記事と筆者の信頼性
・筆者は模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格
・手元に英文熟考を用意して、中身を見ながらレビュー
・大量の参考書、問題集を分析している「参考書マニア」
・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
「英文熟考」という、何ともマジメでお堅い感じのタイトル。
ややマイナーな参考書ではありますが、一部の受験生からはとても評判の良い「知る人ぞ知る」1冊。
英語の講師として有名な竹岡広信氏が手掛けた参考書で、英文を正確に読むトレーニングができるようになっています。
「英文熟考の特徴とレベル」「効果的な勉強方法」の2点を、予備校講師の私が詳しく解説していきます!
これから英文熟考を購入するか迷っている人、既に持っているけれど上手く使いこなせていない人はぜひ読んでください!
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英文熟考に取り組む前に
私は現役の時は全く英語長文が読めず、日東駒専とMARCH全てに落ちてしまった過去があります。
一方で1年間浪人をして、「英語長文の読み方」を徹底的に研究した結果、英語長文でガンガン得点を稼ぎ、MARCHや早稲田大学に合格することができました。
浪人してからわずか1ヶ月で、英語の偏差値が43から70を超えるまでに伸びたんです。
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英語長文の読み方やトレーニング方法を、詳しく解説しています!
英文熟考ってどんな参考書?
英文熟考は単語や文法を勉強しても、「英語長文が読めないんだよなぁ」という受験生にぴったりの参考書です。
「英語長文の前に、まずは1文を読めるようにしていく」のが、英文熟考のテーマになっています。
なんとなく左から右へ、単語を拾いながら長文を読んでいるようでは、いつまでたっても読解力は伸びていきません。
英語長文というのは、英文が1つずつ積み重なってできていますよね?
ですからまずは英文熟考で、1文を読めるようにすることから始めようということです。
下の写真のように、長くて訳しにくい英文を訳す中で、読解力を鍛えていきます。
英文熟考は解説が詳しい
下の写真のように、1つ1つの英文に対する解説がとても詳しいです。
英文解釈の技術シリーズや、英文読解入門基本はここだと同じタイプの参考書ですね。
ポレポレ英文読解や英文読解の透視図、ビジュアル英文解釈は「まとまった英語の文章を、正しい解釈で読む」ための参考書で、1文1文の精読用の参考書ではありません。
英文熟考の上巻と下巻の違い
上巻では文型や接続詞など、文を読むための基本中の基本を学んできます。
ほとんどの受験生は「これくらいはできているだろう」と思って、しっかりと勉強していない部分です。
「文を読む」という事を意識して勉強してこなかった受験生は、上巻の1冊だけで、一気に偏差値が伸びることもあるでしょう。
下巻では倒置や強調など、英文を読むうえでつまづきやすいポイントをピックアップして、読み方を教えてくれます。
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英文熟考のレベル/難易度
英文熟考は1文1文の英文を精読するトレーニングをしていきますので、英文法のルールや基礎的な語彙は一通り勉強しておかなければいけません。
語彙や文法を活用して、英文を読めるようにするための参考書ですからね。
最低でも5文型や重要な英文法、そして基礎単語だけは理解しておかないと、英文熟考の目玉である「精読」の練習ができません。
英文熟考のレベルで言えば共通テスト・日東駒専・産近甲龍~GMARCH・関関同立ほど。
参考書で言えば基礎英文解釈の技術100と同じくらいのレベルです。
英文熟考が上下ともにマスターできて、その後に英語長文をたくさん読んでいけば、難関国公立・早稲田慶應レベルの英語長文とも戦えるようになるでしょう。
大学受験の英文を読めるようにするための土台固めとして、とても効果的な参考書なのでぜひ取り組んでください。
「いつから英文熟考を勉強すれば良いですか?」というご質問を頂きますが、英文を読む力を伸ばすのはそれなりに時間がかかります。
時期は早ければ早い方が良く、高1や高2の人でも早めにスタートしてみてください。
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英文熟考で偏差値を上げる使い方&勉強法
大まかな勉強のフローは、下の図のような形になります。
使い方ステップ①熟考編の英文を訳す
まずは初見で、熟考編の英文を訳していきましょう。
この際に注意するポイントは、2点です。
「すべての文に、構文を振ること」と「和訳は紙に書きだすこと」。
SVOCを中心に、修飾部まで全て構文を振りましょう。
この作業が英文熟考を勉強する上で、一番大切な作業になります。
どんどん構文を振ることに慣れていって、下巻が終わるころには、目で見て構文が分かるようになっているでしょう。
下の図のような形で、英文の構造を理解したうえで訳せるようになると、難しい英文も読めるようになっていきます。
訳した日本語は、必ず紙に書きだしましょう。
和訳は紙に書かないと、どこをミスしてしまったのかが分かりにくくなってしまいます。
ミスしたポイントを明確にして、そこを解説で修正することで、力がついていきます。
本番を意識して「機械が翻訳したような不自然な訳を書かない」という点に気をつけてください。
2つの作業はどちらも、面倒で大変ではありますが、必ず行ってください。
そうでないと英文熟考を勉強しても、ほとんど力はつかないでしょう。
分からなくても最後まで解く
どうしても分からない英文に出会っても、すぐに答えを見てはいけません。
入試本番でも訳せない部分があっても、何とか乗り切る力は求められます。
訳せる部分を先に訳し、分からない部分は後から推測するようにしてください。
この意識を持ってトレーニングをするだけでも、本番での得点力が上がります。
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使い方ステップ②解説を熟読する
解説を熟読して自分がミスした部分を修正し、英文を読むポイントをマスターしていきましょう。
ただ解説を読むだけでなく、「どうすれば初見で訳せたのか」を分析してください。
分からない部分はインターネットで検索して、より理解を深めるようにしましょう。
ForestやEvergreen、ビジョンクエストといった分厚い参考書を隣において、読めない部分をピンポイントで学習することも大切です。
英文熟考には、解説用のCDもついています。
「ここはちょっと分かりにくかったな」という部分については、CDを聴くことでカバーしてください。
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使い方ステップ③ミスした問題の解き直し
ミスした問題には必ずチェックをつけておき、もう一度解いていきましょう。
多くの人が1周か2周解いて満足して、何となく参考書を終えてしまいます。
それでは成績は伸びていきませんから、全ての問題を完璧に理解できるまで何周も復習することが大切です。
その際にも「和訳は紙に書き出す」「ペンを使って構文を書き込む」の2点を意識してください。
解説で学んだことを頭の中で再現しながら、正しく構文が振れ、訳せるまで繰り返します。
すべての英文を自力で訳せるようになったら、次のステップへと進みましょう。
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使い方ステップ④スラスラ読めるように
最後に何も書きこんでいない状態で、すべての英文をスラスラ読めるようにしましょう。
この際に今まで振った構文が、自然と理解できる感覚をつかんでください。
これが「英文が読める」状態です。
英文熟考の全ての文でこれを行うことで、どんどん英文が読めるようになってきます。
音読をするのも良いですが、音読は理解するだけでなく「声に出す」という作業が追加されるので、難易度が大きく上がります。
黙読で完璧に理解してから、必要であれば音読にステップアップしてください。
間違った発音で音読してしまうと、リスニングやスピーキングにも悪影響が出てしまうのでこの点も注意してください。
英文熟考に付属のCDで正しい発音で、音読に取り組んでいきましょう。
音読のやり方や効果をもっと詳しく知りたい人は、下のラインアカウントを追加してください。
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英文熟考が終わったら次は?
英文熟考が終わったら、1文1文が読めるようになっているはずです。
この力を、1文1文が積み重なって出来ている英語長文に活かしていきましょう。
そのためには、たくさん英語長文を解くだけではいけません。
「読んだ長文の全文に、構文を振る」作業を続けてください。
この作業も大変ではありますが、英文熟考で身につけた力が、さらにパワーアップしていきます。
長文を読んで、構文を振るという作業を繰り返していけば、どんどん難しい長文が読めるようになっていきます。
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英文熟考の次におすすめの参考書
1文1文の英文を読めるようにしたら、次は長文へと進んでいきます。
「英語長文ポラリス」「英語長文ハイパートレーニング」「英語長文レベル別問題集」などはすべての英文に構文が書かれているので、徹底的に復習ができます。
自分のレベルよりも1つ下のものから取り組み、徐々にステップアップしていくことが大切です。
全く読めないような難しい長文をどんどん解いても、英文を読む力は伸びていきません。
これらの問題集はCDがついているので、音声を使って音読をすることもできます。
十分に理解したうえで正しい発音で音読をしていけば、英文を読むスピードも上がりますし、英語そのものに慣れていけます。
リスニングやスピーキングにも良い影響があるので、英検やTEAP、IELTSといった4技能試験の対策にもなるでしょう。
さらに精読力そのものをもっと磨きたい場合は、精読用の参考書に取り組みましょう。
英文解釈の技術100は精読用の参考書の中では、最もレベルが高いと言えるほど難しいです。
東大・京大レベルの参考書になりますので、そのレベルの長文を読めるようになりたい、和訳問題を解けるようにしたいという人はチャレンジしてみてください。
英文熟考の使い方と勉強法まとめ
ポイント
・英文熟考は、1文1文の英文を読めるようにする参考書
・自分で構文を振って、訳を書き出すことで初めて力がつく
・英文熟考が終わったら、今度は1文を読む力を、長文へつなげよう
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現役の時に偏差値40ほど、日東駒専に全落ちした私。
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筆者は現役時代、偏差値40ほどで日東駒専を含む12回の受験、全てに不合格。
原因は「英語長文が全く読めなかったこと」で、英語の大部分を失点してしまったから。
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