
教科書の章末に設置された理解度を試す演習問題や、標準レベルの問題集を繰り返し解き、普遍的に利用する公式の類いに馴染んでおくことを心掛けます。
標準的なレベルの設問が大半であるために、「得意分野を延ばす」よりは「苦手分野を潰す」という、広く浅くのスタンスである方が得点に結びつきやすいです。
対策&勉強法①力学
設問から重力、摩擦力など物体に掛かる各種の力を全て洗い出した上で、それを「正確に図示する」というトレーニングを積みましょう。
これが確実に出来れば正しい計算式を立てることができます。
設問の設定条件を正しく読めば、解釈によるブレは発生せず、誰が書いても同じ図になります。
まずは設問の状態について図示するという能力をそのレベルにまで高めて下さい。
対策&勉強法②電磁気
目に見えない事象であるために苦手とする受験生の多い分野ですが、「電場」「磁場」「電荷」「電気量」といった言葉の意味とそれを用いる公式については必ず押さえておく必要があります。
大問の最後の問題のみが極端に難しいというケースが多くあるため、ここには固執せずに「物理全体で7割」程度の獲得を心掛けて下さい。
対策&勉強法③波動
高校物理で学習する、「波の性質」,「弦と気柱の振動」,「ドップラー効果」,「光波の干渉」に大別される大枠の4分野から外れない基礎的な問題が出題されます。
それぞれの分野の典型的な問題を繰り返し演習するトレーニングを積んで下さい。
対策&勉強法④熱力学
次々と状態が変化する中での圧力や温度の値を求める問題がメインです。
理想気体の状態方程式を使うのが通常ですが、気体に加えたエネルギーから内部エネルギーの変化や気体がした仕事を求めるようなケースもあります。
状態方程式とエネルギー収支の側面から問題を解いていきますが、大学受験のレベルでは想定する「変化」は4つのケース「気圧一定(定圧変化)」、「体積一定(定積変化)」、「温度一定(定温変化)」、「エネルギー一定(断熱変化)」に限られるため、それぞれのケースの基礎的な問題に馴れておいて下さい。
早稲田大学学人間科学部の物理の対策&勉強法のまとめ
マーク式の出題であるために、部分点を狙うということができません。
このため、途中計算での僅かなミスも得点ゼロに繋がってしまいます。
特に人間科学部の物理の場合、マークの選択肢が多く最低でも10程度あり、+-の符合の逆になっている解の選択肢などがごく当たり前に設置されているため、落とし穴となります。
計算ミスを防ぐには地道に、「自分がどういう場合にミスをする傾向があるか」というところを知り、対策するしかありません。
冒頭にマイナス符合を伴った括弧を外すときの符合反転処理や、乗数の扱いのミス
(例えば2の3乗は8ですが2×3をやってしまったり、乗数の数値を大きく書きすぎていて23と扱ってしまうなど)など。
ごく単純なところでやりがちな自分の計算の「癖」を見つけ、意識しながら計算することで徐々にミスを減らしていくことができます。
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